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公開番号2025162939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024093630
出願日2024-06-10
発明の名称アルミプラスチックフィルム及びその製造方法
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 15/095 20060101AFI20251021BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、アルミプラスチックフィルム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】前記アルミプラスチックフィルムの製造方法は、第1の表面及び第2の表面を有するアルミニウム箔金属膜を提供する準備工程と、ポリウレタン接着剤を前記アルミニウム箔金属膜の前記第1の表面に塗布する、ポリウレタン接着剤の塗布工程と、前記ポリウレタン接着剤を介して外層高分子膜を前記第1の表面に貼り合わせる、外層高分子膜の貼り合わせる工程と、ポリオレフィン接着剤を前記アルミニウム箔金属膜の前記第2の表面に塗布する、ポリオレフィン接着剤の塗布工程と、前記ポリオレフィン接着剤を介して、内層高分子膜を前記第2の表面に貼り合わせることによって、アルミプラスチックフィルムを形成する、内層高分子膜の貼り合わせる工程と、を含む。前記内層高分子膜の厚みと前記外層高分子膜の厚みとの比の値は、1.6~5.5である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の表面及び第2の表面を有するアルミニウム箔金属膜を提供する準備工程と、
ポリウレタン接着剤を前記アルミニウム箔金属膜の前記第1の表面に塗布する、ポリウレタン接着剤の塗布工程と、
前記ポリウレタン接着剤を介して、ナイロン高分子膜、ポリエステル高分子膜、及びナイロン/ポリエステル高分子多層膜のうちの少なくとも1つである外層高分子膜を前記第1の表面に貼り合わせる、外層高分子膜の貼り合わせる工程と、
ポリオレフィン接着剤を前記アルミニウム箔金属膜の前記第2の表面に塗布する、ポリオレフィン接着剤の塗布工程と、
前記ポリオレフィン接着剤を介して、ポリオレフィン高分子フィルムである内層高分子膜を前記第2の表面に貼り合わせることによって、アルミプラスチックフィルムを形成する、内層高分子膜の貼り合わせる工程と、を含み、
前記内層高分子膜の厚みと前記外層高分子膜の厚みとの比の値(前記内層高分子膜の厚み/前記外層高分子膜の厚み)は、1.6~5.5であることを特徴とする、アルミプラスチックフィルムの製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記外層高分子膜の貼り合わせる工程を行う前に、前記外層高分子膜を140℃~180℃の温度で10秒間~30秒間予熱する、予熱工程を更に含み、前記外層高分子膜の厚みは20μm~25μmである、請求項1に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項3】
前記予熱工程を行った後に、前記外層高分子膜の縦方向の収縮率は1%以下であり、前記外層高分子膜の横方向の収縮率は1%以下である、請求項2に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項4】
前記外層高分子膜の厚みは10μm~20μmである、請求項1に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項5】
前記外層高分子膜が貼り合わせられた前記アルミニウム箔金属膜を、45℃~65℃の環境で84時間~108時間静置する、ポリウレタン接着剤の熟成工程を、前記外層高分子膜の貼り合わせる工程を行った後に更に含む、請求項1に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項6】
前記ポリウレタン接着剤の熟成工程を、第1のポリウレタン接着剤の静置段階と、第2のポリウレタン接着剤の静置段階と、第3のポリウレタン接着剤の静置段階とに分け、前記第3のポリウレタン接着剤の静置段階での静置時間は、前記第1のポリウレタン接着剤の静置段階での静置時間及び前記第2のポリウレタン接着剤の静置段階での静置時間より長く、前記第3のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度は、前記第2のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度より高く、前記第2のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度は、前記第1のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度より高い、請求項5に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項7】
前記内層高分子膜が貼り合わせられた前記アルミニウム箔金属膜を、40℃~55℃の環境で84時間~108時間静置する、ポリオレフィン接着剤の熟成工程を、前記内層高分子膜の貼り合わせる工程を行った後に更に含む、請求項1に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項8】
