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公開番号
2025096109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024067618
出願日
2024-04-18
発明の名称
耐摩耗性ポリエステル材料の製造方法
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
主分類
C08J
3/215 20060101AFI20250619BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐摩耗性ポリエステル材料の製造方法を提供する。
【解決手段】連続的な工程であるポリエステル材料の製造方法であって、再生離型フィルムを粉砕、圧縮、及び乾燥し、次いで前記再生離型フィルムを溶融、押出及び脱気することと、濾過後、液体増粘システムを使用して増粘することと、溶融・混練し、核剤、潤滑剤及び酸化防止剤を含む改質剤で改質して押出し、細粒化、脱水してポリエステル材料を製造することと、を含む、方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
連続的な工程であるポリエステル材料の製造方法であって、
再生離型フィルムを粉砕、圧縮、及び乾燥し、次いで前記再生離型フィルムを溶融、押出及び脱気することと、
濾過後、液体増粘システムを使用して増粘することと、
溶融・混練し、核剤、潤滑剤及び酸化防止剤を含む改質剤で改質して押出し、細粒化、脱水してポリエステル材料を製造することと、
を含む、方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記ポリエステル材料の摩耗損失量は、300mg未満である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項3】
前記再生離型フィルムを粉砕、圧縮し、乾燥する前に、フィルム表面セラミックスラリー除去技術を使用して、前記再生剥離フィルムの表面コーティングを除去することをさらに含む、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項4】
前記液体増粘システムは、固有粘度(IV)を0.5dl/g~0.62dl/gの粘度範囲から0.7dl/g~0.92dl/gの粘度範囲まで増加させるために使用される、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項5】
前記再生離型フィルムの粉砕、圧縮、乾燥温度は、100℃~160℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項6】
溶融、押出、脱気の温度は、240℃~280℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項7】
溶融・混練温度は、230℃~275℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項8】
改質及び押出の温度は、230℃~280℃である.
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項9】
前記核剤は、有機核剤、無機核剤、又はそれらの混合物を含む、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項10】
前記有機核剤は、有機ナトリウム塩を含み、前記有機ナトリウム塩は、安息香酸ナトリウム、モンタン酸ナトリウム又はエチレン-メタクリル酸コポリマー(EMAA)を含む、
請求項9に記載のポリエステル材料の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル材料の製造方法に関し、特に、耐摩耗性ポリエステル材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
今後の市場は、循環経済、プラスチックのリサイクル・再利用の流れが徐々に進んでいくと考えられ、このような市場動向のもとでは、単一素材製品や再生材料の導入が今後の発展の重要な目標となっている。リサイクル材料の導入は、機械的特性や加工性に影響を与えず、環境に優しいリサイクル材料を導入することで、世界的な炭素削減と省エネルギーの目標の達成に貢献する。単一素材製品とは、製品に使用される材料が単一であるものを意味する。製品の耐用年数に達した場合は、直接回収して再製造することができるため、異種材料の混合によるリサイクル性の低下を回避することができる。
【0003】
単一素材製品を実現するには、POM、ナイロン、その他のファスナーや周辺付属品を、PETポリエステル素材に置き換える必要がある。しかしながら、未変性PET材料は結晶化速度が遅く、耐熱性が不十分であり、摩擦係数が大きいため、POMやナイロンなどの射出代替品としてそのまま使用することは困難である。
【0004】
耐摩耗性ポリエステル材料の製造方法の既存の技術分野では、主に、非効率で高エネルギー消費の分割工程が採用されている。より具体的には、例えば、工程1、工程2、工程3を細分化して行うことができる。工程1では、再生離型フィルムを粉砕し、粉砕したフィルムを圧縮して乾燥させた後、溶融、押出、脱気する。濾過、細粒化、脱水の後、低粘度のPET再生粒子を得ることができる。その後、工程2を実行する。工程2では、低粘度PET再生粒子を固相重合し、膨張剤と混合して中粘度及び高粘度PET再生粒子を形成する。最後に、工程3を実行する。工程3では、中高粘度PET再生粒子を溶融、混練、押出成形し、改質剤を用いて改質し、細粒化、脱水して高強度の難燃ポリエステル素材を得る。
【0005】
以上のことから、プラスチックの削減と省エネルギーという地球環境保護の潮流に対応し、生産効率の向上とエネルギー消費量の削減を図るための耐衝撃性ポリエステル組成物の製造方法を開発することは、現在求められている重要な研究課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高効率かつ低エネルギー消費の連続的な工程を主に採用するポリエステル材料の製造方法を提供する。それは、結晶性が高く耐摩耗性に優れたポリエステル材料を生成し、PET材料の結晶化速度の遅さや耐熱性不足の問題を改善し、PET材料表面の摩擦係数を低減して耐摩耗性を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、連続的な工程であり、以下の工程を含む、ポリエステル材料の製造方法を提供する。再生離型フィルムを粉砕、圧縮、及び乾燥し、次いで溶融、押出及び脱気する。濾過後、液体増粘システムを使用して増粘する。その後、溶融・混練し、改質剤で改質して押出し、細粒化、脱水してポリエステル材料を製造する。ここで、改質剤は、核剤、潤滑剤、及び酸化防止剤を含む。
【0008】
本発明の一実施形態において、ポリエステル素材の摩耗量は、300mg未満である。
【0009】
本発明の一実施形態において、製造方法は、再生剥離フィルムを粉砕、圧縮、乾燥する前に、フィルム表面セラミックスラリー除去技術を使用して再生剥離フィルムの表面コーティングを除去することをさらに含む。
【0010】
本発明の一実施形態において、液体増粘システムは、固有粘度(IV)を0.5dl/g~0.62dl/gの粘度範囲から0.7dl/g~0.92dl/gの粘度範囲まで増加させるために使用される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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