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公開番号2025087558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024045785
出願日2024-03-21
発明の名称高強度難燃性ポリエステル材料の製造方法
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人
主分類C08J 11/06 20060101AFI20250603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、連続的な工程を主に採用し、溶融状態での供給及び改質技術を実行して、温度の上昇及び下降の繰り返しによるエネルギー消費の無駄を削減し、より省エネであるポリエステル材料の製造方法を提供する。
【解決手段】再生離型フィルムを粉砕、圧縮、及び乾燥し、次いで溶融、押出及び脱気する。濾過後、液体増粘システムを使用して増粘する。その後、溶融・混練し、改質剤で改質して押出し、細粒化、脱水してポリエステル材料を製造する。ここで、改質剤は、核剤、難燃剤、酸化防止剤、棒状充填強化材及び相溶化剤を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
連続的な工程であるポリエステル材料の製造方法であって、
再生離型フィルムを粉砕、圧縮、及び乾燥し、次いで前記再生離型フィルムを溶融、押出及び脱気することと、
濾過後、液体増粘システムを使用して増粘することと、
溶融・混練し、核剤、難燃剤、酸化防止剤、棒状充填強化材及び相溶化剤を含む改質剤で改質して押出し、細粒化、脱水して前記ポリエステル材料を製造することと、
を含む、方法。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記再生離型フィルムを粉砕、圧縮、乾燥する前に、フィルム表面セラミックスラリー除去技術を使用して、前記再生離型フィルムの表面コーティングを除去することをさらに含む、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項3】
前記液体増粘システムは、固有粘度(IV)を0.5dl/g~0.62dl/gの粘度範囲から0.7dl/g~0.9dl/gの粘度範囲まで増加させるために使用される、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項4】
前記再生離型フィルムの粉砕、圧縮、乾燥温度は、100℃~160℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項5】
溶融、押出、脱気の温度は、240℃~280℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項6】
溶融・混練温度は、230℃~275℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項7】
改質及び押出の温度は、230℃~280℃である、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項8】
前記核剤は、有機核剤、無機核剤又はそれらの混合物を含む、
請求項1に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項9】
前記有機核剤は、有機ナトリウム塩を含み、前記有機ナトリウム塩は、安息香酸ナトリウム、モンタン酸ナトリウム又はエチレン-メタクリル酸コポリマー(EMAA)を含む、
請求項8に記載のポリエステル材料の製造方法。
【請求項10】
前記無機核剤は、無機マイクロ・ナノ粉末を含み、前記無機マイクロ・ナノ粉末は、タルク、二酸化チタン、シリカ又は炭酸カルシウムを含む.
請求項8に記載のポリエステル材料の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル材料の製造方法に関し、特に、高強度難燃性ポリエステル材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
高強度難燃性ポリエステル材料の製造方法の既存の技術分野における混合及び改質技術は、主に分割工程を採用するオフライン(非連続的な工程)押出、混合及び改質である。より詳細には、工程1、工程2、工程3を細分化して行うことができる。工程1では、再生離型フィルムを粉砕し、粉砕したフィルムを圧縮して乾燥させた後、溶融、押出及び脱気する。濾過、細粒化、脱水の後、低粘度のPET再生粒子を得ることができる。その後、工程2を実行する。工程2では、低粘度PET再生粒子を固相重合し、膨張剤と混合して中粘度及び高粘度PET再生粒子を形成する。最後に、工程3を実行する。工程3では、中高粘度PET再生粒子を溶融、混練、押出し、改質剤を用いて改質し、細粒化、脱水して高強度難燃性ポリエステル材料を得る。つまり、高強度難燃性ポリエステル材料の製造方法は、主に工程1、工程2、工程3の分割工程を用いて、オフライン(非連続的な工程)押出、混合、改質を行うものである。
【0003】
環境意識が徐々に重視されるにつれ、国際ブランドは、低炭素排出のリサイクル材料を製品に導入するという重要な目標を掲げて、循環経済、省エネ、炭素削減の傾向に徐々に移行している。しかしながら、分割工程を使用した高強度難燃性ポリエステル材料の既存の製造方法は、非効率で高エネルギー消費であり、プラスチック削減とエネルギー節約という地球環境保護の潮流に合致していない。
【0004】
上記に基づいて、生産効率を向上させ、エネルギー消費量を削減し、これによりプラスチック削減や省エネルギーといった地球環境保護の潮流に合致した高強度難燃性ポリエステル材料の製造方法を開発することは、現在求められている重要な研究テーマである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、連続的な工程を主に採用し、溶融状態での供給及び改質技術を実行して、温度の上昇及び下降の繰り返しによるエネルギー消費の無駄を削減し、より省エネであるポリエステル材料の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、連続的な工程であり、以下の工程を含む、ポリエステル材料の製造方法を提供する。再生離型フィルムを粉砕、圧縮、及び乾燥し、次いで溶融、押出及び脱気する。濾過後、液体増粘システムを使用して増粘する。その後、溶融・混練し、改質剤で改質して押出し、細粒化、脱水してポリエステル材料を製造する。ここで、改質剤は、核剤、難燃剤、酸化防止剤、棒状充填強化材及び相溶化剤を含む。
【0007】
本発明の一実施形態において、ポリエステル材料の製造方法は、再生離型フィルムを粉砕、圧縮、乾燥する前に、フィルム表面セラミックスラリー除去技術を使用して、再生離型フィルムの表面コーティングを除去することをさらに含む。
【0008】
本発明の一実施形態において、液体増粘システムは、固有粘度(IV)を0.5dl/g~0.62dl/gの粘度範囲から0.7dl/g~0.9dl/gの粘度範囲まで増加させるために使用される。
【0009】
本発明の一実施形態において、再生離型フィルムの粉砕、圧縮、乾燥温度は、100℃~160℃である。
【0010】
本発明の一実施形態において、溶融、押出、脱気の温度は、240℃~280℃である。
(【0011】以降は省略されています)

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