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公開番号2025149640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050402
出願日2024-03-26
発明の名称粘着剤組成物
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人G-chemical
主分類C09J 201/00 20060101AFI20251001BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】低温領域での耐屈曲性に優れ、経時で白濁しにくい粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】-20℃におけるせん断貯蔵弾性率(G’)が60kPa以下である粘着剤組成物であり、前記粘着剤組成物を介して2枚のガラスを貼り合わせた積層体を温度65℃相対湿度90%RHの環境下で500時間保管する湿熱試験を経由した前記積層体の湿熱試験後ヘイズ値と、上記積層体の前記湿熱試験前の初期ヘイズ値との差ΔHz[湿熱試験後ヘイズ値(%)-初期ヘイズ値(%)]は2%未満である、粘着剤組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
-20℃におけるせん断貯蔵弾性率(G’)が60kPa以下である粘着剤組成物であり、
前記粘着剤組成物を介して2枚のガラスを貼り合わせた積層体を温度65℃相対湿度90%RHの環境下で500時間保管する湿熱試験を経由した前記積層体の湿熱試験後ヘイズ値と、上記積層体の前記湿熱試験前の初期ヘイズ値との差ΔHz[湿熱試験後ヘイズ値(%)-初期ヘイズ値(%)]は2%未満である、粘着剤組成物。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
25℃におけるせん断貯蔵弾性率(G’)は40kPa以下である請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記初期ヘイズ値は0.01%超3%未満であり、前記湿熱試験後ヘイズ値は0.01%超4%未満である、請求項1または2に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
周波数100kHzにおける誘電率は4.0以下である請求項1または2に記載の粘着剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な分野で、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)などの画像表示装置や、これら画像表示装置にタッチセンサを組み入れたタッチパネルが広く用いられるようになってきている。このような画像表示装置やタッチパネルは、画像表示パネルに、偏光フィルム、位相差フィルム、光学補償フィルム、タッチセンサフィルム、カバーフィルムなどの各種光学部材が積層された構成を有している。これらの光学部材を貼り合わせる用途に、粘着剤層を有する粘着シートが使用されている。例えば、画像表示装置における各種光学部材の貼り合わせには、光学用粘着シートが使用されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
一方、例えばスマートフォン用およびタブレット端末用に、繰り返し折り曲げ可能(フォルダブル)なディスプレイパネルの開発が進んでいる。フォルダブルディスプレイパネルは、具体的には、屈曲形状とフラットな非屈曲形状との間で、繰り返し変形可能である。このようなフォルダブルディスプレイパネルでは、積層構造中の各要素が、繰り返し折り曲げ可能に作製されており、そのような要素間の接合に薄い光学用粘着シートが用いられている。フォルダブルディスプレイパネルなどフレキシブルデバイス用の光学用粘着シートについては、例えば下記の特許文献4に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-238915号公報
特開2003-342542号公報
特開2004-231723号公報
特開2018-111754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
低温領域で使用されるフレキシブルデバイス用の粘着シートには、低温領域でも高度な耐屈曲性が求められる。しかし、低温領域で耐屈曲性に優れる従来の粘着シートは、経時で白濁し、ディスプレイ等のデバイスの光学特性が損なわれることがあった。このため、低温領域で耐屈曲性に優れ、経時で白濁しにくい粘着シートが求められることがある。
【0006】
本発明はこのような課題を解決するためのものであって、その目的は、低温領域で耐屈曲性に優れ、経時で白濁しにくい粘着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、-20℃におけるせん断貯蔵弾性率(G’)が60kPa以下である粘着剤組成物であり、
上記粘着剤組成物を介して2枚のガラスを貼り合わせた積層体を温度65℃相対湿度90%RHの環境下で500時間保管する湿熱試験を経由した前記積層体の湿熱試験後ヘイズ値と、上記積層体の前記湿熱試験前の初期ヘイズ値との差ΔHz[湿熱試験後ヘイズ値(%)-初期ヘイズ値(%)]は2%未満である、粘着剤組成物を提供する。
【0008】
上記粘着剤組成物の25℃におけるせん断貯蔵弾性率(G’)は40kPa以下であることが好ましい。
【0009】
上記初期ヘイズ値は0.01%超3%未満であり、上記湿熱試験後ヘイズ値は0.01%超4%未満であることが好ましい。
【0010】
上記粘着剤組成物の周波数100kHzにおける誘電率は4.0以下であることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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