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公開番号
2025114193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008721
出願日
2024-01-24
発明の名称
エレベータ情報出力システム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B66B
3/02 20060101AFI20250729BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】大規模災害等の停電時であってもエレベータの閉じ込め有無を確認可能なエレベータ情報出力システムを提供する。
【解決手段】エレベータ情報出力システム100は、電源が切断されても表示情報が保持される電子ペーパー4と、電子ペーパー4に通信接続された情報出力装置1とを備え、情報出力装置1は、エレベータ3の乗車かご31に有する人数を取得する人数確認部13と、人数確認部13が取得した人数を、エレベータ3の外部に備えた電子ペーパー4に出力する情報出力部16とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電源が切断されても表示情報が保持される電子ペーパーと、
エレベータの乗車かごに有する人数を取得する人数取得手段と、
前記人数取得手段が取得した前記人数を、前記エレベータの外部に備えた前記電子ペーパーに出力する情報出力手段と、
を備える、エレベータ情報出力システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記人数取得手段は、前記エレベータの扉が閉まった状態において前記人数を取得する、エレベータ情報出力システム。
【請求項3】
請求項1に記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記人数取得手段は、所定の時間間隔で前記人数を取得する、エレベータ情報出力システム。
【請求項4】
請求項1に記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記乗車かごの内部を撮影する撮影装置を備え、
前記人数取得手段は、前記撮影装置が撮影した画像を解析して前記人数を取得する、エレベータ情報出力システム。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記エレベータの上昇及び下降を制御するエレベータ制御手段から前記乗車かごの階数に関する位置を取得する位置取得手段を備え、
前記情報出力手段は、前記位置取得手段が取得した前記乗車かごの位置を、前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システム。
【請求項6】
請求項5に記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記位置取得手段は、前記エレベータ制御手段から前記乗車かごの昇降方向を取得し、
前記情報出力手段は、前記位置取得手段が取得した前記乗車かごの昇降方向を、前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システム。
【請求項7】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記乗車かごの内部に備えたセンサ装置と、
前記センサ装置が検出した検出データに基づいて前記乗車かごの昇降方向を取得する昇降方向取得手段と、
を備え、
前記情報出力手段は、前記昇降方向取得手段が取得した前記昇降方向を前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システム。
【請求項8】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記電子ペーパーは、前記エレベータが備えられた建物の出入口を有する階の乗り場近傍に設けられる、エレベータ情報出力システム。
【請求項9】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記人数取得手段が前記人数を取得した日時を取得する日時取得手段を備え、
前記情報出力手段は、前記日時取得手段が取得した前記日時を、前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システム。
【請求項10】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載のエレベータ情報出力システムにおいて、
前記情報出力手段は、前記エレベータの扉が開いている間は、前記扉が開いていることを示す情報を前記電子ペーパーに出力する、エレベータ情報出力システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータ情報出力システムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エレベータは多くの建物に設置されており、重要なインフラの1つになっている。大規模災害等が発生した場合には、停電に伴いエレベータの閉じ込め事象が多く発生する懸念がある。
エレベータの閉じ込めに関しては、「人間のみを正確に検出でき、同時に乗客の健康状態が計測でき、かつ乗客が静止している状態であっても検出可能な新規なエレベータカゴ内閉じ込め検出装置」の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-040540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のエレベータカゴ内閉じ込め検出装置は、電力供給がされていることが前提になっている。しかし、停電時には、電力を使用する装置が使用できなくなり、非常ボタン等の他の手段も使用できなくなってしまう場合も想定される。また、エレベータ内の状況を監視カメラにより取得していても、停電時には、それらを見る術がないため、閉じ込めが確認できない。大規模災害等においては、どのエレベータを優先的に開けるべきかの判断基準が必要になる。
