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公開番号
2025104883
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223039
出願日
2023-12-28
発明の名称
包装用積層体
出願人
共同印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約
【課題】シーラント層を薄くしつつ、加工適性及び耐衝撃性が良好な包装を得ることができる、新規な包装用積層体を提供する。
【解決手段】図1(a)に示すように、本発明の包装用積層体10aは、基材樹脂層12、及びシーラント層14を有し、
前記基材樹脂層12と前記シーラント層14とが、ポリエチレン系樹脂で構成されているポリエチレン接着層16を介して接着されており、
前記ポリエチレン接着層16が、前記基材樹脂層12側から第一のポリエチレン系樹脂層162及び第二のポリエチレン系樹脂層164をこの順で少なくとも有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材樹脂層、及びシーラント層を有し、
前記基材樹脂層と前記シーラント層とが、ポリエチレン系樹脂で構成されているポリエチレン接着層を介して接着されており、
前記ポリエチレン接着層が、前記基材樹脂層側から第一のポリエチレン系樹脂層及び第二のポリエチレン系樹脂層をこの順で少なくとも有しており、
前記第一のポリエチレン系樹脂層を構成する第一のポリエチレン系樹脂の密度が、0.910g/cm
3
以上であり、かつ
前記第二のポリエチレン系樹脂層を構成する第二のポリエチレン系樹脂の密度が、0.900g/cm
3
以下である、
包装用積層体。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
基材樹脂層、及びシーラント層を有し、
前記基材樹脂層と前記シーラント層とが、ポリエチレン系樹脂で構成されているポリエチレン接着層を介して接着されており、
前記ポリエチレン接着層が、前記基材樹脂層側から第一のポリエチレン系樹脂層及び第二のポリエチレン系樹脂層をこの順で少なくとも有しており、
前記第一のポリエチレン系樹脂層を構成する第一のポリエチレン系樹脂を、厚さ200μmのフィルムに成形し、これをJIS K 6251に準拠するダンベル状3号形に打ち抜き、これを用いて、支点間距離20mmの条件で引張試験を行ったときに、前記第一のポリエチレン系樹脂の弾性率が、100MPa以上であり、かつ
前記第二のポリエチレン系樹脂層を構成する第二のポリエチレン系樹脂を、前記ダンベル状3号形に打ち抜き、前記引張試験を行ったときに、前記第二のポリエチレン系樹脂の弾性率が、50MPa以下である、
包装用積層体。
【請求項3】
前記第一のポリエチレン系樹脂層の厚さに対する、前記第二のポリエチレン系樹脂層の厚さの比が、0.2以上2.5以下である、請求項1又は2に記載の包装用積層体。
【請求項4】
前記シーラント層が、ポリエチレン系樹脂で構成されている、請求項1又は2に記載の包装用積層体。
【請求項5】
前記ポリエチレン接着層及び前記シーラント層の厚さの合計が、55μm以下である、請求項1又は2に記載の包装用積層体。
【請求項6】
前記基材樹脂層が、前記第一のポリエチレン系樹脂層側の面に、アンカーコート層を有する、請求項1又は2に記載の包装用積層体。
【請求項7】
前記基材樹脂層の、前記シーラント層に対して反対側に、補強層を更に有する、請求項1又は2に記載の包装用積層体。
【請求項8】
重量1kg以上の重量物を包装するためのものである、請求項1又は2に記載の包装用積層体。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の包装用積層体を有する、包装袋。
【請求項10】
請求項9に記載の包装袋、及び前記包装袋に収納されている内容物を有する、内容物入り包装袋。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用積層体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液体又は粘性体を包装するため、種々の軟包装が提案されている。このような軟包装の分野では、ピンホールを抑制することが従来より提案されている。
【0003】
特許文献1では、第一のフィルム層、第二のフィルム層、及び前記第一のフィルム層と前記第二のフィルム層とを接着させている接着層を有し、前記接着層が、可塑剤を含有している反応硬化型接着剤で構成されている、包装用積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-102584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明では、シーラント層を薄くしつつ、加工適性及び耐衝撃性が良好な包装を得ることができる、新規な包装用積層体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈態様1〉基材樹脂層、及びシーラント層を有し、
