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公開番号
2025058802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023196727
出願日
2023-11-20
発明の名称
熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
主分類
C08G
63/672 20060101AFI20250401BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ポリエステル廃棄物の有効な回収および利用方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法は、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含むポリエステル再生物を提供することと、ポリエステル再生物をエチレングリコールと解重合反応させることと、解重合反応で得られた生成物を脂肪族ジオールとエステル交換反応させることと、エステル交換反応で得られた生成物を長鎖のポリ(アルキルジオール)と重合反応させることで、熱可塑性ポリエステルエラストマーを取得することとを含む。解重合反応、エステル交換反応、及び重合反応に用いる触媒は、それぞれキレート型チタン触媒を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエチレンテレフタレートを含むポリエステル再生物を提供することと、
前記ポリエステル再生物をエチレングリコールと解重合反応させることと、
前記解重合反応で得られた生成物を脂肪族ジオールとエステル交換反応させることと、
前記エステル交換反応で得られた生成物を長鎖のポリ(アルキルジオール)と重合反応させることで、熱可塑性ポリエステルエラストマーを取得することと
を含み、
前記解重合反応、前記エステル交換反応、及び前記重合反応に用いる触媒は、それぞれキレート型チタン触媒を含む、
熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記キレート型チタン触媒は、リン酸エステルチタン酸エステルキレート、クエン酸チタンキレート、及びヒドロキシ酸エステルチタン酸エステルキレートからなる群のうちの少なくとも1つから選択される、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項3】
前記解重合反応に用いる触媒、前記エステル交換反応に用いる触媒、及び前記重合反応に用いる触媒は、全て同一である、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項4】
前記長鎖のポリ(アルキルジオール)は、ポリエチレングリコール又はポリテトラメチレンエーテルグリコールを含む、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項5】
前記脂肪族ジオールは、炭素数3~10のジオールからなる群のうちの少なくとも1つから選択される、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項6】
前記エステル交換反応で得られた生成物は、ビス-ヒドロキシプロピルテレフタレート及び/又はビス-ヒドロキシブチルテレフタレートを含む、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項7】
前記長鎖のポリ(アルキルジオール)の前記重合反応中の添加量は、前記重合反応の反応物の総重量の20重量%~60重量%を占める、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項8】
前記重合反応は真空環境下で行われる、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項9】
前記重合反応の反応温度は200℃~300℃の間である、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
【請求項10】
前記重合反応中に酸化防止剤を添加することを更に含む、請求項1に記載の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
織物(例えば衣類)、ペットボトル、ビニール袋といったポリエステル製品は生活で広く用いられており、このために多くのポリエステル廃棄物を生んでおり、これらポリエステル廃棄物を如何にして有効に回収して利用するかが重要な課題である。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、廃棄されたポリエステル製品を有効に回収、再利用して製造コストを低減させることのできる、熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法を提供する。
【0004】
本発明の熱可塑性ポリエステルエラストマーの製造方法は、ポリエチレンテレフタレートを含むポリエステル再生物を提供することと、ポリエステル再生物をエチレングリコールと解重合反応させることと、解重合反応で得られた生成物を脂肪族ジオールとエステル交換反応させることと、エステル交換反応で得られた生成物を長鎖のポリ(アルキルジオール)と重合反応させることで、熱可塑性ポリエステルエラストマーを取得することというステップを含む。解重合反応、エステル交換反応、及び重合反応に用いる触媒は、それぞれキレート型チタン触媒を含む。
【0005】
本発明の1つの実施形態において、上述したキレート型チタン触媒は、リン酸エステルチタン酸エステルキレート、クエン酸チタンキレート、及びヒドロキシ酸エステルチタン酸エステルキレートからなる群のうちの少なくとも1つから選択される。
【0006】
本発明の1つの実施形態において、上述した解重合反応に用いる触媒、エステル交換反応に用いる触媒、及び重合反応に用いる触媒は、全て同一である。
【0007】
本発明の1つの実施形態において、上述した長鎖のポリ(アルキルジオール)は、ポリエチレングリコール又はポリテトラメチレンエーテルグリコールを含む。
【0008】
本発明の1つの実施形態において、上述した脂肪族ジオールは、炭素数3~10のジオールからなる群のうちの少なくとも1つから選択される。
【0009】
本発明の1つの実施形態において、上述したエステル交換反応で得られた生成物は、ビス-ヒドロキシプロピルテレフタレート及び/又はビス-ヒドロキシブチルテレフタレートを含む。
【0010】
本発明の1つの実施形態において、上述した長鎖のポリ(アルキルジオール)の重合反応中の添加量は、重合反応の反応物の総重量の20重量%~60重量%を占める。
(【0011】以降は省略されています)
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