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公開番号2025080205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023221506
出願日2023-12-27
発明の名称コーティングパール紙及びその製造方法
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/10 20060101AFI20250516BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、コーティングパール紙及びその製造方法を提供する。
【解決手段】前記コーティングパール紙は、パール紙と、コーティング層とを、含む。前記パール紙は、メインレイヤーと、前記メインレイヤーの両側にある2つのサブレイヤーとを、含み、前記メインレイヤーは、第1の樹脂及び複数個の第1の混合無機粒子を含み、前記サブレイヤーのそれぞれは、第2の樹脂及び複数個の第2の混合無機粒子を含む。前記コーティング層を形成するための塗布液は、第3の樹脂、複数個の第3の混合無機粒子及び水を含む。前記第3の樹脂は、アクリレートでグラフト変性されたポリウレタン樹脂である。前記塗布液の総重量を100wt%として、前記第3の樹脂の含有量は、18.5wt%~21.5wt%であり、前記第3の混合無機粒子の含有量は、4wt%~8wt%であり、水の含有量は、71.8wt%~76.8wt%である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パール紙と、コーティング層と、を含むコーティングパール紙であって、
前記パール紙は、メインレイヤー、及び前記メインレイヤーの両側にある2つのサブレイヤーを含み、前記メインレイヤーは、ポリプロピレンを含む第1の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第1の混合無機粒子と、を含み、前記サブレイヤーのそれぞれは、ポリプロピレンを含む第2の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第2の混合無機粒子と、を含み、
前記コーティング層は、塗布液を前記パール紙の1つの前記サブレイヤーに塗布することによって形成されてなり、
前記塗布液は、アクリレートでグラフト変性されたポリウレタン樹脂である第3の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及二酸化チタンを含む複数個の第3の混合無機粒子と、水と、を含み、
前記塗布液の総重量を100wt%として、前記第3の樹脂の含有量は、18.5wt%~21.5wt%であり、前記第3の混合無機粒子の含有量は、4wt%~8wt%であり、水の含有量は、71.8wt%~76.8wt%であることを特徴とする、コーティングパール紙。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第3の樹脂は、成分(a)~成分(c)の総合を100wt%として、(a)アルキル含有(メタ)アクリレート90~95wt%と、(b)水酸基含有(メタ)アクリレート4~9wt%と、(c)カルボキシル基含有ビニルモノマー1~5wt%からなるモノマーを用いてグラフト変性されてなる、請求項1に記載のコーティングパール紙。
【請求項3】
前記第3の混合無機粒子において、前記塗布液の総重量を100wt%として、炭酸カルシウムの含有量は、0.5wt%~7wt%であり、二酸化ケイ素の含有量は、0.5wt%~6wt%であり、二酸化チタンの含有量は、0.5wt%~2wt%である、請求項1に記載のコーティングパール紙。
【請求項4】
前記塗布液は、助剤、触媒、又は共溶媒の中の少なくとも1種である添加剤を更に含み、前記塗布液の総重量を100wt%として、前記添加剤の含有量は、0.5wt%~1wt%である、請求項1に記載のコーティングパール紙。
【請求項5】
前記メインレイヤーの総重量を100wt%として、前記第1の樹脂の含有量は、85wt%~95wt%であり、前記第1の混合無機粒子の含有量は、5wt%~15wt%であり、
前記サブレイヤーの総重量を100wt%として、前記第2の樹脂の含有量は、85wt%~95wt%であり、前記第2の混合無機粒子の含有量は、5wt%~15wt%であり、
前記メインレイヤーにおいて、炭酸カルシウムの含有量又は二酸化ケイ素の含有量は、二酸化チタンの含有量より高く、前記サブレイヤーのそれぞれにおいて、二酸化チタンの含有量は、二酸化ケイ素の含有量より高い、請求項1に記載のコーティングパール紙。
【請求項6】
前記コーティングパール紙の光透過率は20.5%~20.8%であり、前記コーティングパール紙のヘイズ値は、98.1%~98.8%である、請求項1に記載のコーティングパール紙。
【請求項7】
押出機によって共押出しでポリプロピレン、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素、及び二酸化チタンから、メインレイヤー及び前記メインレイヤーの両側にある2つのサブレイヤーを備えるパール紙を形成する、パール紙形成工程と、
前記パール紙の1つの前記サブレイヤーにコーティング層を形成するように、塗布液を前記パール紙に塗布して、コーティングパール紙を形成する、塗布工程と、を含み、
前記メインレイヤーは、ポリプロピレンを含む第1の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第1の混合無機粒子と、を含み、前記サブレイヤーのそれぞれは、ポリプロピレンを含む第2の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第2の混合無機粒子と、を含み、
前記塗布液は、アクリレートでグラフト変性されたポリウレタン樹脂である第3の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及二酸化チタンを含む複数個の第3の混合無機粒子と、水と、を含み、
前記塗布液の総重量を100wt%として、前記第3の樹脂の含有量は、18.5wt%~21.5wt%であり、前記第3の混合無機粒子の含有量は、4wt%~8wt%であり、水の含有量は、71.8wt%~76.8wt%であることを特徴とする、コーティングパール紙の製造方法。
【請求項8】
