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公開番号
2025104184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2024042498
出願日
2024-03-18
発明の名称
難燃性接着フィルム及び装飾フィルム材
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
7/00 20180101AFI20250702BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】ハロゲンフリーの難燃性接着フィルム及び装飾フィルム材を提供する。
【解決手段】難燃性接着フィルムは、ハロゲンを含まない樹脂組成物によって形成され、前記樹脂組成物は、第1のポリオレフィン樹脂が12wt%から55wt%、第2のポリオレフィン樹脂が20wt%から60wt%、スピロ状構造を有するリン化合物が3wt%から15wt%、及び難燃剤コンパウンドが15wt%から30wt%を含む。第1のポリオレフィン樹脂中におけるリン原子の含有量は、0.1wt%から1.0wt%である。第2のポリオレフィン樹脂は、エチレンポリマー及びプロピレンポリマーを含む。難燃剤コンパウンドは、リン系難燃剤を含み、さらに、難燃剤コンパウンドは、窒素系難燃剤、シリコン系難燃剤、ボロン系難燃剤及び金属無機難燃剤からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ハロゲンを含まない樹脂組成物によって形成される、難燃性接着フィルムであって、
前記樹脂組成物は、
リン原子の含有量が0.1wt%から1.0wt%である第1のポリオレフィン樹脂12wt%から55wt%と、
エチレンポリマーとプロピレンポリマーを含む第2のポリオレフィン樹脂20wt%から60wt%と、
スピロ状構造を有するリン化合物3wt%から15wt%と、
難燃剤コンパウンド15wt%から30wt%と、
を含み、
前記難燃剤コンパウンドは、リン系難燃剤を含み、前記難燃剤コンパウンドは、更に窒素系難燃剤、シリコン系難燃剤、ホウ系難燃剤及び金属無機難燃剤からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする難燃性接着フィルム。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記第1のポリオレフィン樹脂が、リン化合物とポリオレフィンの反応により得られ、前記リン化合物と前記ポリオレフィンの重量比が1:10から1:100である、請求項1に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項3】
前記リン化合物は、ビニル基を有するリン酸エステル及びビフェニル基を有するリン酸エステルからなる群から選ばれる、請求項2に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項4】
前記リン化合物が、ビフェニル基とヒドロキシ基を有するリン化合物である、請求項2に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項5】
前記リン化合物が、9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン-10-オキシド及び10-(2,5-ジヒドロキシフェニル)-10H-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン-10-オキシドからなる群から選ばれる、請求項2に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項6】
前記ポリオレフィンが、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリブテンからなる群から選ばれる、請求項2に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項7】
前記ポリオレフィンの末端がエポキシ基を有する、請求項2に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項8】
前記第1のポリオレフィン樹脂が官能基を有し、前記官能基が、エチレン基及びビフェニル基からなる群から選ばれる、請求項1に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項9】
前記スピロ状構造を有するリン化合物のリン原子の含有量が7wt%から15wt%である、請求項1に記載の難燃性接着フィルム。
【請求項10】
前記スピロ状構造を有するリン化合物が、ビス(2,4-ジクロロフェニル)ピンタエリトリトールジホスフェートである、請求項1に記載の難燃性接着フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃性接着フィルム及び装飾フィルム材に関し、特に、ハロゲンフリーの難燃性接着フィルム及び装飾フィルム材に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
既存の難燃性接着フィルムは、多くがポリオレフィン樹脂にハロゲンを含む難燃剤を添加している。ハロゲンを含む難燃剤は、優れた難燃効果を有するが、燃焼時に有毒ガス及び濃煙を発生させ、人体及び環境に害を及ぼす。そのため、この種の材料は室内建材に使用することができない。さらに、環境保護の意識が高まる中、代替材料の研究に全ての関係者が努力している。
【0003】
従って、既存のハロゲンを含む難燃剤を置き換え、ポリオレフィン樹脂の難燃効果を向上させるための材料成分の改良方法を見つけることは、この分野の重要な課題の一つとなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、既存の技術の不足を補う難燃性接着フィルム及び装飾フィルム材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本発明で採用される技術的手段の一つは、難燃性接着フィルムを提供することである。難燃性接着フィルムは、ハロゲンを含まない樹脂組成物によって形成され、前記樹脂組成物は、第1のポリオレフィン樹脂が12wt%から55wt%、第2のポリオレフィン樹脂が20wt%から60wt%、スピロ状(spiro)構造を有するリン化合物が3wt%から15wt%、及び難燃剤コンパウンドが15wt%から30wt%を含む。第1のポリオレフィン樹脂中におけるリン原子の含有量は、0.1wt%から1.0wt%である。第2のポリオレフィン樹脂は、エチレンポリマー及びプロピレンポリマーを含む。難燃剤コンパウンドは、リン系難燃剤を含み、さらに、窒素系難燃剤、シリコン系難燃剤、ボロン系難燃剤及び金属無機難燃剤から構成される群から選ばれる少なくとも一種をさらに含む。
【0006】
さらに、第1のポリオレフィン樹脂は、リン化合物とポリオレフィンが反応して得られ、リン化合物とポリオレフィンの重量比は1:10から1:100である。
【0007】
さらに、リン化合物は、ビニル基を有するリン酸エステル及びビフェニル基を有するリン酸エステルから構成される群から選ばれる。
【0008】
さらに、リン化合物は、ビフェニル基とヒドロキシ基を有するリン化合物である。
【0009】
さらに、リン化合物は、9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ-フェナントレン-10-オキシド及び10-(2,5-ジヒドロキシフェニル)-10-ヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ-フェナントレン-10-オキシドから構成される群から選ばれる。
【0010】
さらに、ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリブテンから構成される群から選ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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