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公開番号
2025009645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023145018
出願日
2023-09-07
発明の名称
水性断熱塗料
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
主分類
C09D
133/06 20060101AFI20250110BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、水性樹脂、成膜助剤及び断熱剤を含む、水性断熱塗料を提供する。
【解決手段】
水性樹脂は、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、及びエポキシ樹脂からなる群から選択される少なくとも1つである。水性樹脂の最低成膜温度は5℃以上である。成膜助剤は、可塑剤、アルコールエーテル系溶剤、アルコールエステル系溶剤、エチレングリコールモノブチルエーテルとジプロピレングリコールブチルエーテルとの混合溶剤、及び非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つである。断熱剤は、水和シリカである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水性樹脂と、成膜助剤と、水和シリカである断熱剤とを含む、水性断熱塗料であって、
前記水性樹脂は、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、及びエポキシ樹脂からなる群から選択される少なくとも1つであり、前記水性樹脂の最低成膜温度は5℃以上であり、
前記成膜助剤は、可塑剤、アルコールエーテル系溶剤、アルコールエステル系溶剤、エチレングリコールモノブチルエーテルとジプロピレングリコールブチルエーテルとの混合溶剤、及び非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする、水性断熱塗料。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記水性樹脂は、水性樹脂組成物が乳化重合で形成され、
前記水性樹脂組成物は、水、混合モノマー、及び乳化剤を含み、
前記混合モノマーは、アクリレートモノマーである第1のモノマー、アルキル基含有メタクリレートモノマーである第2のモノマー、スチレン含有モノマーである第3のモノマー、及びカルボキシル基含有モノマーである第4のモノマーを含む、請求項1に記載の水性断熱塗料。
【請求項3】
水:前記第1のモノマー:前記第2のモノマー:前記第3のモノマー:前記第4のモノマー:前記乳化剤(重量比)は、110~150:20~50:5~30:15~40:10~35:1~5である、請求項2に記載の水性断熱塗料。
【請求項4】
水:前記第1のモノマー:前記第2のモノマー:前記第3のモノマー:前記第4のモノマー:前記乳化剤(重量比)は、120~140:30~45:8~25:20~35:15~30:2~5である、請求項3に記載の水性断熱塗料。
【請求項5】
前記水性樹脂の前記最低成膜温度は25℃以上である、請求項4に記載の水性断熱塗料。
【請求項6】
前記水性樹脂の前記最低成膜温度は25℃~45℃である、請求項5に記載の水性断熱塗料。
【請求項7】
前記成膜助剤の沸点は200℃~400℃であり、前記成膜助剤は以下の揮発速度(1)もしくは揮発速度(2)を有し、
(1)酢酸ブチルの揮発速度を100として、前記成膜助剤の相対揮発速度は0.005~5であり、
(2)前記成膜助剤の100℃での揮発速度は0.1~1.0g/1000cm
2
/hである、請求項1に記載の水性断熱塗料。
【請求項8】
前記水和シリカは、ゾルゲル法で製造されたアニオン性粒子であり、前記アニオン性粒子の比表面積は、30.1m
2
/g~100m
2
/gである、請求項1に記載の水性断熱塗料。
【請求項9】
前記水性断熱塗料は無機粉末を更に含み、
前記無機粉末は、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化アルミニウム、二酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、タルク粉末、カオリン、白雲母、発泡パーライト、及び他の無機染料からなる群から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の水性断熱塗料。
【請求項10】
前記水性断熱塗料の総重量を100wt%として、前記水性樹脂の含有量は55wt%~85wt%であり、前記成膜助剤の含有量は2wt%~20wt%であり、前記断熱剤の含有量は1wt%~10wt%である、請求項1~9のいずれか一項に記載の水性断熱塗料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料に関し、特に、水性断熱塗料に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の技術では、従来のカラー鋼板や自動車の塗装に使用される塗料はほとんど溶剤系塗料であり、これらの塗料は高温で焼き付け乾燥される。しかし、高温での焼き付け過程において、溶剤系塗料はしばしば溶剤が過剰に揮発して環境汚染の問題を引き起こすことがある。
【0003】
従来の技術では、カラー鋼板や自動車の塗装において、溶剤が過度に揮発する問題を改善するために、水性塗料が使用されることもある。しかし、従来の水性塗料は高温成膜(例えば、250℃)の際に早く成膜してしまい。その結果、塗膜表面にピンポール、泡立ち、クラック、密着不良などの問題が発生することが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来のカラー鋼工場の設備に合わせるために、改良された水性断熱塗料を提供することを目的とする。当該改良された水性断熱塗料は、既存の製造工程及び条件を変更せずに、従来の溶剤系塗料の代わりとして用いられ、溶剤が過度に揮発する問題を効果的に改善する。さらに、本発明に係る水性断熱塗料は優れた断熱効果を持っているため、エネルギーの節約と炭素削減の効果を実現できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用する一つの技術的手段は、水性樹脂と、成膜助剤と、水和シリカである断熱剤とを含む、水性断熱塗料を提供する。前記水性樹脂は、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、及びエポキシ樹脂からなる群から選択される少なくとも1つであると共に、前記水性樹脂の最低成膜温度は5℃以上である。前記成膜助剤は、可塑剤、アルコールエーテル系溶剤、アルコールエステル系溶剤、エチレングリコールモノブチルエーテルとジプロピレングリコールブチルエーテルとの混合溶剤、及び非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つである。
【0006】
好ましくは、前記水性樹脂は、水性樹脂組成物が乳化重合で形成され、前記水性樹脂組成物は、水、混合モノマー、及び乳化剤を含み、前記混合モノマーは、アクリレートモノマーである第1のモノマー、アルキル基含有メタクリレートモノマーである第2のモノマー、スチレン含有モノマーである第3のモノマー、及びカルボキシル基含有モノマーである第4のモノマーを含む。
【0007】
好ましくは、水:前記第1のモノマー:前記第2のモノマー:前記第3のモノマー:前記第4のモノマー:前記乳化剤(重量比)は、110~150:20~50:5~30:15~40:10~35:1~5である。
【0008】
好ましくは、水:前記第1のモノマー:前記第2のモノマー:前記第3のモノマー:前記第4のモノマー:前記乳化剤(重量比)は、120~140:30~45:8~25:20~35:15~30:2~5である。
【0009】
好ましくは、前記水性樹脂の前記最低成膜温度は25℃以上である。
【0010】
好ましくは、前記水性樹脂の前記最低成膜温度は25℃~45℃である。
(【0011】以降は省略されています)
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