前記基材樹脂層と前記シーラント層とが、ポリエチレン系樹脂で構成されているポリエチレン接着層を介して接着されており、
前記ポリエチレン接着層が、前記基材樹脂層側から第一のポリエチレン系樹脂層及び第二のポリエチレン系樹脂層をこの順で少なくとも有しており、
前記第一のポリエチレン系樹脂層を構成する第一のポリエチレン系樹脂の密度が、0.910g/cm
3
以上であり、かつ
前記第二のポリエチレン系樹脂層を構成する第二のポリエチレン系樹脂の密度が、0.900g/cm
3
以下である、
包装用積層体。
〈態様2〉基材樹脂層、及びシーラント層を有し、
前記基材樹脂層と前記シーラント層とが、ポリエチレン系樹脂で構成されているポリエチレン接着層を介して接着されており、
前記ポリエチレン接着層が、前記基材樹脂層側から第一のポリエチレン系樹脂層及び第二のポリエチレン系樹脂層をこの順で少なくとも有しており、
前記第一のポリエチレン系樹脂層を構成する第一のポリエチレン系樹脂を、厚さ200μmのフィルムに成形し、これをJIS K 6251に準拠するダンベル状3号形に打ち抜き、これを用いて、支点間距離20mmの条件で引張試験を行ったときに、前記第一のポリエチレン系樹脂の弾性率が、100MPa以上であり、かつ
前記第二のポリエチレン系樹脂層を構成する第二のポリエチレン系樹脂を、前記ダンベル状3号形に打ち抜き、前記引張試験を行ったときに、前記第二のポリエチレン系樹脂の弾性率が、50MPa以下である、
包装用積層体。
〈態様3〉前記第一のポリエチレン系樹脂層の厚さに対する、前記第二のポリエチレン系樹脂層の厚さの比が、0.2以上2.5以下である、態様1又は2に記載の包装用積層体。
〈態様4〉前記シーラント層が、ポリエチレン系樹脂で構成されている、態様1~3のいずれか一項に記載の包装用積層体。
〈態様5〉前記ポリエチレン接着層及び前記シーラント層の厚さの合計が、55μm以下である、態様1~4のいずれか一項に記載の包装用積層体。
〈態様6〉前記基材樹脂層が、前記第一のポリエチレン系樹脂層側の面に、アンカーコート層を有する、態様1~5のいずれか一項に記載の包装用積層体。
〈態様7〉前記基材樹脂層の、前記シーラント層に対して反対側に、補強層を更に有する、態様1~6のいずれか一項に記載の包装用積層体。
〈態様8〉重量1kg以上の重量物を包装するためのものである、態様1~7のいずれか一項に記載の包装用積層体。
〈態様9〉態様1~8のいずれか一項に記載の包装用積層体を有する、包装袋。
〈態様10〉態様9に記載の包装袋、及び前記包装袋に収納されている内容物を有する、内容物入り包装袋。
〈態様11〉基材樹脂層、第一のポリエチレン系樹脂層、第二のポリエチレン系樹脂層、及びシーラント層がこの順で積層されるようにして、前記基材樹脂層と前記シーラント層との間に、前記第一のポリエチレン系樹脂及び前記第二のポリエチレン系樹脂を共押出すること、並びに
前記基材樹脂層と前記シーラント層とを、前記第一のポリエチレン系樹脂層及び前記第二のポリエチレン系樹脂層で構成されているポリエチレン接着層を介して、サンドラミネート法により接着させること
を含む、態様1~8のいずれか一項に記載の包装用積層体の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シーラント層を薄くしつつ、加工適性及び耐衝撃性が良好な包装を得ることができる、新規な包装用積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1(a)~(c)は、本発明の包装用積層体の側面断面図である。
図2は、本発明の包装用積層体の製造方法の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
《包装用積層体》
図1(a)に示すように、本発明の包装用積層体10aは、
基材樹脂層12、及びシーラント層14を有し、
前記基材樹脂層12と前記シーラント層14とが、ポリエチレン系樹脂で構成されているポリエチレン接着層16を介して接着されており、
前記ポリエチレン接着層16が、前記基材樹脂層12側から第一のポリエチレン系樹脂層162及び第二のポリエチレン系樹脂層164をこの順で少なくとも有している。
【0010】
本発明の包装用積層体の第一の態様では、第一のポリエチレン系樹脂層を構成する第一のポリエチレン系樹脂の密度が、0.910g/cm
3
以上であり、かつ第二のポリエチレン系樹脂層を構成する第二のポリエチレン系樹脂の密度が、0.900g/cm
3
以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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