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公開番号
2025089037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203979
出願日
2023-12-01
発明の名称
乗員保護装置及び車両
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/203 20060101AFI20250605BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の衝突時に電子部品を用いずにエアバッグを膨張させるための膨張用ガスを発生させることができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】乗員保護装置10は、エアバッグ40を有するステアリングホイール30と、膨張用ガスを収容し、膨張用ガスをエアバッグ40に供給するためのガス供給口45a1を有するガス収容部Sと、ガス供給口45a1を封止するシール板金45dと、ガス収容部Sの内壁の一部を構成するフランジ部7aを有するステアリングシャフト7とを備える。車両1の衝突によってステアリングシャフト7が移動された場合、フランジ部7aの移動に伴ってガス収容部Sの空間体積が減少し、ガス収容部Sの内圧が上昇することによってシール板金45dが破断してガス供給口45a1からエアバッグ40に膨張用ガスが供給される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の運転席に着座する乗員を保護する乗員保護装置において、
エアバッグを有するステアリングホイールと、
前記エアバッグを膨張させるための膨張用ガスを収容し、該膨張用ガスを前記エアバッグに供給するための供給口を有するガス収容部と、
前記供給口を封止するシール部材と、
前記車両の転舵輪を転舵させるために前記ステアリングホイールの回転操舵時に回転するステアリングシャフトであって、前記ガス収容部の内壁の一部を構成する内壁構成部を有するステアリングシャフトと、
を備え、
前記車両の衝突によって前記ステアリングシャフトが移動された場合、前記内壁構成部の移動に伴って前記ガス収容部の空間体積が減少し、前記ガス収容部の内圧が上昇することによって前記シール部材が破断して前記供給口から前記エアバッグに前記膨張用ガスが供給されることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記ステアリングホイールが回転操舵された場合、前記ガス収容部は前記ステアリングホイール及び前記ステアリングシャフトと一体的に回転することを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記内壁構成部と前記ガス収容部の他の内壁との間には弾性体が設けられており、前記内壁構成部と前記弾性体とによって前記ガス収容部の空間が仕切られていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
運転席と、
前記運転席に着座する乗員を保護する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置と、
を備えることを特徴とする車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転席に着座する乗員を保護する乗員保護装置と、当該乗員保護装置を搭載する車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に記載のように、車両の運転席に着座する乗員を保護する乗員保護装置としてステアリングホイールにエアバッグを搭載する構成が広く知られている。特許文献1に記載のエアバッグは次のように膨張する。すなわち、車両の衝突がセンサによって検出されると、制御部はインフレーターを制御し、インフレーターから膨張用ガスを発生させる。エアバッグは、この膨張用ガスによって膨張する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-168481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし特許文献1に記載の構成のように、車両の衝突時にセンサや制御部等の電子部品を用いてインフレーターから膨張用ガスを発生させる場合、車両の構成の複雑化や製造コストの増加を招来するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、車両の衝突時に電子部品を用いずにエアバッグを膨張させるための膨張用ガスを発生させることができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る乗員保護装置の代表的な構成は、車両の運転席に着座する乗員を保護する乗員保護装置において、エアバッグを有するステアリングホイールと、前記エアバッグを膨張させるための膨張用ガスを収容し、該膨張用ガスを前記エアバッグに供給するための供給口を有するガス収容部と、前記供給口を封止するシール部材と、前記車両の転舵輪を転舵させるために前記ステアリングホイールの回転操舵時に回転するステアリングシャフトであって、前記ガス収容部の内壁の一部を構成する内壁構成部を有するステアリングシャフトと、を備え、前記車両の衝突によって前記ステアリングシャフトが移動された場合、前記内壁構成部の移動に伴って前記ガス収容部の空間体積が減少し、前記ガス収容部の内圧が上昇することによって前記シール部材が破断して前記供給口から前記エアバッグに前記膨張用ガスが供給されることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、乗員保護装置において、車両の衝突時に電子部品を用いずにエアバッグを膨張させるための膨張用ガスを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る乗員保護装置を搭載した車両の正面図である。
車両の左側面図である。
車両のインストルメントパネルの周囲の断面概略図である。
車両のステアリングホイールの周囲の断面概略図である。
ガス容器のシール板金の周囲の断面概略図と、シール板金を図5Aに示す矢印K方向から見た模式図である。
車両が衝突した際の乗員保護装置の動作を示す模式図である。
車両が衝突した際の乗員保護装置の動作を示す模式図である。
車両が衝突した際の乗員保護装置の動作を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る乗員保護装置10の構成について説明する。以下の説明において、左右方向は乗員保護装置10を搭載した車両1の車幅方向、具体的には運転席2に着座する乗員Mから見た左方向と右方向を意味する。前後方向は車両1の前方向と後方向、具体的には運転席2に着座する乗員Mから見た前方向と後方向を意味する。上下方向は鉛直方向を意味する。なお、以下の説明中の構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は特定的な記載がない限りこの発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
図1は、乗員保護装置10を搭載した車両1の正面図である。図2は、車両1の左側面図である。図3は、車両1のインストルメントパネル4(以下、「インパネ4」と言う。)の周囲の断面概略図である。図4は、車両1のステアリングホイール30の周囲の断面概略図である。図1~図4において、運転席2に着座する乗員Mを二点鎖線で示している。また、図3、図4において、膨張完了時のエアバッグ40を二点鎖線で示している。
(【0011】以降は省略されています)
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