前記ポリオレフィン接着剤の熟成工程を、第1のポリオレフィン接着剤の静置段階と、第2のポリオレフィン接着剤の静置段階に分け、前記第2のポリオレフィン接着剤の静置段階での静置温度は、前記第1のポリオレフィン接着剤の静置段階での静置温度より高く、前記第2のポリオレフィン接着剤の静置段階での静置時間は、前記第1のポリオレフィン接着剤の静置段階での静置時間と同等以上である、請求項7に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項9】
5mmの打ち抜き深さで打ち抜いた後に、前記アルミプラスチックフィルムの外観は、顕著な反り又は穴開きを有しない、請求項1に記載のアルミプラスチックフィルムの製造方法。
【請求項10】
請求項1に記載されたアルミプラスチックフィルムの製造方法で製造されてなることを特徴とする、アルミプラスチックフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミプラスチックフィルム及びその製造方法に関し、特に、高い打ち抜き深さに応用するアルミプラスチックフィルム及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来のアルミプラスチックフィルムは、高い打ち抜き深さで打ち抜いた後に、顕著な反り又は穴開きが発生しやすい問題を有する。更に説明すると、従来のアルミプラスチックフィルムを高い打ち抜き深さを有する電池製品に応用する際に、従来のアルミプラスチックフィルムにある穴開きは、電池液の漏れに繋がり、反りを有する従来のアルミプラスチックフィルムは、電池製品の生産効率に厳重に影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術の課題は、従来技術の不足に対し、従来のアルミプラスチックフィルムを高い打ち抜き深さを有する電池製品に応用する際に、顕著な反り又は穴開きが発生しやすい問題を改良する、アルミプラスチックフィルム及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用する一つの技術的手段は、アルミプラスチックフィルムの製造方法を提供することである。前記アルミプラスチックフィルムの製造方法は、第1の表面及び第2の表面を有するアルミニウム箔金属膜を提供する準備工程と、ポリウレタン接着剤を前記アルミニウム箔金属膜の前記第1の表面に塗布する、ポリウレタン接着剤の塗布工程と、前記ポリウレタン接着剤を介して、ナイロン高分子膜、ポリエステル高分子膜、及びナイロン/ポリエステル高分子多層膜のうちの少なくとも1つである外層高分子膜を前記第1の表面に貼り合わせる、外層高分子膜の貼り合わせる工程と、ポリオレフィン接着剤を前記アルミニウム箔金属膜の前記第2の表面に塗布する、ポリオレフィン接着剤の塗布工程と、前記ポリオレフィン接着剤を介して、ポリオレフィン高分子フィルムである内層高分子膜を前記第2の表面に貼り合わせることによって、アルミプラスチックフィルムを形成する、内層高分子膜の貼り合わせる工程と、を含み、前記内層高分子膜の厚みと前記外層高分子膜の厚みとの比の値(前記内層高分子膜の厚み/前記外層高分子膜の厚み)は、1.6~5.5である。
【0005】
好ましくは、前記アルミプラスチックフィルムの製造方法は、前記外層高分子膜の貼り合わせる工程を行う前に、前記外層高分子膜を140℃~180℃の温度で10秒間~30秒間予熱する、予熱工程を更に含み、前記外層高分子膜の厚みは20μm~25μmである。
【0006】
好ましくは、前記予熱工程を行った後に、前記外層高分子膜の縦方向の収縮率は1%以下であり、前記外層高分子膜の横方向の収縮率は1%以下である。
【0007】
好ましくは、前記外層高分子膜の厚みは10μm~20μmである。
【0008】
好ましくは、前記アルミプラスチックフィルムの製造方法は、前記外層高分子膜が貼り合わせられた前記アルミニウム箔金属膜を、45℃~65℃の環境で84時間~108時間静置する、ポリウレタン接着剤の熟成工程を、前記外層高分子膜の貼り合わせる工程を行った後に更に含む。
【0009】
好ましくは、前記ポリウレタン接着剤の熟成工程を、第1のポリウレタン接着剤の静置段階と、第2のポリウレタン接着剤の静置段階と、第3のポリウレタン接着剤の静置段階とに分け、前記第3のポリウレタン接着剤の静置段階での静置時間は、前記第1のポリウレタン接着剤の静置段階での静置時間及び前記第2のポリウレタン接着剤の静置段階での静置時間より長く、前記第3のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度は、前記第2のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度より高く、前記第2のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度は、前記第1のポリウレタン接着剤の静置段階での静置温度より高い。
【0010】
好ましくは、前記アルミプラスチックフィルムの製造方法は、前記内層高分子膜が貼り合わせられた前記アルミニウム箔金属膜を、40℃~55℃の環境で84時間~108時間静置する、ポリオレフィン接着剤の熟成工程を、前記内層高分子膜の貼り合わせる工程を行った後に更に含む。
(【0011】以降は省略されています)

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