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公開番号
2025104175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2024032084
出願日
2024-03-04
発明の名称
透明な防火プラスチックシート
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/06 20060101AFI20250702BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明は、中間プラスチック基板と、中間プラスチック基板の両面にそれぞれ形成された2つの防火強化層と、を備える、透明な防火プラスチックシートを提供する。
【解決手段】中間プラスチック基板は、80%以上の第1の可視光透過率を有すると共に、厚み0.8mmから6.4mmまでUL94燃焼試験による難燃グレードはV0である。防火強化層のそれぞれは、80%以上の第2の可視光透過率を有すると共に、高温を受けた後に、カーボン保護層として形成されるものである。ここで、透明な防火プラスチックシートは、CNS 14705-1によるレベル2の難燃グレードに合格する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
CNS 14705-1による難燃グレードのレベル2に合格する、透明な防火プラスチックシートであって、
前記透明な防火プラスチックシートは、中間プラスチック基板と、前記中間プラスチック基板の両面にそれぞれ形成された2つの防火強化層と、を備え、
前記中間プラスチック基板は、80%以上の第1の可視光透過率を有すると共に、厚み0.8mmから6.4mmまでUL94燃焼試験による難燃グレードはV0であり、
前記防火強化層のそれぞれは、80%以上の第2の可視光透過率を有すると共に、高温を受けた後に、カーボン保護層として形成されるものであることを特徴とする、透明な防火プラスチックシート。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記カーボン保護層の熱伝導率は、前記中間プラスチック基板への熱伝達の速度を低減するように、前記防火強化層の高温加熱を受ける前の熱伝導率より低い、請求項1に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項3】
中間プラスチック基板は、厚み1.2mmから3.2mmまでUL94燃焼試験による難燃グレードはV0である、請求項1に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項4】
前記中間プラスチック基板におけるプラスチック材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、及びポリスルホンからなる群から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項5】
前記中間プラスチック基板の第1の厚みは、1.0mm~30mmであり、前記防火強化層のそれぞれは、第2の厚みを有し、前記第2の厚みは、前記第1の厚みの0.0005倍~0.25倍である、請求項1に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項6】
前記防火強化層のそれぞれは、前記中間プラスチック基板の表面に塗布で形成されたコーティング層である、請求項5に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項7】
前記カーボン保護層は、前記コーティング層で形成され、かつ、発泡構造を備えると共に、前記カーボン保護層は第3の厚みを有し、前記第3の厚みは、前記第2の厚みの5倍~30倍である、請求項6に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項8】
前記コーティング層は、有機塗料又は無機塗料で形成され、
前記有機塗料は、アミノ樹脂を含み、前記アミノ樹脂は、アニリン、ジシアンジアミド、メラミン、リン酸二アンモニウム、及びポリリン酸アンモニウムからなる群から選択される少なくとも1つであり、
前記無機塗料は、ケイ酸塩を含み、前記ケイ酸塩は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、及びケイ酸カルシウムからなる群から選択される少なくとも1つである、請求項6に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項9】
前記防火強化層のそれぞれは、前記中間プラスチック基板の表面に熱圧着で形成されたフィルムであり、前記フィルムは、フッ素含有高分子フィルムであり、前記フッ素含有高分子フィルムは、ポリフッ化ビニルフィルム、ポリフッ化ビニリデンフィルム、ペルフルオロアルコキシアルカンフィルム、及びテトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体フィルムからなる群から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の透明な防火プラスチックシート。
【請求項10】
前記防火強化層のそれぞれは、前記中間プラスチック基板の表面に直接に熱圧着で形成されたフィルムと、前記フィルムの前記中間プラスチック基板から離れた面に塗布で形成されたコーティング層と、を備える積層構造であり、
前記フィルムは、フッ素含有高分子フィルムであり、前記コーティング層は、アミノ樹脂を含む有機塗料、又はケイ酸塩を含む無機塗料で形成される、請求項1に記載の透明な防火プラスチックシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチックシートに関し、特に、透明な防火プラスチックシートに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、建築用防火板が光透過性のない板材であることは多い。既存の防火板は光透過性がないか、光透過率が低いため、室内の採光性や空間感が低下する。また、光透過性を有する防火板材も市販されているが、その防火性能を更に向上する必要がある。そこで、本発明者らは、上述した問題が改善可能であることに鑑みて、鋭意研究を行い、学理を併せて運用した結果、設計が合理的でかつ前記問題を効果的に改善することができる方法として本発明に至った。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術の課題は、従来技術の不足に対し、透明な防火プラスチックシートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的課題を解決するために、本発明が採用する一つの技術的手段は、CNS 14705-1による難燃グレードのレベル2に合格する、透明な防火プラスチックシートを提供することである。透明な防火プラスチックシートは、中間プラスチック基板と、中間プラスチック基板の両面にそれぞれ形成された2つの防火強化層と、を備え、前記中間プラスチック基板は、80%以上の第1の可視光透過率を有すると共に、厚み0.8mmから6.4mmまでUL94燃焼試験による難燃グレードはV0であり、防火強化層のそれぞれは、80%以上の第2の可視光透過率を有すると共に、高温を受けた後に、カーボン保護層として形成されるものである。
【0005】
好ましくは、前記カーボン保護層の熱伝導率は、前記中間プラスチック基板への熱伝達の速度を低減するように、前記防火強化層の高温加熱を受ける前の熱伝導率より低い。
【0006】
好ましくは、中間プラスチック基板は、厚み1.2mmから3.2mmまでUL94燃焼試験による難燃グレードはV0である。
【0007】
好ましくは、前記中間プラスチック基板におけるプラスチック材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、及びポリスルホンからなる群から選択される少なくとも1つである。
【0008】
好ましくは、前記中間プラスチック基板の第1の厚みは、1.0mm~30mmであり、前記防火強化層のそれぞれは、第2の厚みを有し、前記第2の厚みは前記第1の厚みの0.0005倍~0.25倍である。
【0009】
好ましくは、前記防火強化層のそれぞれは、前記中間プラスチック基板の表面に塗布で形成されたコーティング層である。
【0010】
好ましくは、前記カーボン保護層は、前記コーティング層で形成され、かつ、発泡構造を備えると共に、前記カーボン保護層は第3の厚みを有し、前記第3の厚みは第2の厚みの5倍~30倍である。
(【0011】以降は省略されています)
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