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公開番号2025108131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001840
出願日2024-01-10
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社,個人
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H04L 41/044 20220101AFI20250715BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数のネットワークを合成したマルチレイヤネットワークのネットワーク解析技術を提供することである。
【解決手段】本開示の一態様は、第1のネットワークと第2のネットワークとを取得する取得部と、反映度に従って前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを重ね合わせ、第3のネットワークを生成する重畳部と、前記第3のネットワークにおいてシードノードのコミュニティを抽出する抽出部と、を有し、前記抽出されるコミュニティは、前記反映度の変化に応じて拡張又は縮小する、情報処理装置に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のネットワークと第2のネットワークとを取得する取得部と、
反映度に従って前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを重ね合わせ、第3のネットワークを生成する重畳部と、
前記第3のネットワークにおいてシードノードのコミュニティを抽出する抽出部と、
を有し、
前記抽出されるコミュニティは、前記反映度の変化に応じて拡張又は縮小する、情報処理装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記重畳部は、前記反映度に従って前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを重み付けして前記第3のネットワークを生成し、
前記抽出部は、前記シードノードと前記第3のネットワークの各ノードとの間に回帰エッジを付加する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記抽出部は、前記回帰エッジに基づいて前記コミュニティを抽出する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記抽出部は、前記反映度に従って前記第1のネットワークの第1のコミュニティと前記第2のネットワークの第2のコミュニティとの間で前記コミュニティのノードを制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
第1のネットワークと第2のネットワークとを取得することと、
反映度に従って前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを重ね合わせ、第3のネットワークを生成することと、
前記第3のネットワークにおいてシードノードのコミュニティを抽出することを有し、
前記抽出されるコミュニティは、前記反映度の変化に応じて拡張又は縮小する、1つ以上のコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項6】
第1のネットワークと第2のネットワークとを取得することと、
反映度に従って前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを重ね合わせ、第3のネットワークを生成することと、
前記第3のネットワークにおいてシードノードのコミュニティを抽出することを1つ以上のコンピュータに実行させ、
前記抽出されるコミュニティは、前記反映度の変化に応じて拡張又は縮小する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
コミュニティ抽出は、最もよく用いられるネットワーク解析のアプローチの1つである。ソーシャルメディア上での友達推薦、ユーザへの製品推薦、世論分析、テロリストグループのクラスタ特定などの広範な応用がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Lawrence Page, Sergey Brin, Rajeev Motwani, and Terry Winograd. The pagerank citation ranking: Bringing order to the web. In The Web Conference, 1999.
Reid Andersen, Fan Chung, and Kevin Lang. Local graph partitioning using pagerank vectors. In 2006 47th Annual IEEE Symposium on Foundations of Computer Science (FOCS ’06), pp. 475-486, 2006.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のコミュニティ抽出では、単一のネットワークが対象とされてきた。しかしながら、単一のネットワークは現実世界における複雑なネットワークを断片的に切り取った情報に過ぎない。そのため、その断片的な情報に基づいて行ったコミュニティ抽出では、ネットワーク構造や各ノードの振る舞いを分析するための手法として十分でないこともある。
【0005】
近年では、1つのネットワークを1つのレイヤとして、複数のレイヤを重ねるマルチレイヤネットワークを対象とした研究が行われている。例えば、実世界におけるマルチレイヤネットワークの一例として、航空網(空港間の輸送網)などがある。これは、空港をノード、空港間の直行便をエッジとしてモデル化したものであり、異なる航空会社の航空網を異なるレイヤと考えることでマルチレイヤネットワークとして扱うことができる。
【0006】
本開示の課題は、複数のネットワークを合成したマルチレイヤネットワークのネットワーク解析技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、第1のネットワークと第2のネットワークとを取得する取得部と、反映度に従って前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを重ね合わせ、第3のネットワークを生成する重畳部と、前記第3のネットワークにおいてシードノードのコミュニティを抽出する抽出部と、を有し、前記抽出されるコミュニティは、前記反映度の変化に応じて拡張又は縮小する、情報処理装置に関する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、複数のネットワークを合成したマルチレイヤネットワークのネットワーク解析技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施例による複数のネットワークを重ね合わせることによって構成されるマルチレイヤネットワークを示す概略図である。
図2は、本開示の一実施例による反映度を示す概略図である。
図3は、本開示の一実施例による反映度に応じたマルチレイヤネットワークにおけるコミュニティを示す概略図である。
図4は、本開示の一実施例による情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5は、本開示の一実施例による情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図6は、本開示の一実施例による追加レイヤとベースレイヤとの重ね合わせを示す概略図である。
図7は、本開示の一実施例による反映度に応じて重ね合わせされたマルチレイヤネットワークを示す概略図である。
図8は、本開示の一実施例によるAPPRアルゴリズムを示す擬似コードを示す図である。
図9は、本開示の一実施例によるWAPPRアルゴリズムを示す擬似コードを示す図である。
図10は、本開示の一実施例による始点回帰エッジを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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