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公開番号2024115827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021690
出願日2023-02-15
発明の名称化粧板
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類B32B 5/28 20060101AFI20240820BHJP(積層体)
要約【課題】 本発明が解決しようとする課題は、植物由来の樹脂材料を用いても、引張強度などの機械的特性が高く、耐煮沸性などの耐久性が良好で、ホルムアルデヒド放散量が抑制されている化粧板を提供することである。
【解決手段】 コア層と、化粧層と、を含み、コア層は、プリプレグを1枚以上含み、プリプレグは、繊維質基材に、フラン樹脂を含む樹脂液を含浸し乾燥させてなることを特徴とする化粧板であり、好ましくは、樹脂液が、さらにフルフリルアルコールを含むことを特徴とする化粧板。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
コア層と、化粧層と、を含み、
コア層は、プリプレグを1枚以上含み、
プリプレグは、繊維質基材に、フラン樹脂を含む樹脂液を含浸し乾燥させてなることを特徴とする化粧板。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
樹脂液が、さらにフルフリルアルコールを含むことを特徴とする請求項1記載の化粧板。
【請求項3】
樹脂液が、フラン樹脂100重量部に対し、フルフリルアルコールを1~300重量部含有することを特徴とする請求項2記載の化粧板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
熱硬化性樹脂化粧板は豊富な色柄と、耐衝撃性、曲げ強度、耐汚染性等の物理・化学的性能、メンテナンス性など優れた特徴を有することから店舗、医療福祉施設など公共施設の家具・什器から住宅家具まで幅広い用途で使用されている。
【0003】
一般に、熱硬化性樹脂化粧板は、化粧層、コア層などを積層し、熱圧成形することにより製造することができる。この内、化粧層は、化粧板用の化粧紙に、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を含む樹脂液を含浸し乾燥させた樹脂含浸化粧紙を用い、コア層は、繊維質基材に、バインダー樹脂(例えば、フェノール樹脂)などを含む樹脂液を含浸し乾燥させたプリプレグを1枚以上用いることにより製造することができる。その他、必要に応じて、裏打層や表面保護層が設けられている。
【0004】
近年では、石油資源に依存しない、バイオマス資源が注目を集めており、様々な技術分野において、石油由来原料から植物由来原料への置き換えが進みつつある。
【0005】
過去に、出願人は、植物由来原料であるリグニンを含む、リグニン系フェノール樹脂を用いた化粧板を発明した。具体的には、コア層として、繊維質基材に、バインダー樹脂であるリグニン系フェノール樹脂を含む樹脂液を含浸し乾燥させたプリプレグを用いて、化粧板を製造することに成功した(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-147272号公報
【0007】
ここで、植物由来原料であるリグニンを含む、リグニン系フェノール樹脂を用いた化粧板は、引張強度などの機械的特性や、耐煮沸性などの耐久性がやや低いことから、改善の余地があった。また、ホルムアルデヒドの放散量について、人体や環境への悪影響が懸念されていることから、さらなる低減が求められていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、植物由来の樹脂材料を用いても、引張強度などの機械的特性が高く、耐煮沸性などの耐久性が良好で、ホルムアルデヒド放散量が抑制されている化粧板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、コア層と、化粧層と、を含み、コア層は、プリプレグを1枚以上含み、プリプレグは、繊維質基材に、フラン樹脂を含む樹脂液を含浸し乾燥させてなることを特徴とする化粧板である。
【発明の効果】
【0010】
本発明にかかる化粧板は、植物由来の樹脂材料を用いても、引張強度などの機械的特性が高く、耐煮沸性などの耐久性が良好で、ホルムアルデヒド放散量が抑制されているという効果がある。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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