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公開番号
2025102375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219789
出願日
2023-12-26
発明の名称
積層フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
B32B
27/06 20060101AFI20250701BHJP(積層体)
要約
【課題】製造コストを抑制しつつ、硬化樹脂層付き基材フィルムに対する無機物層の密着性を確保できる、積層フィルムを提供する。
【解決手段】本発明の積層フィルムXは、基材フィルム11と、基材フィルム11上の硬化樹脂層12と、硬化樹脂層12上の無機物層20とを備える。積層フィルムXにおける無機物層20側に対するラマン分光分析のラマンスペクトルにおいて、C-H結合に由来する1455~1465cm
-1
の範囲内のピークの強度I
1
に対する、C=C結合に由来する1625~1635cm
-1
の範囲内のピークの強度I
2
の比率は、1.66以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材フィルムと、前記基材フィルム上の硬化樹脂層と、前記硬化樹脂層上の無機物層とを備える積層フィルムであって、
前記積層フィルムにおける前記無機物層側に対するラマン分光分析のラマンスペクトルにおいて、C-H結合に由来する1455~1465cm
-1
の範囲内のピークの強度I
1
に対する、C=C結合に由来する1625~1635cm
-1
の範囲内のピークの強度I
2
の比率が、1.66以下である、積層フィルム。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記比率が1.20以上である、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記硬化樹脂層がシリコーン系化合物を含有する、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記無機物層上に更に防汚層を備える、請求項1から3のいずれか一つに記載の積層フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
エレクトロニクス製品の軽量化および高機能化の観点から、有機材と無機材とが複合化された各種の複合化材が開発されている。複合化材としては、例えば、有機材製の基材フィルムと、基材フィルム上の無機物層とを備える積層フィルムが知られている。そのような積層フィルムの製造過程では、例えば、基材フィルム上に無機物層が形成される前に、基材フィルムの表面の汚れおよび水分を除去するために同表面がプラズマ処理される。基材フィルム表面からの汚れおよび水分の除去は、同表面に形成される無機物層の、基材フィルムに対する密着性を高めるのに役立つ。このような積層フィルムに関する技術については、例えば、下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-65437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、反射防止フィルムとしての積層フィルムが記載されている。この積層フィルムは、基材フィルムと、基材フィルム上のハードコート(HC)層と、HC層上の無機物層としての反射防止層とを備える。HC層は、ナノシリカ粒子を含有する。これにより、HC層は、反射防止層側に表面凹凸を有する。特許文献1によると、HC層の表面凹凸は、基材フィルムに対する反射防止層の密着性を高める。
【0005】
しかしながら、ナノシリカ粒子は、比較的高価であり、積層フィルムの製造コストを上げる。
【0006】
本発明は、製造コストを抑制しつつ、硬化樹脂層付き基材フィルムに対する無機物層の密着性を確保できる積層フィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、基材フィルムと、前記基材フィルム上の硬化樹脂層と、前記硬化樹脂層上の無機物層とを備える積層フィルムであって、前記積層フィルムにおける前記無機物層側に対するラマン分光分析のラマンスペクトルにおいて、C-H結合に由来する1455~1465cm
-1
の範囲内のピークの強度I
1
に対する、C=C結合に由来する1625~1635cm
-1
の範囲内のピークの強度I
2
の比率が、1.66以下である、積層フィルムを含む。
【0008】
本発明[2]は、前記比率が1.20以上である、上記[1]に記載の積層フィルムを含む。
【0009】
本発明[3]は、前記硬化樹脂層がシリコーン系化合物を含有する、上記[1]または[2]に記載の積層フィルムを含む。
【0010】
本発明[4]は、前記無機物層上に更に防汚層を備える、上記[1]から[3]のいずれか一つに記載の積層フィルムを含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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