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公開番号
2025092095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207751
出願日
2023-12-08
発明の名称
複合フィルム
出願人
共同印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/40 20060101AFI20250612BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明では、適度な初期開封強度及び再封性を有しつつ、更には被着体から剥離した際に、被着体への残存が抑制されている、新規な複合フィルムを提供する。
【解決手段】図1に示すように、本発明の複合フィルムは、
基材層102、粘着層104、及びヒートシール層106を、この順で含み、
前記基材層102と前記ヒートシール層106とは、前記粘着層104によって互いに接着されており、
前記粘着層104は、ウレタン系接着剤と粘着付与剤とを含み、かつ
前記ヒートシール層106は、ポリエチレン樹脂を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材層、粘着層、及びヒートシール層を、この順で含み、
前記基材層と前記ヒートシール層とは、前記粘着層によって互いに接着されており、
前記粘着層は、ウレタン系接着剤と粘着付与剤とを含み、かつ
前記ヒートシール層は、ポリエチレン樹脂を含む、
複合フィルム。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記ウレタン系接着剤の質量の、前記ウレタン系接着剤及び粘着付与剤の質量に対する比が、0.5~0.9である、請求項1に記載の複合フィルム。
【請求項3】
前記ウレタン系接着剤が、ウレタンウレア樹脂を含む、請求項1又は2に記載の複合フィルム。
【請求項4】
前記粘着付与剤は、ロジンエステルである、請求項1又は2に記載の複合フィルム。
【請求項5】
前記粘着層の厚さは、5μm以下である、請求項1又は2に記載の複合フィルム。
【請求項6】
前記ヒートシール層が、ポリプロピレン系樹脂及びポリブテン系樹脂を含有していない、請求項1又は2に記載の複合フィルム。
【請求項7】
前記ヒートシール層が、密度が0.920g/cm
3
以上0.965g/cm
3
以下のポリエチレン樹脂層である、請求項1又は2に記載の複合フィルム。
【請求項8】
前記ヒートシール層が、密度が0.940g/cm
3
超0.965g/cm
3
以下の高密度ポリエチレンで構成されている、請求項1又は2に記載の複合フィルム。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の複合フィルムで構成されている蓋材。
【請求項10】
再封用である、請求項9に記載の蓋材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合フィルム、特に再封可能な複合フィルムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
使用する度に開封と再封を繰り返す化粧品や生理用品、あるいは一度では消費しきれない量の食品や医薬品などの包装手段としては、従来、開封後に残存する内容物が酸化劣化し、あるいは吸湿、乾燥などにより変敗することを防ぐために、再封機能を有する各種の包装体が用いられている。かかる包装体としては、ジッパーなどの付属物を取り付けることなく包装体自体に再封機能を付与させることのできる多層フィルムが提案されている。
【0003】
特許文献1では、基材層、粘着層及びヒートシール層をこの順で有し、前記粘着層が、熱可塑性エラストマー及びポリテルペンを含有している、再封性包材であって、前記ヒートシール層の少なくとも一部を被着体にヒートシールし、そして前記再封性包材の他の一部を摘まんで、前記被着体から前記再封性包材を剥離させると、前記粘着層及び前記ヒートシール層が破断して、ヒートシールされた箇所において前記基材層の粘着層側の面が露出し、それによって、前記粘着層の一部である再封部が露出し、前記基材層の前記粘着層側の面を前記再封部に押し付けると、前記基材層の前記粘着層側の面と前記再封部とを互いに粘着させることができる、再封性包材が開示されている。
【0004】
特許文献2では、基材層、ポリエステル樹脂層、粘着層、及びヒートシール層を、この順で含み、前記ポリエステル樹脂層と前記ヒートシール層とは、前記粘着層によって互いに接着されており、前記粘着層は、非晶性ポリエステルとロジンエステルとを含み、かつ前記ヒートシール層は、ポリエチレン樹脂を含む、複合フィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-98545号公報
特開2022-101048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明では、適度な初期開封強度及び再封性を有しつつ、更には被着体から剥離した際に、被着体への残存が抑制されている、新規な複合フィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈態様1〉基材層、粘着層、及びヒートシール層を、この順で含み、
前記基材層と前記ヒートシール層とは、前記粘着層によって互いに接着されており、
前記粘着層は、ウレタン系接着剤と粘着付与剤とを含み、かつ
前記ヒートシール層は、ポリエチレン樹脂を含む、
複合フィルム。
〈態様2〉前記ウレタン系接着剤の質量の、前記ウレタン系接着剤及び粘着付与剤の合計質量に対する比が、0.5~0.9である、態様1に記載の複合フィルム。
〈態様3〉前記ウレタン系接着剤が、ウレタンウレア樹脂を含む、態様1又は2に記載の複合フィルム。
〈態様4〉前記粘着付与剤は、ロジンエステルである、態様1~3のいずれか一項に記載の複合フィルム。
〈態様5〉前記粘着層の厚さは、5μm以下である、態様1~4のいずれか一項に記載の複合フィルム。
〈態様6〉前記ヒートシール層が、ポリプロピレン系樹脂及びポリブテン系樹脂を含有していない、態様1~5のいずれか一項に記載の複合フィルム。
〈態様7〉前記ヒートシール層が、密度が0.920~0.965g/cm
3
のポリエチレン樹脂層である、態様1~6のいずれか一項に記載の複合フィルム。
〈態様8〉前記ヒートシール層が、密度が0.942~0.965g/cm
3
の高密度ポリエチレンで構成されている、態様1~7のいずれか一項に記載の複合フィルム。
〈態様9〉態様1~8のいずれか一項に記載の複合フィルムで構成されている蓋材。
〈態様10〉再封用である、態様9に記載の蓋材。
〈態様11〉前記ヒートシール層側にハーフカットを有さない、態様9又は10に記載の蓋材。
〈態様12〉収納部及びフランジ部を有する容器と、
前記容器本体に収容されている内容物と、
態様9~11のいずれか一項に記載の蓋材と、
を備え、
前記ヒートシール層が前記フランジ部にヒートシールされて、再封可能な接合部を形成している、
内容物入り蓋付容器。
〈態様13〉前記内容物が食品である、態様12に記載の内容物入り蓋付容器。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、適度な初期開封強度及び再封性を有しつつ、更には被着体から剥離した際に、被着体への残存が抑制されている、新規な複合フィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の複合フィルムの側面断面図である。
図2は、本発明の複合フィルムで構成されている再封性蓋材、及び蓋付容器の一実施態様の概略図である。図2(a)は、蓋付容器の上面図を示しており、図2(b)は、図2(a)の線Ib-Ibにおける断面図を示している。
図3は、本発明の複合フィルムで構成されている再封性蓋材の一実施態様の剥離機構を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
《複合フィルム》
図1に示すように、本発明の複合フィルムは、
基材層102、粘着層104、及びヒートシール層106を、この順で含み、
前記基材層102と前記ヒートシール層106とは、前記粘着層104によって互いに接着されており、
前記粘着層104は、ウレタン系接着剤と粘着付与剤とを含み、かつ
前記ヒートシール層106は、ポリエチレン樹脂を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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