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公開番号2025071505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181722
出願日2023-10-23
発明の名称装飾物品及び釣竿
出願人株式会社シマノ
代理人個人
主分類B32B 27/20 20060101AFI20250428BHJP(積層体)
要約【課題】装飾の高精度化を図る。
【解決手段】基材としての釣竿本体1と、粒子成分を含有する装飾層13と、装飾層13で覆われた被覆部121、及び、被覆部121の周縁に設けられた周縁部122を有し、釣竿本体1と装飾層13との間に設けられるベース層12と、を備え、装飾層13は、揮発性インク成分を含有し、粒子成分は、金属粒子を含有し、金属粒子は、銀粒子成分を含有し、装飾層13の最大厚さは、20nm以上80nm以下であり、ベース層12の最大厚さは、80μm以上150μm以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
基材と、
粒子成分を含有する装飾層と、
前記装飾層で覆われた被覆部、及び、前記被覆部の周縁に設けられた周縁部を有し、前記基材と前記装飾層との間に設けられるベース層と、
を備えた装飾物品。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記装飾層は、揮発性インク成分を含有する、請求項１に記載の装飾物品。
【請求項３】
前記粒子成分は、金属粒子を含有する、請求項１に記載の装飾物品。
【請求項４】
前記金属粒子は、銀粒子成分を含有する、請求項３に記載の装飾物品。
【請求項５】
前記装飾層の最大厚さは、２０ｎｍ以上８０ｎｍ以下である、請求項１から４のいずれかに記載の装飾物品。
【請求項６】
前記ベース層の厚さは、前記装飾層よりも厚い、請求項１から４のいずれかに記載の装飾物品。
【請求項７】
前記ベース層の最大厚さは、８０μｍ以上１５０μｍ以下である、請求項１から４のいずれかに記載の装飾物品。
【請求項８】
前記被覆部の最大厚さは、前記周縁部の最大厚さよりも厚い、請求項１から４のいずれかに記載の装飾物品。
【請求項９】
前記ベース層は、紫外線硬化樹脂を含有する、請求項１から４のいずれかに記載の装飾物品。
【請求項１０】
前記ベース層の表面は、エッジが存在しないようにレベリングされている、請求項９に記載の装飾物品。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表面に装飾が施された物品及び釣竿に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１のように、釣竿の表面に装飾が設けられたものについて本出願人は既に提案している。具体的には、装飾の一例として、図５のように、ＵＶ印刷層２００の表面全体を金属反射層２０１が覆う構成について提案している。しかしながら、装飾の輪郭をより一層シャープに表現することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－２０２５９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、装飾の高精度化を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明に係る装飾物品は、基材と装飾層とベース層を備えている。装飾層は、粒子成分を含有する。ベース層は、基材と装飾層との間に設けられる。ベース層は、被覆部と周縁部とを有する。被覆部は、装飾層で覆われている。周縁部は、被覆部の周縁に設けられている。
【０００６】
この構成によれば、ベース層の周縁部が装飾層に覆われずに、装飾層から外側にはみ出している。そのため、装飾層の外縁がベース層の外縁、即ち、輪郭の影響を受けにくくなり、装飾層の外縁を高精度に形成することが容易となる。
【０００７】
本発明の第１側面に従う第２側面の装飾物品においては、装飾層は、揮発性インク成分を含有する。揮発性インク成分は流動性が高い。そのため、装飾層を形成する際に揮発性インク成分が滑らかに周囲に広がる。従って、装飾層の外縁を容易に微細に表現することができる。
【０００８】
本発明の第１側面又は第２側面に従う第３側面の装飾物品においては、粒子成分は、金属粒子を含有する。この構成によれば、高輝度な装飾層が得られ、美感に優れる。
【０００９】
本発明の第３側面に従う第４側面の装飾物品においては、金属粒子は、銀粒子成分を含有する。この構成によれば、容易に高輝度な装飾層を得ることができる。
【００１０】
本発明の第１側面乃至第４側面の何れか一つに従う第５側面の装飾物品においては、装飾層の最大厚さは、２０ｎｍ以上８０ｎｍ以下である。この構成によれば、装飾層の厚さが薄いため、装飾層の外縁を微細に表現することができ、装飾性が高まる。
（【００１１】以降は省略されています）

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