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公開番号
2025019974
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023162422
出願日
2023-09-26
発明の名称
複合透明板及びその製造方法
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
主分類
B29C
48/21 20190101AFI20250131BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】本発明は、複合透明板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
前記複合透明板の製造方法は、供給工程及び成形工程を含む。前記供給工程において、第1の樹脂、第2の樹脂、及び第3の樹脂をそれぞれ、第1の押出機、第2の押出機、及び第3の押出機に投入して、対応する第1層、第2層、及び第3層を含む複合透明フィルムを形成する。前記第1の樹脂は、Tairilin 3824、Tairilin 3842、Tairilin 390A、Tairilin P115、Tairilin 663G及びSKYGREEN(登録商標) S2008からなる群から選択される。前記成形工程において、前記複合透明フィルムを第1の成形ホイール、第2の成形ホイール、第3の成形ホイールに順次通過させて複合透明板を成形する。前記複合透明板は、0.75%~4%のヘイズ値及び86%~91.5%の光透過率を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の樹脂、第2の樹脂、及び第3の樹脂をそれぞれ、第1の押出機、第2の押出機、及び第3の押出機に投入して、対応する第1層、第2層、及び第3層を含む複合透明フィルムを形成する、供給工程と、
前記複合透明フィルムを第1の成形ホイール、第2の成形ホイール、第3の成形ホイールに順次通過させて複合透明板を成形する、成形工程と、を含み、
前記第1の樹脂は、Tairilin 3824、Tairilin 3842、Tairilin 390A、Tairilin P115、Tairilin 663G及びSKYGREEN(登録商標) S2008からなる群から選択され、
前記第2の樹脂は、Tairilin 3760及びTairilin 3842からなる群から選択され、
前記第3の樹脂は、Tairilin 3760、Tairilin 3842、Tairilin 380R及びTairilin 384Rからなる群から選択され、
前記第1の成形ホイールの温度と前記第2の成形ホイールの温度との差の絶対値は5℃以下であり、前記第3の成形ホイールの温度と前記第1の成形ホイールの温度又は前記第2の成形ホイールの温度との比(第3の成形ホイールの温度/第1の成形ホイール、もしくは第3の成形ホイールの温度/第2の成形ホイール)は1.8~3.5であり、
前記複合透明板は、0.75%~4%のヘイズ値及び86%~91.5%の光透過率を有することを特徴とする、複合透明板の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1の樹脂の固有粘度は、0.63dl/g~1.1dl/gであり、前記第2の樹脂の固有粘度は、0.76dl/g~1.1dl/gであり、前記第3樹脂の固有粘度は、0.76dl/g~1.1dl/gである、請求項1に記載の複合透明板の製造方法。
【請求項3】
前記第1の成形ホイールの温度は18℃~25℃であり、前記第2の成形ホイールの温度は18℃~25℃であり、前記第3の成形ホイールの温度は35℃~58℃である、請求項1に記載の複合透明板の製造方法。
【請求項4】
前記複合透明板における前記第1層、前記第2層、及び前記第3層は、第3層/第2層/第1層/第2層/第3層、第3層/第2層/第1層/第2層、第3層/第2層/第1層/第3層、又は第3層/第2層/第1層となるように配列される、請求項1に記載の複合透明板の製造方法。
【請求項5】
前記複合透明板の厚みを100%として、前記第1層の厚みは40%~70%を占め、前記第2層の厚みは15%~40%を占め、前記第3層の厚みは10%~20%を占める、請求項1に記載の複合透明板の製造方法。
【請求項6】
前記第1の樹脂の融点は246℃未満であるか、もしくは融点がなく、
前記第2の樹脂の融点は246℃~255℃であり、
前記第3の樹脂の融点は246℃~255℃であり、請求項1に記載の複合透明板の製造方法。
【請求項7】
前記複合透明板の厚みは、0.5mm~8mmである、請求項1に記載の複合透明板の製造方法。
【請求項8】
第1の樹脂で形成された第1層と、第2の樹脂で形成された第2層と、第3の樹脂で形成された第3層と、を含む複合透明板であって、
前記第1の樹脂は、Tairilin 3824、Tairilin 3842、Tairilin 390A、Tairilin P115、Tairilin 663G及びSKYGREEN(登録商標) S2008からなる群から選択され、
前記第2の樹脂は、Tairilin 3760及びTairilin 3842からなる群から選択され、
前記第3の樹脂は、Tairilin 3760、Tairilin 3842、Tairilin 380R及びTairilin 384Rからなる群から選択され、