前記第3の樹脂は、成分(a)~成分(c)の総合を100wt%として、(a)アルキル含有(メタ)アクリレート90~95wt%と、(b)水酸基含有(メタ)アクリレート4~9wt%と、(c)カルボキシル基含有ビニルモノマー1~5wt%からなるモノマーを用いてグラフト変性されてなる、請求項7に記載のコーティングパール紙の製造方法。
【請求項9】
前記第3の混合無機粒子において、前記塗布液の総重量を100wt%として、炭酸カルシウムの含有量は、0.5wt%~7wt%であり、二酸化ケイ素の含有量は、0.5wt%~6wt%であり、二酸化チタンの含有量は、0.5wt%~2wt%である、請求項7に記載のコーティングパール紙の製造方法。
【請求項10】
前記塗布液は、助剤、触媒、又は共溶媒の中の少なくとも1種である添加剤を更に含み、前記塗布液の総重量を100wt%として、前記添加剤の含有量は、0.5wt%~1wt%である、請求項7に記載のコーティングパール紙の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パール紙及びその製造方法に関し、特に、コーティングパール紙及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術において、パール紙にインクを印刷するために、まずパール紙にコーティング層を塗布する。ただし、コーティング層とインクやパール紙との相溶性が悪いため、インクがコーティング層に付着しにくくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術の課題は、従来技術の不足に対し、インクが従来のパール紙のコーティング層に付着しにくいという問題を解決する、コーティングパール紙及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用する一つの技術的手段は、パール紙と、コーティング層と、を含むコーティングパール紙である。前記パール紙は、メインレイヤー、及び前記メインレイヤーの両側にある2つのサブレイヤーを含み、前記メインレイヤーは、ポリプロピレンを含む第1の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第1の混合無機粒子と、を含み、前記サブレイヤーのそれぞれは、ポリプロピレンを含む第2の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第2の混合無機粒子と、を含み、前記コーティング層は、塗布液を前記パール紙の1つの前記サブレイヤーに塗布することによって形成されてなり、前記塗布液は、アクリレートでグラフト変性されたポリウレタン樹脂である第3の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及二酸化チタンを含む複数個の第3の混合無機粒子と、水と、を含み、前記塗布液の総重量を100wt%として、前記第3の樹脂の含有量は、18.5wt%~21.5wt%であり、前記第3の混合無機粒子の含有量は、4wt%~8wt%であり、水の含有量は、71.8wt%~76.8wt%である。
【0005】
好ましくは、前記第3の樹脂は、成分(a)~成分(c)の総合を100wt%として、(a)アルキル含有(メタ)アクリレート90~95wt%と、(b)水酸基含有(メタ)アクリレート4~9wt%と、(c)カルボキシル基含有ビニルモノマー1~5wt%からなるモノマーを用いてグラフト変性されてなる。
【0006】
好ましくは、前記第3の混合無機粒子において、前記塗布液の総重量を100wt%として、炭酸カルシウムの含有量は、0.5wt%~7wt%であり、二酸化ケイ素の含有量は、0.5wt%~6wt%であり、二酸化チタンの含有量は、0.5wt%~2wt%である。
【0007】
好ましくは、前記塗布液は、助剤、触媒、又は共溶媒の中の少なくとも1種である添加剤を更に含み、前記塗布液の総重量を100wt%として、前記添加剤の含有量は、0.5wt%~1wt%である。
【0008】
好ましくは、前記メインレイヤーの総重量を100wt%として、前記第1の樹脂の含有量は、85wt%~95wt%であり、前記第1の混合無機粒子の含有量は、5wt%~15wt%であり、前記サブレイヤーの総重量を100wt%として、前記第2の樹脂の含有量は、85wt%~95wt%であり、前記第2の混合無機粒子の含有量は、5wt%~15wt%であり、前記メインレイヤーにおいて、炭酸カルシウムの含有量又は二酸化ケイ素の含有量は、二酸化チタンの含有量より高く、前記サブレイヤーのそれぞれにおいて、二酸化チタンの含有量は、二酸化ケイ素の含有量より高い。
【0009】
好ましくは、前記コーティングパール紙の光透過率は20.5%~20.8%であり、前記コーティングパール紙のヘイズ値は、98.1%~98.8%である。
【0010】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用するもう一つの技術的手段は、コーティングパール紙の製造方法を提供する。コーティングパール紙の製造方法は、押出機によって共押出しでポリプロピレン、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素、及び二酸化チタンから、メインレイヤー及び前記メインレイヤーの両側にある2つのサブレイヤーを備えるパール紙を形成する、パール紙形成工程と、前記パール紙の1つのサブレイヤーにコーティング層を形成するように、塗布液を前記パール紙に塗布して、コーティングパール紙を形成する、塗布工程と、を含み、前記メインレイヤーは、ポリプロピレンを含む第1の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第1の混合無機粒子と、を含み、前記サブレイヤーのそれぞれは、ポリプロピレンを含む第2の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及び二酸化チタンを含む複数個の第2の混合無機粒子と、を含み、前記塗布液は、アクリレートでグラフト変性されたポリウレタン樹脂である第3の樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素及二酸化チタンを含む複数個の第3の混合無機粒子と、水と、を含み、前記塗布液の総重量を100wt%として、前記第3の樹脂の含有量は、18.5wt%~21.5wt%であり、前記第3の混合無機粒子の含有量は、4wt%~8wt%であり、水の含有量は、71.8wt%~76.8wt%である。
(【0011】以降は省略されています)

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