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公開番号2024173576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023163986
出願日2023-09-26
発明の名称樹脂組成物及びその製造方法
出願人南亞塑膠工業股分有限公司,NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人個人
主分類C08F 212/08 20060101AFI20241205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】製造された基板が良好な低誘電特性を有し、同時にガラス転移温度及び剥離強度が増加する樹脂組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂組成物は、共重合体を含む。前記共重合体は、ジビニルベンゼン(x)、芳香族モノマー(y)、脂環族モノマー(z)を含み、x:y:zは、1:1~10:0.1~5、前記共重合体の分子量は、2000~5000、前記芳香族モノマーはスチレンモノマーを含み、前記共重合体に対するスチレンモノマーの割合は20%~90%、前記共重合体に対する前記脂環族モノマーの割合は、1%~30%である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
芳香族モノマーと、脂環族モノマーと、を含み、分子量2000~5000である共重合体を含み、前記共重合体に対する前記脂環族モノマーの割合が、1%~30%である、樹脂組成物。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記共重合体がビニル基を含み、前記共重合体に対する前記ビニル基の割合が、10%~40%である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記芳香族モノマーがスチレンモノマーを含み、前記共重合体に対する前記スチレンモノマーの割合が、20%~90%である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記共重合体が、以下の一般化学構造式を有するものである、請求項1に記載の樹脂組成物。
JPEG
2024173576000012.jpg
32
67
式中、R

は下記の通りであり、
JPEG
2024173576000013.jpg
21
20


は、下記化学式の少なくとも1つから選択され、
JPEG
2024173576000014.jpg
49
142


は、下記化学式の少なくとも1つから選択され、
JPEG
2024173576000015.jpg
73
161
かつ、x:y:zは、1:1~10:0.1~5である。
【請求項5】
少なくともルイス酸触媒、芳香族化合物及び脂環族化合物を溶媒に溶解して、第1の溶液を形成することと、
アルカリ溶液を使用して、前記第1の溶液を中和反応を行う工程と、を含む共重合体を製造する工程を含み、
前記共重合体は、芳香族モノマーと、脂環族モノマーと、を含み、前記共重合体の分子量が、2000~5000であり、前記共重合体に対する前記脂環族モノマーの割合が、1%~30%である、樹脂組成物の製造方法。
【請求項6】
前記共重合体が、下記一般化学構造式を有する、請求項5に記載の樹脂組成物の製造方法。
JPEG
2024173576000016.jpg
32
66
式中、


は、ジビニルベンゼン、ブタジエンの少なくとも1つから誘導される。


は、スチレン、4-ビニルビフェニル、2-ビニルナフタレンの少なくとも1つから誘導される。


は、アセナフタレン、シクロペンタジエン、シクロブタジエン、ノルボルネン、ジシクロペンタジエンの少なくとも1つから誘導される。
x:y:zは、1:1~10:0.1~5である。
【請求項7】
前記ルイス酸触媒が、SnCl

・H

O又はBF

.Oet

を含む、請求項5に記載の樹脂組成物の製造方法。
【請求項8】
前記溶媒は、トルエン又はジメチルホルムアミドを含む、請求項5に記載の樹脂組成物の製造方法。
【請求項9】
前記アルカリ溶液は、NaHCO

水溶液を含む、請求項5に記載の樹脂組成物の製造方法。
【請求項10】
前記中和反応の反応温度が70℃以上である、請求項5に記載の樹脂組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
基板が高周波伝送能力を有するようにするためには、一般に、低い誘電率(Dk)及び低い誘電正接(Df)等の低誘電特性を示すことが要求される。これらの特性要件を満たすために、絶縁性能に優れた液状ゴム樹脂を使用するのが一般的である。
【0003】
しかし、液状ゴム樹脂は反応性基が少ない熱硬化性樹脂であるため、ガラス転移温度(Tg)が低く、反応性が悪く、加工性が悪く、溶融粘度が高く、剥離強度が低い等の欠点が生じやすい。したがって、基板の良好な低誘電特性を維持しながら、これらの欠点を改善できる樹脂組成物を提供することは、重大な課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、製造された基板が良好な低誘電特性を有し、同時にガラス転移温度及び剥離強度が増加する樹脂組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の樹脂組成物は、共重合体を含む。共重合体は、芳香族モノマーと、脂環族モノマーと、を含む。共重合体の分子量は、2000~5000であり、共重合体に対する脂環族モノマーの割合は、1%~30%である。
【0006】
本発明の一実施形態では、共重合体は、ビニル基を含み、共重合体に対するビニル基の割合は、10%~40%である。
【0007】
本発明の一実施形態では、芳香族モノマーは、スチレンモノマーを含み、共重合体に対するスチレンモノマーの割合は、20%~90%である。
【0008】
本発明の一実施形態では、共重合体は下記一般化学構造式を有する。
JPEG
2024173576000001.jpg
34
68
式中、R

は下記の通りであり、
JPEG
2024173576000002.jpg
22
27


は、下記化学式の少なくとも1つから選択され、
JPEG
2024173576000003.jpg
50
144


は、下記化学式の少なくとも1つから選択され、
JPEG
2024173576000004.jpg
73
161
かつ、x:y:zは、1:1~10:0.1~5である。
【0009】
本発明の樹脂組成物の製造方法は、少なくとも次の工程を含む。少なくともルイス酸触媒、芳香族化合物及び脂環族化合物を溶媒に溶解して、第1の溶液を形成する工程と、アルカリ溶液を使用して、第1の溶液を中和反応を行う工程と、を含む共重合体を製造する工程。共重合体は、芳香族モノマーと、脂環族モノマーと、を含み、共重合体の分子量は、2000~5000である。共重合体に対する脂環族モノマーの割合は、1%~30%である。
【0010】
本発明の一実施形態では、共重合体は、下記一般化学構造式を有する。
JPEG
2024173576000005.jpg
31
66
式中、R

は、ジビニルベンゼン、ブタジエンの少なくとも1つから誘導される。R

は、スチレン、4-ビニルビフェニル、2-ビニルナフタレンの少なくとも1つから誘導される。R

は、アセナフタレン、シクロペンタジエン、シクロブタジエン、ノルボルネン、ジシクロペンタジエンの少なくとも1つから誘導される。x:y:zは、1:1~10:0.1~5である。
(【0011】以降は省略されています)

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