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公開番号2024120117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-04
出願番号2021106575
出願日2021-06-28
発明の名称積層体
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B32B 9/02 20060101AFI20240828BHJP(積層体)
要約【課題】デンプンを含有することによる問題を一挙に解決し、さらに従来よりも格段に性能の優れた積層体を提供する。
【解決手段】デンプンを主成分とする基材と、前記基材の両面に直接積層された合成樹脂を含有する表面層とを備えることを特徴とする積層体とした。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
デンプンを主成分とする基材と、前記基材の両面に直接積層された合成樹脂を含有する表面層とを備えることを特徴とする積層体。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記基材が、高分子成分としてデンプンのみを含有するものである、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記積層体全体に対するデンプンの含有量が50質量%を超えて100質量%を超えない範囲である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記合成樹脂が軟質系のものである、請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項5】
前記合成樹脂が生分解性プラスチックである、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項6】
前記合成樹脂がポリエチレン及び/又はポリプロピレンからなるものである、請求項1~5のいずれか一項に記載の積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デンプンを含有する積層体に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
環境を考慮した生分解性素材として、例えば特許文献1に記載するように、デンプンを含有する接着層を備えた積層体が考えられている。
【0003】
前述した積層体は、前述した接着層を介して2枚の積層体を接着し内部に食品などを収容するパウチ等の容器を形成することを目的とするものである。そのため、この積層体によって形成される容器は、食品と直接触れる最内面が前記接着層によって形成されることとなる。このような容器に水分を含む食品を収容する場合には、前記接着面にある程度の耐水性が求められる。前記接着層に耐水性を与える方法としては、前記接着層をデンプンだけではなく、デンプンと合成樹脂との混合物によって形成する方法が考えられる。
【0004】
しかしながら、前述したように接着層などの樹脂層を、デンプンと合成樹脂とを混合して形成すると、デンプンと合成樹脂との反射率の違いによって樹脂層が白濁してしまい、透明性が求められる用途には使用しにくいという問題がある。また、環境負荷を小さくするために前記樹脂層におけるデンプンの含有量を向上させると、前記樹脂層の耐水性が低くなってしまうという問題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-87927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前述したような課題に鑑みて本発明者が鋭意検討した結果、デンプンを含有することによる前述した問題を一挙に解決し、さらに従来よりも格段に性能の優れた積層体を作製することに成功して初めて完成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明に係る積層体は、デンプンを主成分とする基材と、前記基材の両面に直接積層された合成樹脂を含有する表面層とを備えるものである。
【0008】
このように構成した本発明によれば、デンプンを主成分とする基材と、合成樹脂を含有する表面層とを備えているので、求められる性質を前記表面層によって実現することができる。その結果、例えば、耐水性を持たせるため等の理由で、デンプンと合成樹脂とを混ぜる必要がなく、デンプンと合成樹脂とを混合することによる積層体の白濁を抑えることができる。
【0009】
また、前述した表面層の素材によっては、従来の積層体よりも耐水性を大幅に向上させることも可能である。また、表面層の組成を工夫することによって、酸やアルカリにも強い積層体を作製することも可能である。
【0010】
前記基材の両面に表面層が積層されているので、デンプン特有のにおいが抑えられる。そのため、この積層体を食品などの容器として使用する場合にも、積層体に含有されるデンプンのにおいが移る心配がない。
(【0011】以降は省略されています)

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