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公開番号
2025076060
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187715
出願日
2023-11-01
発明の名称
包装材
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
7/21 20180101AFI20250508BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明の目的は、例えば、電子レンジ加熱や冷凍環境下でも被包装物を包んだ形状を保持しやすい包装材を提供することにある。
【解決手段】基材層を含む包装材であって、該包装材の少なくとも1方の面が粘着剤を含む粘着面であり、前記粘着面の90度剥離力が0.01~1.0N/25mmであり、前記基材層が繊維質素材からなる、包装材。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材層を含む包装材であって、
該包装材の少なくとも1方の面が粘着剤を含む粘着面であり、
前記粘着面の90度剥離力が0.01~1.0N/25mmであり、
前記基材層が繊維質素材からなる、包装材。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
厚みが10~100μmである、請求項1に記載の包装材。
【請求項3】
クリープ試験における永久歪が0.1~10%である、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項4】
下記式(1)を満たす、請求項1又は2に記載の包装材;
粘着面の90度剥離力>クリープ試験における永久歪×(-2.5)+0.5・・・(1)
【請求項5】
ループステフネスが5~200mN/25mmである、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項6】
前記粘着面における粘着剤の被覆面積率が30~100%である、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項7】
前記粘着面における粘着剤が、前記基材層の繊維の間に含まれている、請求項1又は2に記載の包装材。
【請求項8】
前記粘着剤が、前記粘着面の外周部分の少なくとも一部に設けられている、請求項1又は2に記載の包装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は包装材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境保護の観点から、包装材に用いられている原材料についてもサステナブル化が求められており、化石資源由来の材料から再生可能材料、リサイクル材料、生分解性材料等の環境負荷の低いサステナブル材料への置換が進められている。包装材のサステナブル化の具体例としては、例えば、合成樹脂製ラップから紙製ラップへの置換が挙げられる。
【0003】
紙製ラップの具体例としては、例えば、特許文献1には、柔軟性と透湿性とを有する平面状の紙製基材の片面に、食品容器に対する接着性を付与するための透湿性ある接着性付与層を付設してなることを特徴とする紙製ラップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8―25583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の紙製ラップは、接着性付与層が発泡体からなり、発泡体そのものの若干の粘着力と、発泡体中の独立気泡の一部の吸盤効果が接着効果を担っている。従って、表面の平滑性が低い素材への密着性が十分でなく、また、接着性付与層が発泡体であることから厚みが厚く、被包装物の形状に追随させて包むことが困難であり、改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、例えば、電子レンジ加熱や冷凍環境下でも被包装物を包んだ形状を保持しやすい包装材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は鋭意検討した結果、特定の構成の包装材を用いることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、例えば、以下に関する。
【0008】
[1]
基材層を含む包装材であって、
該包装材の少なくとも1方の面が粘着剤を含む粘着面であり、
前記粘着面の90度剥離力が0.01~1.0N/25mmであり、
前記基材層が繊維質素材からなる、包装材。
[2]
厚みが10~100μmである、[1]に記載の包装材。
[3]
クリープ試験における永久歪が0.1~10%である、[1]又は[2]に記載の包装材。
[4]
下記式(1)を満たす、[1]~[3]のいずれかに記載の包装材;
粘着面の90度剥離力>クリープ試験における永久歪×(-2.5)+0.5・・・(1)
[5]
ループステフネスが5~200mN/25mmである、[1]~[4]のいずれかに記載の包装材。
[6]
前記粘着面における粘着剤の被覆面積率が30~100%である、[1]~[5]のいずれかに記載の包装材。
[7]
前記粘着面における粘着剤が、前記基材層の繊維の間に含まれている、[1]~[6]のいずれかに記載の包装材。
[8]
前記粘着剤が、前記粘着面の外周部分の少なくとも一部に設けられている、[1]~[7]のいずれかに記載の包装材。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、例えば、電子レンジ加熱や冷凍環境下でも被包装物を包んだ形状を保持しやすい包装材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の包装材の粘着面における粘着剤の被覆パターンの概略図の一例である。
本発明の包装材の粘着面における粘着剤の被覆パターンの概略図の別の一例である。
本発明の包装材の粘着面における粘着剤の被覆パターンの概略図の更に別の一例である。
本発明の包装材において粘着剤が粘着面の外周部分に設けられている被覆パターンの概略図の一例である。
本発明の包装材において粘着剤が粘着面の外周部分の一部に設けられている被覆パターンの概略図の一例である。
本発明の包装材において粘着剤が粘着面の外周部分の一部に設けられている被覆パターンの概略図の別の一例である。
本発明の包装材において粘着剤が粘着面の外周部分の一部に設けられている被覆パターンの概略図の更に別の一例である。
実施例1において粘着剤を塗工する前の基材層の断面をレーザー顕微鏡で観察した断面図である。
実施例1において粘着剤を塗工した後の包装材の断面をレーザー顕微鏡で観察した断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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