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公開番号
2025078799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025035671,2020065035
出願日
2025-03-06,2020-03-31
発明の名称
蒸着膜形成用基材、蒸着基材、積層体および包装容器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250513BHJP(積層体)
要約
【課題】モノマテリアル包装容器の作製に好適に使用することができ、かつ蒸着膜との密着性が高く、包装容器とした場合のデラミネーションを効果的に防止することのできる、蒸着膜形成用基材の提供。
【解決手段】本発明の蒸着膜形成用基材は、少なくとも、蒸着膜が表面に形成される第1のポリエチレン樹脂層を備え、前記第1のポリエチレン樹脂層を構成するポリエチレン樹脂の密度が0.943g/cm
3
以下であり、前記蒸着膜形成用基材は、延伸処理が施されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、基材と蒸着膜とを備えた蒸着基材と、ヒートシール層とを備えた積層体において、前記基材として使用される蒸着膜形成用基材であって、
前記蒸着膜形成用基材が多層構造を有し、
前記蒸着膜形成用基材を構成する各層が、ポリエチレン樹脂により構成され、
前記各層を構成するポリエチレン樹脂の密度が異なり、
前記各層のうち、前記蒸着膜形成用基材の蒸着膜を形成する面を構成する第1のポリエチレン樹脂層を構成するポリエチレン樹脂の密度が0.943g/cm
3
以下であり、
前記蒸着膜形成用基材は、延伸処理が施されていることを特徴とする、蒸着膜形成用基材。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記各層を構成するポリエチレン樹脂の密度が異なり、かつ密度勾配を有する、請求項1に記載の蒸着膜形成用基材。
【請求項3】
前記各層を構成するポリエチレン樹脂の密度差が0.05g/cm
3
以下である、請求項1または2に記載の蒸着膜形成用基材。
【請求項4】
少なくとも、基材と蒸着膜とを備えた蒸着基材であって、
前記基材は、請求項1~3のいずれか一項に記載の蒸着膜形成用基材からなり、
前記蒸着膜は、前記蒸着膜形成用基材の第1のポリエチレン樹脂層上に設けられていることを特徴とする、蒸着基材。
【請求項5】
少なくとも、基材と蒸着膜と第1のシーラント層とを備えた積層体であって、
前記基材は、請求項1~3のいずれか一項に記載の蒸着膜形成用基材からなり、
前記蒸着膜は、前記蒸着膜形成用基材の第1のポリエチレン樹脂層上に設けられており、
前記第1のシーラント層が、ポリエチレン樹脂から構成されることを特徴とする、積層体。
【請求項6】
前記基材の前記第1シーラント層が設けられた面とは反対の面に、第2のシーラント層をさらに備え、
前記第2のシーラント層が、ポリエチレン樹脂から構成される、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
前記第1のシーラント層と前記蒸着膜との間に、バリアコート層をさらに備える、請求項5または6に記載の積層体。
【請求項8】
包装容器に用いられる、請求項5~7のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項9】
前記積層体全体におけるポリエチレン樹脂の含有量は、80質量%以上である、請求項5~8のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項10】
請求項5~9のいずれか一項に記載の積層体からなる包装容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸着膜形成用基材、蒸着基材、積層体および包装容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂からなる樹脂フィルム(以下、ポリエステルフィルムともいう)は、機械的特性、化学的安定性、耐熱性および透明性に優れると共に、安価であることから、包装容器の作製に使用される積層体を構成する基材として使用されている。
【0003】
このようなポリエステルフィルムは、通常、シーラント層であるポリエチレンフィルムと張り合わされ、積層体とされた後に、包装容器に成形される。
【0004】
上記した、異種の樹脂フィルム、すなわち、ポリエステルフィルムと、ポリエチレンフィルムとを貼り合わせた積層体により作製された包装容器は、それぞれの層に分離をすることが困難であり、使用後に回収した包装容器は、リサイクルに適しておらず、積極的にはリサイクルされていないという現状がある。
【0005】
そして、包装容器のリサイクル適性向上を目的として、ポリエステルフィルムに代えて、延伸処理が施されたポリエチレンフィルム(延伸ポリエチレンフィルム)を基材へ適用し、同一材料により構成される積層体を用いた包装容器(モノマテリアル包装容器)の作製が検討されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
今般、本発明者らは、ポリエステルフィルムを延伸ポリエチレンフィルムに変更することに伴い低下したガスバリア性、意匠性、光沢を補填すべく、延伸ポリエチレンフィルム表面に、蒸着膜を形成しようとしたところ、延伸ポリエチレンフィルムと蒸着膜との密着性が十分ではなく、蒸着膜を形成した延伸ポリエチレンフィルムを用いて包装容器を作製した場合、延伸ポリエチレンフィルムと蒸着膜との間で剥離(デラミネーション)を起こすおそれがあるという新たな課題を見出した。
【0007】
そして、驚くべきことに、本発明者らは、ポリエチレン樹脂により構成される基材の蒸着膜を形成する層におけるポリエチレン樹脂の密度を調整することにより、該層と蒸着膜との密着性を顕著に改善することができ、上記の問題を解決することができるとの知見を得た。
【0008】
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、その解決しようとする課題は、モノマテリアル包装容器の作製に好適に使用することができ、かつ蒸着膜との密着性が高く、包装容器とした場合のデラミネーションを効果的に防止することのできる、蒸着膜形成用基材を提供することである。
【0009】
また、本発明の解決しようとする課題は、上記した蒸着膜形成用基材を備える積層体、積層体および包装容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の蒸着膜形成用基材は、少なくとも、蒸着膜が表面に形成される第1のポリエチレン樹脂層を備え、
前記第1のポリエチレン樹脂層を構成するポリエチレン樹脂の密度が0.943g/cm
3
以下であり、
前記蒸着膜形成用基材は、延伸処理が施されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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