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公開番号
2025133303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031170
出願日
2024-03-01
発明の名称
偏光フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250904BHJP(光学)
要約
【課題】偏光子とイソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂との接着性に優れる偏光フィルムを提供すること。
【解決手段】偏光子、接着剤層、及び光学フィルムが、順に積層している偏光フィルムであり、前記光学フィルムは、ポリカーボネート系樹脂フィルムであり、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムは、式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含有し、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムのHSPと、前記接着剤層を形成する接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が、4.0超7.0以下であり、前記接着剤層は、ガラス転移温度が100℃以下である偏光フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
偏光子、接着剤層、及び光学フィルムが、順に積層している偏光フィルムであり、
前記光学フィルムは、ポリカーボネート系樹脂フィルムであり、
前記ポリカーボネート系樹脂フィルムは、式(1):
JPEG
2025133303000007.jpg
44
138
で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含有し、
前記ポリカーボネート系樹脂フィルムのHSPと、前記接着剤層を形成する接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が、4.0超7.0以下であり、
前記接着剤層は、ガラス転移温度が100℃以下であることを特徴とする偏光フィルム。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記接着剤組成物は、単官能ラジカル重合性化合物、及び二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合性化合物を含有し、
前記単官能ラジカル重合性化合物は、環状エーテル基含有(メタ)アクリルアミド誘導体、及び炭素数10以上20以下のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光フィルムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液晶表示装置や有機EL表示装置等の各種画像表示装置に用いる偏光子としては、高透過率と高偏光度を兼ね備えていることから、染色処理された(ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を含有する)ポリビニルアルコール系フィルムが用いられている。当該偏光子は、ポリビニルアルコール系フィルムに、浴(処理浴)中にて、例えば、染色、架橋、延伸等の各処理を施した後に、乾燥することにより製造される。また偏光子は、通常、その片面又は両面にトリアセチルセルロース等の光学フィルムが接着剤を用いて貼合された偏光フィルム(偏光板)として用いられている。
【0003】
上記のような光学フィルムとしては、特許文献1では、耐湿熱性、寸法安定性、及び機械的強度に優れる観点から、イソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂を用いることが知られている。また、特許文献2では、具体的に、上記のポリカーボネート系樹脂フィルムで構成される位相差層を用い、活性エネルギー線硬化型接着剤組成物で貼合する光学積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-90921号公報
特開2021-173831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような偏光フィルムにおいて、イソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂の光学フィルムを用いる場合、当該フィルムと偏光子との接着性に改善の余地があった。
【0006】
本発明は、以上のような事情に鑑み、偏光子とイソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂との接着性に優れる偏光フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、偏光子、接着剤層、及び光学フィルムが、順に積層している偏光フィルムであり、前記光学フィルムは、ポリカーボネート系樹脂フィルムであり、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムは、式(1):
JPEG
2025133303000001.jpg
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で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含有し、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムのHSPと、前記接着剤層を形成する接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が、4.0超7.0以下であり、前記接着剤層は、ガラス転移温度が100℃以下であることを特徴とする偏光フィルムに関する。
【0008】
また、本発明の偏光フィルムは、前記接着剤組成物が、単官能ラジカル重合性化合物、及び二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合性化合物を含有し、前記単官能ラジカル重合性化合物は、環状エーテル基含有(メタ)アクリルアミド誘導体、及び炭素数10以上20以下のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の偏光フィルムは、イソソルビド(この光学異性体を含む)に由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂の光学フィルムのHSPと、接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が特定値の範囲であり、さらに、接着剤層のガラス転移温度が特定値以上であるため、剥離時の応力緩和性が良好であることから、偏光子と上記のポリカーボネート系樹脂との接着性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の偏光フィルムは、偏光子、接着剤層、及び光学フィルムが、順に積層しており、前記光学フィルムは、ポリカーボネート系樹脂フィルムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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