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公開番号
2025072762
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183066
出願日
2023-10-25
発明の名称
化粧板
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250501BHJP(積層体)
要約
【課題】リサイクル樹脂を含む化粧板からの臭気の発生を抑制することが可能な、化粧板を提供する。
【解決手段】化粧板10は、リサイクル樹脂によって構成されるプラスチック成形基材11と、プラスチック成形基材11に接着された臭気バリアシート20と、臭気バリアシート20とプラスチック成形基材11とを互いに接着する接着剤層15と、を備える。臭気バリアシート20は、プラスチック成形基材11側から順に、フィルム基材21と、蒸着バリア層22と、プライマー層23とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
リサイクル樹脂によって構成されるプラスチック成形基材と、
前記プラスチック成形基材に接着された臭気バリアシートと、
前記臭気バリアシートと前記プラスチック成形基材とを互いに接着する接着剤層と、を備え、
前記臭気バリアシートは、前記プラスチック成形基材側から順に、フィルム基材と、蒸着バリア層と、プライマー層とを含む、化粧板。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記臭気バリアシートに接着された加飾フィルムを更に備えた、請求項1に記載の化粧板。
【請求項3】
前記プラスチック成形基材は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に直交する第3面と、前記第3面の反対側に位置する第4面とを有し、
前記臭気バリアシートは、前記プラスチック成形基材の第1面と、第3面と、第4面とを覆う、請求項1に記載の化粧板。
【請求項4】
前記プラスチック成形基材は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に直交する第3面と、前記第3面の反対側に位置する第4面とを有し、
前記臭気バリアシートは、前記プラスチック成形基材の第1面と、第2面と、第3面と、第4面とを覆う、請求項1に記載の化粧板。
【請求項5】
リサイクル樹脂によって構成されるプラスチック成形基材と、
前記プラスチック成形基材に接着された加飾フィルムと、
前記加飾フィルムと前記プラスチック成形基材とを互いに接着する接着剤層と、を備え、
前記加飾フィルムは、前記プラスチック成形基材側から順に、プライマー層と、フィルム基材と、着色層と、絵柄層と、コート層とを含み、
前記加飾フィルム又は前記接着剤層に臭気吸着剤が含有されている、化粧板。
【請求項6】
前記フィルム基材に臭気吸着剤が含有されている、請求項5に記載の化粧板。
【請求項7】
前記プライマー層に臭気吸着剤が含有されている、請求項5に記載の化粧板。
【請求項8】
前記接着剤層に臭気吸着剤が含有されている、請求項5に記載の化粧板。
【請求項9】
前記プラスチック成形基材は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に直交する第3面と、前記第3面の反対側に位置する第4面とを有し、
前記加飾フィルムは、前記プラスチック成形基材の第1面と、第3面と、第4面とを覆う、請求項5に記載の化粧板。
【請求項10】
前記プラスチック成形基材は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に直交する第3面と、前記第3面の反対側に位置する第4面とを有し、
前記加飾フィルムは、前記プラスチック成形基材の第1面と、第2面と、第3面と、第4面とを覆う、請求項5に記載の化粧板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、化粧板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、限りある資源を有効活用する観点から、プラスチック製品のリサイクルが求められてきている。一般にリサイクルされたリサイクル樹脂は、高度に分別されている場合を除き、再利用する際の用途は限定される。これはリサイクルする前の原料となる樹脂が着色剤や添加剤、その他意図しない添加成分を含んでいるためである。
【0003】
特に、リサイクル樹脂の色調を透明又は明度の高い白色や淡い色調とし、この色調を安定して再現することが難しい。多くの場合は、リサイクル樹脂に着色剤をさらに添加して、黒色又は濃い色調とする。具体的には、リサイクル樹脂を活用する用途として、色調があまり重要視されない、ベンチや植木鉢等が知られている。このような課題を解決するために、リサイクル樹脂に隠蔽層を積層し、明度の高い白色基材とする発明が存在する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-221665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来、リサイクル樹脂を含む基材は臭気を発生することが知られている。この臭気は、高揮発性かつ低分子臭気物質から生じると考えられている。当該物質は既存のリサイクルシステムにおいてコストや作業が煩雑である等の理由から分離することが困難とされている。このため、リサイクル樹脂をより広い範囲で利用するためには、臭気の課題を解決する必要がある。とりわけリサイクル樹脂を建造物等の化粧板として用いる場合、建造物内の臭気を抑える必要があるため、臭気対策が重要となる。
【0006】
本開示は、リサイクル樹脂を含む化粧板からの臭気の発生を抑制することが可能な、化粧板を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[11]に関する。
【0008】
[1]リサイクル樹脂によって構成されるプラスチック成形基材と、前記プラスチック成形基材に接着された臭気バリアシートと、前記臭気バリアシートと前記プラスチック成形基材とを互いに接着する接着剤層と、を備え、前記臭気バリアシートは、前記プラスチック成形基材側から順に、フィルム基材と、蒸着バリア層と、プライマー層とを含む、化粧板。
【0009】
[2]前記臭気バリアシートに接着された加飾フィルムを更に備えた、[1]に記載の化粧板。
【0010】
[3]前記プラスチック成形基材は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面に直交する第3面と、前記第3面の反対側に位置する第4面とを有し、前記臭気バリアシートは、前記プラスチック成形基材の第1面と、第3面と、第4面とを覆う、[1]又は[2]に記載の化粧板。
(【0011】以降は省略されています)
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