TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025105976
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025077338,2024017797
出願日
2025-05-07,2019-06-27
発明の名称
ベーパーチャンバー、電子機器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F28D
15/02 20060101AFI20250703BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】方向が変化する流路を有する場合であっても熱輸送能力を高めることができるベーパーチャンバーを提供する。
【解決手段】密閉空間に作動流体が封入されたベーパーチャンバーであって、密閉空間には、作動流体が凝縮液の状態で移動する毛細管構造と、作動流体が蒸気及び凝縮液の状態で移動する複数の蒸気流路と、が備えられており、複数の蒸気流路の延びる方向が変化する湾曲部、を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
密閉空間に作動流体が封入されたベーパーチャンバーであって、
前記密閉空間には、前記作動流体が凝縮液の状態で移動する毛細管構造と、
前記作動流体が蒸気及び凝縮液の状態で移動する複数の蒸気流路と、が備えられており、
複数の前記蒸気流路の延びる方向が変化する湾曲部、を有し、
複数の前記蒸気流路は、前記湾曲部において、互いに間隔をあけて配置され、
前記湾曲部において、少なくとも1つの前記蒸気流路の湾曲の半径の円弧の中心位置は、他の1つの前記蒸気流路の湾曲の半径の円弧の中心位置に対してずれている、
ベーパーチャンバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、密閉空間に封入された作動流体が移動しつつ熱輸送を行うベーパーチャンバーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
パソコン並びに携帯電話及びタブレット端末等の携帯型端末に代表される電子機器には、CPU(中央演算処理装置)等の電子部品が用いられている。このような電子部品からの発熱量は、情報処理能力の向上により増加する傾向にあるため、これを冷却する技術が重要となっている。
冷却のための手段としてヒートパイプがよく知られている。これはパイプ内に封入された作動流体により、その相変化を利用して熱源における熱を他の部位に輸送することで拡散させ、熱源を冷却するものである。
【0003】
一方、近年においてこれら電子機器の薄型化が顕著であり、従来のヒートパイプよりも薄型の冷却手段が必要となってきた。これに対してベーパーチャンバーが提案されている。ベーパーチャンバーは、シート型ヒートパイプと呼ばれることもあり、ヒートパイプによる熱輸送の考え方を平板状の部材に展開した機器である。すなわち、ベーパーチャンバーでは、対向する平板の間に作動流体が封入されており、この作動流体の相変化を利用して熱源における熱を輸送及び拡散して熱源を冷却する。
【0004】
このようなベーパーチャンバーは電子機器の内側に配置されているが、電子機器の内側には他にも多くの部材が配置されているため、ベーパーチャンバーが配置できる位置には制約があることが多い。そうすると、必ずしも直線状に流路を設けるベーパーチャンバーとすることはできず、例えば特許文献1に記載のように、方向が変化するように湾曲した部位を有する流路を設けることで、配置に対する制約に対応する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-205693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のように方向が変化する流路を有するベーパーチャンバーでは、熱輸送能力を高め難いという問題があった。
【0007】
そこで本発明は上記問題を鑑み、方向が変化する流路を有する場合であっても熱輸送能力を高めることができるベーパーチャンバーを提供することを課題とする。また、このベーパーチャンバーを備える電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者らは、鋭意検討の結果、方向が変化する複数の蒸気流路を有するベーパーチャンバーでは、複数の蒸気流路間でその長さが異なるため、作動流体が流路を移動する際の抵抗である流動抵抗に、流路間で差が大きくなってしまうことから作動流体がバランスよく移動しないとの知見を得た。そして、流動抵抗の差が大きいことで熱輸送能力が低下して想定していた性能を出すことができないことがわかった。これらの知見に基づいて発明者らは具体化して本発明を完成させた。以下本発明について説明する。
【0009】
本願は、密閉空間に作動流体が封入されたベーパーチャンバーであって、密閉空間には、作動流体が凝縮液の状態で移動する毛細管構造と、作動流体が蒸気及び凝縮液の状態で移動する複数の蒸気流路と、が備えられており、複数の蒸気流路の延びる方向が変化する湾曲部、を有し、複数の蒸気流路は、湾曲部において、互いに間隔をあけて配置され、湾曲部において、少なくとも1つの蒸気流路の湾曲の半径の円弧の中心位置は、他の1つの蒸気流路の湾曲の半径の円弧の中心位置に対してずれている、ベーパーチャンバーを開示する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ベーパーチャンバーが、方向が変化する流路を有する場合であっても、熱輸送能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
熱交換装置
2か月前
ホーコス株式会社
熱交換ユニット
5か月前
三恵技研工業株式会社
熱交換器
3か月前
三恵技研工業株式会社
熱交換器
3か月前
アンリツ株式会社
検査装置
2か月前
アンリツ株式会社
検査装置
2か月前
株式会社パイオラックス
熱交換器
5か月前
日産自動車株式会社
熱交換器
5か月前
株式会社ティラド
ラジエータ
6か月前
個人
熱交換器
8か月前
株式会社アイシン
水噴射冷却システム
5か月前
日新電機株式会社
化学蓄熱反応器
6か月前
株式会社デンソー
熱交換器
8か月前
サンデン株式会社
熱交換器
3か月前
サンデン株式会社
熱交換器
5か月前
サンデン株式会社
熱交換器
5か月前
サンデン株式会社
熱交換器
5か月前
栗田工業株式会社
冷却塔システム
5か月前
株式会社デンソー
熱交換器
2か月前
株式会社デンソー
熱交換器
2か月前
株式会社アイシン
熱交換器
1か月前
株式会社デンソー
熱交換器
1か月前
サンデン株式会社
熱交換器
3か月前
ZACROS株式会社
熱交換装置
3か月前
栗田工業株式会社
冷却塔システム
21日前
株式会社デンソー
熱交換器
29日前
株式会社神戸製鋼所
積層型熱交換器
2か月前
古河電気工業株式会社
ヒートパイプ
5か月前
中部抵抗器株式会社
密閉構造体用冷却装置
6か月前
TPR株式会社
熱電発電機能付き熱交換器
4か月前
新晃工業株式会社
熱交換器の底板構造
3か月前
新晃工業株式会社
コイルのフィン構造
5か月前
愛知製鋼株式会社
化学蓄熱装置
7か月前
マレリ株式会社
熱交換器
26日前
マレリ株式会社
熱交換器
26日前
株式会社ミタカ
冷却パネル
3か月前
続きを見る
他の特許を見る