前記複合透明板は、0.75%~4%のヘイズ値及び86%~91.5%の光透過率を有することを特徴とする、複合透明板。
【請求項9】
前記第1の樹脂の固有粘度は、0.63dl/g~1.1dl/gであり、前記第2の樹脂の固有粘度は、0.76dl/g~1.1dl/gであり、前記第3樹脂の固有粘度は、0.76dl/g~1.1dl/gである、請求項8に記載の複合透明板。
【請求項10】
前記複合透明板における前記第1層、前記第2層、及び前記第3層は、第3層/第2層/第1層/第2層/第3層、第3層/第2層/第1層/第2層、第3層/第2層/第1層/第3層、又は第3層/第2層/第1層となるように配列される、請求項8に記載の複合透明板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合透明板及びその製造方法に関し、特に、PET複合透明板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のPET透明板が単一の原料で形成されることは多いことから、透明板の異なる層に対して最適化処理を行うことができない。また、従来の透明板を成形する際に、結晶白化を起こしやすくなるという問題を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術の課題は、従来技術の不足に対し、成形する際に結晶白化を起こしやすくなる問題を改善する複合透明板及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用する一つの技術的手段は、複合透明板の製造方法を提供する。複合透明板の製造方法は、第1の樹脂、第2の樹脂、及び第3の樹脂をそれぞれ、第1の押出機、第2の押出機、及び第3の押出機に投入して、対応する第1層、第2層、及び第3層を含む複合透明フィルムを形成する、供給工程と、前記複合透明フィルムを第1の成形ホイール、第2の成形ホイール、第3の成形ホイールに順次通過させて複合透明板を成形する、成形工程と、を含み、前記第1の樹脂は、Tairilin 3824、Tairilin 3842、Tairilin 390A、Tairilin P115、Tairilin 663G及びSKYGREEN(登録商標) S2008からなる群から選択され、前記第2の樹脂は、Tairilin 3760及びTairilin 3842からなる群から選択され、前記第3の樹脂は、Tairilin 3760、Tairilin 3842、Tairilin 380R及びTairilin 384Rからなる群から選択され、前記第1の成形ホイールの温度と前記第2の成形ホイールの温度との差の絶対値は5℃以下であり、前記第3の成形ホイールの温度と前記第1の成形ホイールの温度又は前記第2の成形ホイールの温度との比(第3の成形ホイールの温度/第1の成形ホイール、もしくは第3の成形ホイールの温度/第2の成形ホイール)は1.8~3.5であり、前記複合透明板は、0.75%~4%のヘイズ値及び86%~91.5%の光透過率を有する。
【0005】
好ましくは、前記第1の樹脂の固有粘度は、0.63dl/g~1.1dl/gであり、前記第2の樹脂の固有粘度は、0.76dl/g~1.1dl/gであり、前記第3樹脂の固有粘度は、0.76dl/g~1.1dl/gである。
【0006】
好ましくは、前記第1の成形ホイールの温度は18℃~25℃であり、前記第2の成形ホイールの温度は18℃~25℃であり、前記第3の成形ホイールの温度は35℃~58℃である。
【0007】
好ましくは、前記複合透明板における前記第1層、前記第2層、及び前記第3層は、第3層/第2層/第1層/第2層/第3層、第3層/第2層/第1層/第2層、第3層/第2層/第1層/第3層、又は第3層/第2層/第1層となるように配列される。
【0008】
好ましくは、前記複合透明板の厚みを100%として、前記第1層の厚みは40%~70%を占め、前記第2層の厚みは15%~40%を占め、前記第3層の厚みは10%~20%を占める。
【0009】
好ましくは、前記複合透明板の厚みは、0.5mm~8mmである。
【0010】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用するもう一つの技術的手段は、複合透明板を提供する。前記複合透明板は、第1の樹脂で形成された第1層と、第2の樹脂で形成された第2層と、第3の樹脂で形成された第3層と、を含み、前記第1の樹脂は、Tairilin 3824、Tairilin 3842、Tairilin 390A、Tairilin P115、Tairilin 663G及びSKYGREEN(登録商標) S2008からなる群から選択され、前記第2の樹脂は、Tairilin 3760及びTairilin 3842からなる群から選択され、前記第3の樹脂は、Tairilin 3760、Tairilin 3842、Tairilin 380R及びTairilin 384Rからなる群から選択され、前記複合透明板は、0.75%~4%のヘイズ値及び86%~91.5%の光透過率を有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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