【0005】
そこで、本発明は、大規模災害等の停電時であってもエレベータの閉じ込め有無を確認可能なエレベータ情報出力システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、電源が切断されても表示情報が保持される電子ペーパーと、エレベータの乗車かごに有する人数を取得する人数取得手段と、前記人数取得手段が取得した前記人数を、前記エレベータの外部に備えた前記電子ペーパーに出力する情報出力手段と、を備える、エレベータ情報出力システムである。
第2の発明は、第1の発明のエレベータ情報出力システムにおいて、前記人数取得手段は、前記エレベータの扉が閉まった状態において前記人数を取得する、エレベータ情報出力システムである。
第3の発明は、第1の発明のエレベータ情報出力システムにおいて、前記人数取得手段は、所定の時間間隔で前記人数を取得する、エレベータ情報出力システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、前記乗車かごの内部を撮影する撮影装置を備え、前記人数取得手段は、前記撮影装置が撮影した画像を解析して前記人数を取得する、エレベータ情報出力システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、前記エレベータの上昇及び下降を制御するエレベータ制御手段から前記乗車かごの階数に関する位置を取得する位置取得手段を備え、前記情報出力手段は、前記位置取得手段が取得した前記乗車かごの位置を、前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システムである。
第6の発明は、第5の発明のエレベータ情報出力システムにおいて、前記位置取得手段は、前記エレベータ制御手段から前記乗車かごの昇降方向を取得し、前記情報出力手段は、前記位置取得手段が取得した前記乗車かごの昇降方向を、前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システムである。
第7の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、前記乗車かごの内部に備えたセンサ装置と、前記センサ装置が検出した検出データに基づいて前記乗車かごの昇降方向を取得する昇降方向取得手段と、を備え、前記情報出力手段は、前記昇降方向取得手段が取得した前記昇降方向を前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、前記電子ペーパーは、前記エレベータが備えられた建物の出入口を有する階の乗り場近傍に設けられる、エレベータ情報出力システムである。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、前記人数取得手段が前記人数を取得した日時を取得する日時取得手段を備え、前記情報出力手段は、前記日時取得手段が取得した前記日時を、前記電子ペーパーにさらに出力する、エレベータ情報出力システムである。
第10の発明は、第1の発明から第9の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、前記情報出力手段は、前記エレベータの扉が開いている間は、前記扉が開いていることを示す情報を前記電子ペーパーに出力する、エレベータ情報出力システムである。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかのエレベータ情報出力システムにおいて、建物には、複数台の前記エレベータが設置されており、前記情報出力手段は、各エレベータの前記人数と共に各エレベータを識別する装置識別情報を、前記電子ペーパーに出力する、エレベータ情報出力システムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、大規模災害等の停電時であってもエレベータの閉じ込め有無を確認可能なエレベータ情報出力システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るエレベータが設置された建物の例を示す図である。
第1実施形態に係るエレベータの乗車かごの内部及び外観の例を示す図である。
第1実施形態に係る電子ペーパーの構造を説明するための図である。
第1実施形態に係るエレベータ情報出力システムの機能ブロック図である。
第1実施形態に係る情報出力装置の情報出力処理を示すフローチャートである。
第2実施形態に係るエレベータ情報出力システムの機能ブロック図である。
第2実施形態に係る電子ペーパーが配置されたボードの例を示す図である。
第2実施形態に係る情報出力装置の情報出力処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲は、これに限られるものではない。
(第1実施形態)
<エレベータ3の概要>
図1は、第1実施形態に係るエレベータ3が設置された建物の例を示す図である。
図2は、第1実施形態に係るエレベータ3の乗車かご31の内部及び外観の例を示す図である。
【0010】
図1は、一般的なエレベータ3が設置された建物Bの例を示す。エレベータ情報出力システム100は、一例として、エレベータ3が設置された建物Bにおいて適用可能である。
建物Bは、出入口Eがある階に、エレベータ3の乗降のためのドアD1(扉)を有し、各階には、階数に応じてドアD2、・・・、Dnをそれぞれ有する。なお、以降の説明において、階数を特定しない場合には、単に「ドアD」として説明する。
エレベータ3は、昇降路内に図示しないエレベータ制御装置と、乗車かご31と、ロープ3aと、釣合おもり3bと、巻上機3cとを備える。
ロープ3aは、乗車かご31と、釣合おもり3bとをつなぐ部材である。
釣合おもり3bは、乗車かご31との重量をバランスさせるための部材である。
巻上機3cは、エレベータ制御装置による制御信号に基づいて回転駆動させることで、乗車かご31を上昇させたり、下降させたり、停止させたりするための装置である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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