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公開番号2025105936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025076308,2021048621
出願日2025-05-01,2021-03-23
発明の名称化粧材
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 3/30 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約【課題】凹部に配置されたインキの一部が離脱しても当該離脱が目立たない化粧材を提供する。
【解決手段】着色された層である下地着色層と、下地着色層に積層され、凹凸模様を備える凹凸付与層と、凹凸模様の凹部の内側に配置されたインキからなるインキ層と、を備え、化粧材を平面視したときに、インキ層を含む部位を部位Aとし、インキ層を含まない部位を部位Bとしたとき、部位Aと部位Bとの色差ΔE1が12以下であるとともに、化粧材を平面視したときに凹凸付与層中のインキ層を除去して下地着色層を透視したときの部位を部位Cとしたとき、部位Aと部位Cとの色差ΔE2が3以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
化粧材であって、
着色された層である下地着色層と、
前記下地着色層に積層され、凹凸模様を備える凹凸付与層と、
前記凹凸模様の凹部の内側に配置されたインキからなるインキ層と、を備え、
前記化粧材を平面視したときに、前記インキ層を含む部位を部位Aとし、前記インキ層を含まない部位を部位Bとしたとき、前記部位Aと前記部位Bとの色差ΔE

が12以下であるとともに、
前記化粧材を平面視したときに前記凹凸付与層中の前記インキ層を除去して下地着色層を透視したときの部位を部位Cとしたとき、前記部位Aと前記部位Cとの色差ΔE

が3以下である、
化粧材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は化粧材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
家具、建材、壁面、家電製品の外面、車両等の乗物の内装部分等の表面装飾材として化粧材が広く用いられている。その中で、表面に設けられた凹部(溝)にインキを充填させること(これを「ワイピング」(WIPING)と呼称する。)で所定の質感を表出する化粧材がある。
【0003】
例えば特許文献1には、エンボス凹部にインキが充填されてなる化粧材が開示されている。これによれば、エンボス凹部にワイピングによりインキを充填することでエンボス凹部の形状と絵柄や色調との同調や艶消し効果を得て本物感を表現することが可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公昭58-14312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、化粧材の使用により摩耗や削れ等によりインキが充填された部分が取れてしまい、充填インキがなくなった部分と充填インキが残留している他の部分とで色味の差が目立つという問題があった。化粧材の使用による凹部内の充填インキの離脱自体は少なからず許容せざる得ないことである。
【0006】
そこで本開示は、凹部に配置されたインキの一部が離脱しても当該離脱が目立たない化粧材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様は、化粧材であって、着色された層である下地着色層と、下地着色層に積層され、凹凸模様を備える凹凸付与層と、凹凸模様の凹部の内側に配置されたインキからなるインキ層と、を備え、化粧材を平面視したときに、インキ層を含む部位を部位Aとし、インキ層を含まない部位を部位Bとしたとき、部位Aと部位Bとの色差ΔE

が12以下であるとともに、化粧材を平面視したときに凹凸付与層中のインキ層を除去して下地着色層を透視したときの部位を部位Cとしたとき、部位Aと部位Cとの色差ΔE

が3以下の化粧材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の化粧材によれば、インキ層、及び/又は、凹凸付与層の一部が例えば摩耗等により欠落しても当該欠落が目立たないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、化粧材10の表面の一部を拡大して表した平面図である。
図2は、化粧材10の層構成を説明するために模式的に表した、化粧材10の一部を拡大した斜視図である。
図3は、図2の断面図である。
図4は、部位Aと部位Cとの色差を測定する1つの例を説明する図である。
図5は、保護層15を備えた化粧材10の例を説明する断面図である。
図6は、化粧材20の層構成を説明する断面図である。
図7は、レーザにより型に凹凸を形成する場面を説明する図である。
図8は、ドクターブレードによるインキの掻きについて説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ各形態について説明する。本発明はこれら形態に限定されるものではない。なお、以下に示す図面では分かりやすさのため部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見易さのために説明上不要な部分の図示や繰り返しとなる符号は省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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