特許ウォッチ

公開番号2025162941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024095667
出願日2024-06-13
発明の名称樹脂組成物
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人
主分類C08L 63/00 20060101AFI20251021BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【目的】充填剤の懸濁性を高めると同時に、製造された基板の性能を維持することのできる樹脂組成物を提供する。
【解決手段】樹脂組成物は、樹脂、充填剤、およびポリシロキサン化合物を含む。樹脂は、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、硬化剤、またはその組み合わせを含む。ポリシロキサン化合物の当量数は、1000g/mol以上である。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、硬化剤、またはその組み合わせを含む樹脂と、
充填剤と、
当量数が１０００ｇ／ｍｏｌ以上であるポリシロキサン化合物と、
を含む樹脂組成物。
続きを表示（約 710 文字）【請求項２】
前記ポリシロキサン化合物が、水素結合を有する請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項３】
前記ポリシロキサン化合物が、アミノ基またはカルボキシル基を有する請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項４】
前記ポリシロキサン化合物が、構造式（１）を含み、
JPEG
2025162941000004.jpg
31
110
Ｒが、ＣＨ
３
であり、ｍが、１～１５であり、ｎが、１～１５である請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項５】
前記ポリシロキサン化合物の当量数が、５０００ｇ／ｍｏｌ以下である請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項６】
前記ポリシロキサン化合物の前記樹脂組成物中の重量比が、０．１ｗｔ％～１０ｗｔ％の間である請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項７】
前記充填剤の前記樹脂組成物中の重量比が、７５ｗｔ％以上である請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項８】
前記充填剤の前記樹脂組成物中の重量比が、６０ｗｔ％～８０ｗｔ％の間である請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項９】
前記充填剤が。エポキシ基またはアミノ基を有する請求項１に記載の樹脂組成物。
【請求項１０】
前記エポキシ樹脂の前記樹脂中の重量比が、１ｗｔ％～１０ｗｔ％であり、前記ビスマレイミド樹脂の前記樹脂中の重量比が、１０ｗｔ％～２０ｗｔ％であり、前記硬化剤の前記樹脂中の重量比が、３ｗｔ％～１０ｗｔ％である請求項１に記載の樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、樹脂組成物に関するものである.
続きを表示（約 930 文字）【背景技術】
【０００２】
現在の樹脂組成物には、通常、充填剤が添加される。しかしながら、充填剤は、沈殿しやすいため、樹脂組成物には、輸送、保存、または加工が難しいなどの問題があり、生産効率と収率に影響を与える。したがって、いかにして製造された基板の性能を維持し、同時に樹脂組成物の充填剤の懸濁性を高めるかが、技術開発の重要な課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
いかにして製造された基板の性能を維持し、同時に樹脂組成物の充填剤の懸濁性を高めるかが、技術開発の重要な課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は、充填剤の懸濁性を向上させると同時に、製造された基板の性能を維持することのできる樹脂組成物を提供する。
【０００５】
本発明の樹脂組成物は、樹脂、充填剤、およびポリシロキサン化合物を含む。樹脂は、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、硬化剤、またはその組み合わせを含む。ポリシロキサン（polysiloxane）化合物の当量数は、１０００グラム／モル以上である。
【０００６】
本発明の１つの実施形態において、上述したポリシロキサン化合物は、水素結合を有する。
【０００７】
本発明の１つの実施形態において、上述したポリシロキサン化合物は、アミノ基またはカルボキシル基を有する。
【０００８】
本発明の１つの実施形態において、上述したポリシロキサン化合物は、構造式（１）を含む。
【０００９】
JPEG
2025162941000001.jpg
31
110
ここで、Ｒは、例えば、ＣＨ
３
であり、ｍは、１～１５であり、ｎは、１～１５である。ここで、ｍとｎの値は、分子量に影響を与え、さらに当量数に影響を与える。
【００１０】
本発明の１つの実施形態において、上述したポリシロキサン化合物の当量数は、５０００グラム／モル以下である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許