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公開番号
2025136086
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034281
出願日
2024-03-06
発明の名称
調光用導電性フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
B32B
15/04 20060101AFI20250911BHJP(積層体)
要約
【課題】抵抗値が過度に低くなることを抑制し、可視光領域の光に対する透過率に優れ、高波長領域の光に対する反射率に優れる、調光用導電性フィルムを提供する。
【解決手段】調光用導電性フィルム1は、基材2と、黒化層3と、無機物層4とを厚み方向一方側に向かって順に備え、無機物層4は、第1透明導電層41と、金属層42と、第2透明導電層43とを厚み方向一方側向かって順に備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、黒化層と、無機物層とを厚み方向一方側に向かって順に備え、
前記無機物層は、第1透明導電層と、金属層と、第2透明導電層とを厚み方向一方側に向かって順に備える、調光用導電性フィルム。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記基材と前記黒化層との間に、金属酸化物層を、さらに備える、請求項1に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項3】
前記金属酸化物層が、インジウムスズ複合酸化物層である、請求項2に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項4】
前記金属酸化物層の厚みが、1nm以上、40nm未満である、請求項2に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項5】
前記第1透明導電層および前記第2透明導電層が、インジウムスズ複合酸化物層であり、
前記金属層が、銀合金層である、請求項1~4のいずれか一項に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項6】
前記黒化層が、金属と金属酸化物とを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項7】
前記黒化層が、銅と酸化銅と酸化インジウムとを含む、請求項6に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項8】
前記黒化層の厚みが、1nm以上、40nm未満である、請求項1~4のいずれか一項に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項9】
可視光透過率が、30%以上、80%以下であり、
抵抗値が、6Ω/□以上、15Ω/□以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の調光用導電性フィルム。
【請求項10】
日射反射率が、33%以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の調光用導電性フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調光用導電性フィルムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、基材と、基材の厚み方向一方面に金属層を含む無機物層とを備える、調光用導電性フィルムが知られている。このような調光用導電性フィルムは、自動車のサンルーフなどに用いられる。自動車のサンルーフは、デザイン性の観点から、黒色のサンルーフが好まれる。そのため、このような用途に用いられる調光用導電性フィルムは、可視光領域の光に対して、適切な透過率を有するように調整される。
【0003】
このような調光用導電性フィルムとして、無機物層の厚み方向一方面(無機物層に対して基材の反対側の表面)に黒化層を配置するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2019/163897号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
調光用導電性フィルムは、用途によっては、遮熱性の観点から、高波長領域の光に対する反射率に優れることが要求される。
【0006】
この点、調光用導電性フィルムの可視光領域の光に対する透過率を調整するために、無機物層中の金属層を厚くすることが検討されている。しかしながら、このような調光用導電性フィルムは、金属層が厚くなることで、抵抗値が過度に低下してしまい、短絡のおそれがある。
【0007】
一方、特許文献1に記載の調光用導電性フィルムは、無機物層の厚み方向一方面に黒化層を有する。そのため、可視光領域の光に対する透過率を調整できるが、無機物層中の金属層により高波長領域の光が反射する前に、黒化層により高波長領域の光が吸収される。その結果、高波長領域の光に対して、十分な反射率を得ることができず、遮熱性が低下するという不具合がある。
【0008】
本発明は、抵抗値が過度に低くなることを抑制し、可視光領域の光に対する透過率に優れ、高波長領域の光に対する反射率に優れる、調光用導電性フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、基材と、黒化層と、無機物層とを厚み方向一方側に向かって順に備え、前記無機物層は、第1透明導電層と、金属層と、第2透明導電層とを厚み方向一方側に向かって順に備える、調光用導電性フィルムを含んでいる。
【0010】
本発明[2]は、前記基材と前記黒化層との間に、金属酸化物層を、さらに備える、[1]に記載の調光用導電性フィルムを含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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