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公開番号
2024155500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070261
出願日
2023-04-21
発明の名称
板材
出願人
小松マテーレ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
5/28 20060101AFI20241024BHJP(積層体)
要約
【課題】軽量で剛性が高い特性と、木材の質感と風合いを有しており、かつ大面積で薄くしても層間剥離が発生しにくい板材を提供する。
【解決手段】発泡芯材の両面に繊維強化樹脂製の板が積層された基材と、前記基材の少なくとも片面に木板が積層された板材であって、前記発泡芯材の曲げ弾性率が15MPa以上であり、かつ全体の厚みが4mm以上30mm以下である板材が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡芯材の両面に繊維強化樹脂製の板が積層された基材と、前記基材の少なくとも片面に木板が積層された板材であって、前記発泡芯材の曲げ弾性率が15MPa以上であり、かつ全体の厚みが4mm以上30mm以下である、板材。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記発泡芯材の5%圧縮強さが0.2MPa以上である、請求項1に記載の板材。
【請求項3】
前記繊維強化樹脂製の板を構成する強化繊維が炭素繊維である、請求項1または請求項2に記載の板材。
【請求項4】
前記繊維強化樹脂製の板を構成する強化繊維の組織が織物である、請求項1または請求項2に記載の板材。
【請求項5】
前記繊維強化樹脂製の板を構成するマトリックス樹脂が、分子中に活性水素基を有し、前記繊維強化樹脂製の板と、前記発泡芯材とが、前記マトリックス樹脂中の活性水素基と化学結合を形成する反応型接着剤を介して接着されている、請求項1または請求項2に記載の板材。
【請求項6】
前記マトリックス樹脂がフェノキシ樹脂である、請求項5に記載の板材。
【請求項7】
前記木板の厚みが0.15mm以上3.0mm以下である、請求項1または請求項2に記載の板材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
木材は、金属、セラミックスなどと比較してぬくもりのある質感や風合いを有し、かつ湿度が高いときには吸湿して、湿度が低いときには放湿して環境を調節する独特の機能を有する。さらに、木材は、構造材としても密度が小さく軽量であることから、現代でも生活の様々な部分で使用されている。
【0003】
一方、木材は、金属、セラミックスなどと比較して剛性が低く、曲げやねじりなどの外力が加わる部分の材料としては使用しにくい欠点がある。また、特に大面積の木材は、採取地域や採取時期、さらに同一部材の中でも場所によって不均一性を有する天然物の特徴を原因として、温度や湿度の条件により不均一に膨張・収縮して反りやたわみが発生するなど、寸法安定性が低く変形しやすい性質も有する。
【0004】
そこで、例えば特許文献1では、全面を合成樹脂又は繊維強化合成樹脂を塗布して被覆した合成樹脂発泡材又はプラスチック格子を芯材とし、この表裏面に木製平板を継ぎ合わせた板の木口を逆にして上板と下板を張り合わせた2層板を固着することによって、木材の外観と高い剛性を有する板材とし、この板材をテラスデッキとして利用する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3049893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
テラスデッキのような厚みが問題とならない用途であれば、木材を含む各層に厚みを持たせることによって板材の反りやたわみの発生を抑制できるが、机や棚などの天板や、建具などといった大面積で薄い板材を、木材(木板)を含む積層板によって作製した場合、外力による反りや自重によるたわみ、各層の膨張伸縮差で発生する応力に耐えられず層間剥離を生じやすい。そのため、単純に積層板を大面積化したり薄型化したりすることが困難であるという課題が残っている。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、軽量で剛性が高い特性と、木材の質感と風合いを有しており、かつ大面積で薄くしても層間剥離が発生しにくい板材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、以下の本発明の一態様を完成するに至った。
【0009】
(1)本発明にかかる板材は、発泡芯材の両面に繊維強化樹脂製の板が積層された基材と、前記基材の少なくとも片面に木板が積層された板材であって、前記発泡芯材の曲げ弾性率が15MPa以上であり、かつ全体の厚みが4mm以上30mm以下である、板材である。
【0010】
(2)また、本発明にかかる板材は、前記発泡芯材の5%圧縮強さが0.2MPa以上であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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