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公開番号
2025102613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2024091046
出願日
2024-06-04
発明の名称
ポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法
出願人
南亞塑膠工業股分有限公司
,
NAN YA PLASTICS CORPORATION
代理人
個人
主分類
B29B
17/02 20060101AFI20250701BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】本発明は、ポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法を提供する。
【解決手段】まず、ポリエステル綿混紡織物を断片に分割する。その後、断片を反応器中に載置し、酸性化合物と金属触媒の混合水溶液を添加し、温度110℃から160℃に昇温し、1時間から6時間反応させて、断片中の棉繊維を分解する。次いで、ろ過分離を行い、棉粉末及びポリエステル繊維を得る。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエステル綿混紡織物を断片に分割することと、
前記断片を反応器中に載置し、酸性化合物と金属触媒の混合水溶液を添加し、温度110℃から160℃に昇温し、1時間から6時間反応させて、前記断片中の棉繊維を分解することと、
ろ過分離を行い、棉粉末及びポリエステル繊維を得ることと、
を含む、ポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記反応器内の圧力は、1.5バールから12バールである、
請求項1に記載のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
【請求項3】
前記酸性化合物は、有機酸又は無機酸であり、前記有機酸は、ギ酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸又はメタンスルホン酸を含み、前記無機酸は、塩酸、硫酸又はリン酸を含む、
請求項1に記載のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
【請求項4】
前記金属触媒は、銅、ニッケル、コバルト、鉄又は亜鉛の金属化合物を含む、
請求項1に記載のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
【請求項5】
前記金属触媒は、CuCl
2
、Ni(NO
3
)
2
、Co(NO
3
)
2
、FeCl
3
又はZnCl
2
を含む、
請求項1に記載のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
【請求項6】
前記混合水溶液の総重量に基づいて、前記酸性化合物の含有量は0.1wt%から10wt%であり、前記金属触媒の含有量は0.1wt%から5wt%である、
請求項1に記載のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
【請求項7】
前記断片と前記混合水溶液の固液重量比は1:5から1:50である、
請求項1に記載のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、織物のリサイクル方法に関し、特に、ポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
人々の生活や消費水準の向上に伴い、紡織品の使用週期は大幅に短縮され、大量の紡織廃棄品が発生している。ここで、ポリエステル綿混紡織物は高い割合を占めている。したがって、この種の廃棄紡織品をどのようにしてリサイクル、再利用するかが、重要な問題となっている。従来技術におけるポリエステル繊維と綿混紡織物の分離方法では、多くの場合、触媒や溶剤として、有害物質(例えば、塩酸や濃リン酸)や高価な溶剤(例えば、NMMO)を使用する必要があり、且つ高温下で反応させる必要があるため、環境への負荷が大きいか、生産コストが高いという欠点が存在する。
【0003】
以上に基づき、生産コストを削減し、環境への負荷を回避できる、ポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法を開発することは、現在、研究が必要とされている重要課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、生産コストを効果的に削減し、環境への負荷を回避できる、ポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のポリエステル綿混紡織物のリサイクル方法は以下の工程を含む。まず、ポリエステル綿混紡織物を断片に分割する。その後、断片を反応器中に載置し、酸性化合物と金属触媒の混合水溶液を添加し、温度110℃から160℃に昇温し、1時間から6時間反応させて、断片中の棉繊維を分解する。次いで、ろ過分離を行い、棉粉末及びポリエステル繊維を得る。
【0006】
本発明の一実施形態において、反応器内の圧力は、1.5バールから12バールである。
【0007】
本発明の一実施形態において、酸性化合物は、有機酸又は無機酸であり、有機酸は、ギ酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸又はメタンスルホン酸を含み、無機酸は、塩酸、硫酸又はリン酸を含む。
【0008】
本発明の一実施形態において、金属触媒は、銅、ニッケル、コバルト、鉄又は亜鉛の金属化合物を含む。
【0009】
本発明の一実施形態において、金属触媒は、CuCl
2
、Ni(NO
3
)
2
、Co(NO
3
)
2
、FeCl
3
又はZnCl
2
を含む。
【0010】
本発明の一実施形態において、混合水溶液の総重量に基づいて、酸性化合物の含有量は0.1wt%から10wt%であり、金属触媒の含有量は0.1wt%から5wt%である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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