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公開番号2025091333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2024042438
出願日2024-03-18
発明の名称車両の音出力装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60Q 5/00 20060101AFI20250611BHJP(車両一般)
要約【課題】大きさや形状が互いに異なる外装部材本体であれ、所定の周波数の音波を仮想円の中心から外装部材本体よりも外方に向けて出力することができる。
【解決手段】音出力装置10は、外装部材本体21、振動装置30、及び複数の連結部22を備える。音出力装置10は、連結部22を介して伝播される振動装置30の振動により外装部材本体21を振動させることで、外装部材本体21の振動に伴い発生する音波を車外に出力する。複数の連結部22は、外装部材本体21の後面21b上に位置する仮想円Cの円周上に配置されている。複数の連結部22を介してそれぞれ伝播される振動が外装部材本体21における仮想円Cの中心で強め合うように、仮想円Cの直径R及び振動装置30による振動の周波数が設定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外殻部分の一部を構成する外装部材本体と、
前記外装部材本体よりも前記車両の内方に設けられ、通電により振動する振動装置と、
前記外装部材本体の内面から突出するとともに、前記外装部材本体と前記振動装置とを連結する複数の連結部と、を備え、
前記連結部を介して伝播される前記振動装置の振動により前記外装部材本体を振動させることで、前記外装部材本体の振動に伴い発生する音波を車外に出力する車両の音出力装置であって、
複数の前記連結部は、前記外装部材本体の内面上に位置する仮想円の円周上に配置されており、
複数の前記連結部を介してそれぞれ伝播される振動が前記外装部材本体における前記仮想円の中心で重なり合うことで強め合うように、前記仮想円の直径及び前記振動装置による振動の周波数が設定されている、
車両の音出力装置。
続きを表示(約 98 文字)【請求項2】
前記周波数は、100Hz以上、2000Hz以下であり、
前記仮想円の直径は、50mm以上、250mm以下である、
請求項1に記載の車両の音出力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の音出力装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の周囲に警報音を発する警報音発生装置が記載されている。
特許文献1に記載の警報音発生装置は、車両の外部に露出しているボディ構成部材に取り付けられる振動ユニットと、音響信号供給手段とを備える。音響信号供給手段は、警報用の音響電気信号を振動ユニットに供給する。振動ユニットは、音響電気信号を機械的振動に変換する振動子を有する。振動子の振動によりボディ構成部材が振動することで、車両の周囲に警報音が放射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-246109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の警報音発生装置では、大きさや形状が異なるボディ構成部材に振動ユニットが取り付けられると、振動ユニットの振動の周波数が同じであったとしても、ボディ構成部材の振動の周波数が異なる場合がある。このため、外装部材の振動に伴って放射される音波の周波数が異なるといった問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両の音出力装置の各態様を記載する。
[態様1]
車両の外殻部分の一部を構成する外装部材本体と、前記外装部材本体よりも前記車両の内方に設けられ、通電により振動する振動装置と、前記外装部材本体の内面から突出するとともに、前記外装部材本体と前記振動装置とを連結する複数の連結部と、を備え、前記連結部を介して伝播される前記振動装置の振動により前記外装部材本体を振動させることで、前記外装部材本体の振動に伴い発生する音波を車外に出力する車両の音出力装置であって、複数の前記連結部は、前記外装部材本体の内面上に位置する仮想円の円周上に配置されており、複数の前記連結部を介してそれぞれ伝播される振動が前記外装部材本体における前記仮想円の中心で重なり合うことで強め合うように、前記仮想円の直径及び前記振動装置による振動の周波数が設定されている、車両の音出力装置。
【0006】
上記構成によれば、各連結部を介してそれぞれ伝播される所定の周波数の振動が外装部材本体の内面上に位置する仮想円の中心で重なり合うことで強め合う。このとき、外装部材本体のうち仮想円よりも外側の構成が仮想円よりも内側の振動に対してほとんど影響を与えない。したがって、大きさや形状が互いに異なる外装部材本体であれ、所定の周波数の音波を仮想円の中心から外装部材本体よりも外方に向けて出力することができる。
【0007】
[態様2]
前記周波数は、100Hz以上、2000Hz以下であり、前記仮想円の直径は、50mm以上、250mm以下である、[態様1]に記載の車両の音出力装置。
【0008】
上記構成によれば、車両の接近通報音出力装置として音出力装置を具現化することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、大きさや形状が互いに異なる外装部材本体であれ、所定の周波数の音波を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る車両の音出力装置を示す斜視図である。
図2は、図1の音出力装置の正面図である。
図3は、図1の3-3線に沿った断面図である。
図4は、仮想円の直径及び加振器の周波数と、外装部材本体の振動の振幅の絶対値の分布との関係を示す図である。
図5は、硬質樹脂製の固定板における音波の振動数と音圧レベルとの関係を示すグラフである。
図6は、金属製の固定板における音波の振動数と音圧レベルとの関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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