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公開番号2025104485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222313
出願日2023-12-28
発明の名称屋外用遮熱シート
出願人東洋紡エムシー株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B32B 25/00 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約【課題】この屋外用遮熱シートは、日射による輻射熱の影響を抑制することが可能な、屋外用遮熱シートを提供することを可能とする。
【解決手段】内側と外側とを備える屋外用遮熱シートであって、内側に位置する第1ゴム層と、外側に位置する第2ゴム層と、第1ゴム層と第2ゴム層との間に積層配置される補強布と、を備え、第1ゴム層と第2ゴム層とでは異なる種類のゴムが用いられ、第2ゴム層に、又は、第1ゴム層と第2ゴム層の両方に、赤外線反射剤が5wt%以上30wt%以下の配合量で含有されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
内側と外側とを備える屋外用遮熱シートであって、
内側に位置する第１ゴム層と、外側に位置する第２ゴム層と、前記第１ゴム層と前記第２ゴム層との間に積層配置される補強布と、を備え、
前記第１ゴム層と前記第２ゴム層とでは異なる種類のゴムが用いられ、
前記第２ゴム層には、赤外反射剤が、当該第２ゴム層の全固形分のうち当該赤外反射剤を除いた固形分に対して、５ｗｔ％以上３０ｗｔ％以下含有されている、
屋外用遮熱シート。
続きを表示（約 120 文字）【請求項２】
前記屋外用遮熱シートを、
屋外用具、幌材、テント材、タープ、傘、ラッピング材、自動車等のボディ、建材、衣類、スポーツ、および、アウトドア用品のいずれかに用いる、
請求項１に記載の屋外用遮熱シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、屋外用遮熱シートに関するものである。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
たとえば、有毒なガスや液体等から人体を保護する防護シートに関する技術が、特許第５７８４８１２号公報（特許文献１）に開示されている。このような防護シートには、材料表面の良好な耐ガス浸透性および耐液防護性が求められ、材料の表面処理に関する技術が、たとえば、特開２００３－２９０３号公報（特許文献２）および特開２０１０－２４２７９号公報（特許文献３）に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５７８４８１２号公報
特開２００３－２９０３号公報
特開２０１０－２４２７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
防護シートを用いた防護衣は、全身が覆われることから、屋外での使用時には、日射による輻射熱の影響で、防護衣の内部は高温となる。そのために、長時間にわたる防護衣の着用は困難であり、その結果、防護衣を着用して行う作業の作業効率が低下する。
【０００５】
防護シートに限らず、屋外で作業をする場合には、日射による輻射熱の影響を考慮することが重要である。
【０００６】
本開示では、上記課題を解決することにあり、日射による輻射熱の影響を抑制することが可能な、屋外用遮熱シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
［１］本開示の屋外用遮熱シートは、内側と外側とを備える屋外用遮熱シートであって、内側に位置する第１ゴム層と、外側に位置する第２ゴム層と、前記第１ゴム層と前記第２ゴム層との間に積層配置される補強布と、を備え、前記第１ゴム層と前記第２ゴム層とでは異なる種類のゴムが用いられ、前記第２ゴム層には、赤外反射剤が、当該第２ゴム層の全固形分のうち当該赤外反射剤を除いた固形分に対して、５ｗｔ％以上３０ｗｔ％以下含有されている、屋外用遮熱シート。
【０００８】
［２］：前記第１ゴム層には、赤外線反射剤が、当該第１ゴム層の全固形分のうち当該赤外反射剤を除いた固形分に対して、５ｗｔ％以上３０ｗｔ％以下含有されている、［１］に記載の屋外用遮熱シート。
【０００９】
［３］：前記第１ゴム層及び前記第２ゴム層の一方は、アクリロニトリルブタジェンゴムが用いられ、他方は、クロロブチルゴムが用いられている、［１］または［２］に記載の屋外用遮熱シート。
【００１０】
［４］：前記アクリロニトリルブタジェンゴムは、アクリロニトリル含有量が３６ｗｔ％以上である、［３］に記載の屋外用遮熱シート。
（【００１１】以降は省略されています）

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