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公開番号
2024137120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023048512
出願日
2023-03-24
発明の名称
積層体
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/18 20060101AFI20240927BHJP(積層体)
要約
【課題】電磁波透過性を確保しつつ外観を向上させることができる積層体を提供する。
【解決手段】車両用部品13は、ミリ波を送信及び受信するミリ波レーダ装置12が搭載された車両11に適用され、ミリ波レーダ装置12におけるミリ波の送信方向の前方に配置されてミリ波を透過させる。車両用部品13は、合成樹脂製の基材層14と、金属製のフィラーを塗膜に分散させた発色層16とを備える。発色層16は、ミリ波透過性を有するとともに比誘電率が4.0以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電磁波を透過させる積層体であって、
合成樹脂製の基材層と、金属製のフィラーを含有する発色層とを備え、
前記発色層は、電磁波透過性を有するとともに比誘電率が4.0以上であることを特徴とする積層体。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記発色層の厚さは、3μm以上75μm以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記発色層に含まれる前記フィラーの量は、2.0%以上であり、
前記発色層の比誘電率は、8.0以上であることを特徴とする請求項2に記載の積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波を透過させる積層体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、積層体として、例えば特許文献1に示す車両用部品が知られている。こうした車両用部品は、基材と塗膜とを有している。そして、車両用部品の電磁波透過性の確保の観点から、基材及び塗膜の比誘電率は、同等であって且つ3.0以下であることが好ましいとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4158646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような車両用部品において、塗膜に金属製のフィラーを含有させるとともに塗膜の比誘電率を3.0以下にすることによって電磁波透過性を確保すると、塗膜におけるフィラーの含有量が不足する。このため、十分な金属光沢を有した塗膜が形成されなくなるので、外観が悪くなるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための積層体の各態様を記載する。
[態様1]電磁波を透過させる積層体であって、合成樹脂製の基材層と、金属製のフィラーを含有する発色層とを備え、前記発色層は、電磁波透過性を有するとともに比誘電率が4.0以上であることを特徴とする積層体。
【0006】
本願発明者は、発色層に含まれるフィラーの量[(発色層に含まれるフィラーの重量/乾燥後の発色層の全重量)×100%]と発色層の比誘電率との間に正の線形関係があることを見出した。このことから、上記構成によれば、電磁波透過性を有する発色層の比誘電率を4.0以上とすることで、発色層のフィラーの含有量が増加するので、外観を向上させることができる。したがって、電磁波透過性を確保しつつ外観を向上させることができる。
【0007】
[態様2]前記発色層の厚さは、3μm以上75μm以下の範囲であることを特徴とする[態様1]に記載の積層体。
上記構成によれば、発色層の厚さを75μm以下とすることで、比誘電率が4.0以上の発色層を使用しても十分に電磁波透過性を確保できる。一方、発色層の厚さを3μm以上とすることで、塗膜の発色が確保されるので、良好な外観を維持できる。したがって、電磁波透過性を十分に確保しつつ良好な外観を維持できる。
【0008】
[態様3]前記発色層に含まれる前記フィラーの量は、2.0%以上であり、前記発色層の比誘電率は、8.0以上であることを特徴とする[態様2]に記載の積層体。
上記構成によれば、発色層に含まれるフィラーの量を2.0%以上にするとともに発色層の比誘電率を8.0以上とすることで、発色層に含まれるフィラーの量をより一層増加させることができる。このため、より一層の外観の向上に寄与できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、電磁波透過性を確保しつつ外観を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態の車両用部品を示す断面模式図である。
車両用部品における発色層の模式図である。
発色層A~Eにおけるアルミニウム量と比誘電率との関係を示すグラフである。
発色層Aを有した車両用部品及び発色層Eを有した車両用部品のそれぞれにおける基材層の厚さと透過するミリ波の減衰量との関係を算出した結果を示すグラフである。
発色層Aを有した車両用部品及び発色層Eを有した車両用部品のそれぞれにおいて、基材層の厚さを最適化した場合のミリ波の減衰量と基材層の厚さを最適化しない場合のミリ波の減衰量とを比較した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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