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公開番号2025075556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186813
出願日2023-10-31
発明の名称化粧板
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 15/08 20060101AFI20250508BHJP(積層体)
要約【課題】シャッター材としての高い性能を発揮することが可能な化粧板を提供する。
【解決手段】化粧板は、金属板と、金属板の一方の面に設けられた印刷層と、一方の面の側における最も外側に設けられたトップコート層と、金属板の他方の面の側に設けられ、ウレタン変性エポキシ樹脂で形成された裏面コート層と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属板と、
前記金属板の一方の面に設けられた印刷層と、
前記一方の面の側における最も外側に設けられたトップコート層と、
前記金属板の他方の面の側に設けられ、ウレタン変性エポキシ樹脂で形成された裏面コート層と、
を備える化粧板。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記裏面コート層の目付量は、11g/m

以上15g/m

以下である
請求項1に記載の化粧板。
【請求項3】
前記裏面コート層は、ワックスを含む
請求項1に記載の化粧板。
【請求項4】
前記ウレタン変性エポキシ樹脂の樹脂固形分に対する前記ワックスの添加量は、2質量%以上6質量%以下である
請求項3に記載の化粧板。
【請求項5】
前記裏面コート層は、無機粒子を含む
請求項1に記載の化粧板。
【請求項6】
前記裏面コート層は、前記無機粒子として平均粒径が3.0μm以上5.0μm以下のシリカを、前記ウレタン変性エポキシ樹脂の樹脂固形分に対して1.0質量%以上3.0質量%以下含む
請求項5に記載の化粧板。
【請求項7】
前記トップコート層の厚さは、8μm以上9μm以下である
請求項1に記載の化粧板。
【請求項8】
前記トップコート層は、紫外線吸収剤及び光安定剤の少なくとも一方を含む
請求項1に記載の化粧板。
【請求項9】
前記トップコート層は、ポリエステル樹脂及びアクリル樹脂ビーズを含む
請求項7又は8に記載の化粧板。
【請求項10】
前記トップコート層は、平均粒径が10μm以上20μm以下の前記アクリル樹脂ビーズを含み、
前記アクリル樹脂ビーズの混合量は、前記トップコート層中4.0質量%以上5.0質量%以下である
請求項9に記載の化粧板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、鋼板に塗装や印刷によって色彩や模様等が付与された化粧板に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
木製のガレージシャッターは、木材が有する特有の温もりや上品さから、ガレージシャッターの中で、最も高級感があると認識されている。しかしながら、木製のガレージシャッターに用いる木製のシャッター材は、塗装の剥がれ等、損傷が発生すると大きく目立つため、数年毎に再塗装をする等、メンテナンスを行う必要がある。さらに、湿気による木の歪みや、カビの発生、シロアリ被害に遭う場合があり、メンテナンスに手間を要する。
【0003】
そこで、金属板に化粧が施された化粧板を用いたガレージシャッター等のシャッター材が提案されている。このようなシャッター材に適用可能な化粧板として、金属板の一方の面上に、絵柄層とクリヤコート層とが形成された化粧板が提案されている(例えば、引用文献1)。例えば、木目印刷を施したシートを基材にラミネートした化粧板を形成することで、メンテナンスが容易なシャッター材を形成することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-164924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような化粧板を用いてガレージシャッターを形成する場合、例えばガレージ上部で巻き上げ可能とするために、左右方向に長い矩形状の化粧板同士を上下方向に連結して形成される。このとき、化粧板の上下方向の端部にはフォーミング加工により折り曲げられた折り曲げ部が形成され、複数の化粧板の折り曲げ部同士が嵌合可能としている。
しかしながら、従来の化粧板では、意匠性向上のために化粧板裏面側に形成する裏面コート層の密着性が十分ではなく、特に化粧板の折り曲げ部において裏面コート層の密着性が低下しやすかった。
【0006】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、シャッター材としての高い性能を発揮することが可能な化粧板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の化粧板の一態様は、金属板と、金属板の一方の面に設けられた印刷層と、一方の面の側における最も外側に設けられたトップコート層と、金属板の他方の面の側に設けられ、ウレタン変性エポキシ樹脂で形成された裏面コート層と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、シャッター材としての高い性能を発揮することが可能な化粧板を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態における化粧板の一構成例を示す断面図である。
本開示の実施形態における化粧板の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本技術の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本技術の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本技術の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本技術の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本開示の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」になり、「右」が「左」になることは勿論である。
(【0011】以降は省略されています)

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