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公開番号
2025098301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023212033
出願日
2023-12-15
発明の名称
機能構造体の製造方法
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B32B
37/16 20060101AFI20250625BHJP(積層体)
要約
【課題】表面保護材とバリアシートとの間における気泡の残存を抑制可能な機能構造体の製造方法を提供すること。
【解決手段】機能構造体1の製造方法は、表面保護材30とバリアシート40との間の気泡を押し出しながら表面保護材30にバリアシート40を接着する接着工程と、表面保護材30に接着されたバリアシート40上に、封止層を構成する複数枚の封止層形成材及び複数枚の封止層形成材内に配置された機能層を積層することによって積層体を形成する積層体形成工程と、積層体を加熱することにより、複数枚の封止層形成材を軟化させることによって機能層を封止する封止層を形成する一体化工程と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の機能を有する機能層と、前記機能層を封止する封止層と、光透過性を有する樹脂からなり、前記封止層の表面を保護する表面保護材と、光透過性を有する樹脂からなり、前記封止層と前記表面保護材との間に設けられたバリアシートと、を備える機能構造体の製造方法であって、
前記表面保護材と前記バリアシートとの間の気泡を押し出しながら前記表面保護材に前記バリアシートを接着する接着工程と、
前記表面保護材に接着された前記バリアシート上に、前記封止層を構成する複数枚の封止層形成材及び前記複数枚の封止層形成材内に配置された前記機能層を積層することによって積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体を加熱することにより、前記複数枚の封止層形成材を軟化させることによって前記機能層を封止する前記封止層を形成する一体化工程と、を備える、機能構造体の製造方法。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記接着工程で用いられる前記バリアシートは、
バリア層と、
前記バリア層の表面に設けられた接着層と、を有し、
前記接着工程では、前記バリアシートを加熱することによって前記接着層を軟化させながら、当該接着層と前記表面保護材との間の気泡を押し出すように押付けローラによって前記バリアシートを前記表面保護材に接着する、請求項1に記載の機能構造体の製造方法。
【請求項3】
前記一体化工程後、前記積層体を加熱しながら、前記積層体を当該積層体の積層方向にプレスする熱プレス工程をさらに備える、請求項1又は2に記載の機能構造体の製造方法。
【請求項4】
前記熱プレス工程では、前記表面保護材、前記バリアシート及び前記封止層が前記封止層から前記表面保護材に向かって又は前記表面保護材から前記封止層に向かって凸に湾曲するように前記表面保護材、前記バリアシート及び前記封止層を加熱しながらプレスする、請求項3に記載の機能構造体の製造方法。
【請求項5】
前記機能構造体は、前記封止層の裏面を保護する裏面保護材と、前記封止層と前記裏面保護材との間に設けられた裏バリアシートと、をさらに備え、
前記接着工程では、前記裏面保護材と前記裏バリアシートとの間の気泡を押し出しながら前記裏面保護材に前記裏バリアシートを接着する、請求項1に記載の機能構造体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は、機能構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車体の上面に設けられた機能ルーフ(太陽光発電パネルや調光ルーフ等)が知られている。例えば、特開2023-167475号公報には、機能層と、封止層と、表側バリアシートと、表面保護材と、を備える機能ルーフが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-167475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バリアシートは、空気等のガスの透過を妨げる機能を有しているため、特開2023-167475号公報に記載される機能ルーフの製造時、表面保護材と表側バリアシートとの間に気泡が残る懸念がある。
【0005】
上記課題は、車体の上面に設けられる機能ルーフに限らず、機能層と、封止層と、バリアシートと、表面保護材と、を含む装置に広く該当する。
【0006】
本発明の目的は、表面保護材とバリアシートとの間における気泡の残存を抑制可能な機能構造体の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この開示の一局面に従った機能構造体の製造方法は、所定の機能を有する機能層と、前記機能層を封止する封止層と、光透過性を有する樹脂からなり、前記封止層の表面を保護する表面保護材と、光透過性を有する樹脂からなり、前記封止層と前記表面保護材との間に設けられたバリアシートと、を備える機能構造体の製造方法であって、前記表面保護材と前記バリアシートとの間の気泡を押し出しながら前記表面保護材に前記バリアシートを接着する接着工程と、前記表面保護材に接着された前記バリアシート上に、前記封止層を構成する複数枚の封止層形成材及び前記複数枚の封止層形成材内に配置された前記機能層を積層することによって積層体を形成する積層体形成工程と、前記積層体を加熱することにより、前記複数枚の封止層形成材を軟化させることによって前記機能層を封止する前記封止層を形成する一体化工程と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
この開示によれば、表面保護材とバリアシートとの間における気泡の残存を抑制可能な機能構造体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態における機能構造体を概略的に示す平面図である。
図1におけるII-II線での断面図である。
機能構造体の製造方法を概略的に示す断面図である。
機能構造体の製造方法を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)
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