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公開番号2025074378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185130
出願日2023-10-29
発明の名称跳ね上げ式ガイドクランプ
出願人個人
代理人個人
主分類B27B 9/04 20060101AFI20250507BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】板材を作業台に固定することができ、且つ、電動鋸の操作によって板材がガタつくことが抑制されたガイドクランプを提供する。
【解決手段】ガイドクランプ10は、ボルト111と、ボルト111に取り付けられた1対のノブナット112と、ガイド130と、ボルト111とガイド130とを回動可能に連結する回転部を主に備える。作業台20の天板21に予め設けられた貫通孔22にボルト111を挿通した後、作業台20の天板21を1対のノブナット112で上下から挟むことによって、ガイドクランプ10が作業台20の天板21に固定される。その際、ガイド130を水平位置に倒したときのガイド130の下面が、切断対象となる板材Bの上面に当接するように、一対のノブナット112の上下方向の位置が調整される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
作業台の天板の上に配置された板材に用いられる跳ね上げ式ガイドクランプであって、
長手方向に長尺な板状の形状を有する、電動鋸用ガイド定規と、
上下方向に平行な垂直面内において、前記電動鋸用ガイド定規が、前記長手方向と前記上下方向とのなす角度が90°となる水平位置と、前記長手方向と前記上下方向とのなす角度が90°未満となる跳ね上げ位置との間で回動するように、前記電動鋸用ガイド定規の前記長手方向の一端に連結された回転部と、
前記回転部に連結されており、前記回転部を前記天板に固定する固定機構と、
を備える跳ね上げ式ガイドクランプ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記固定機構は、作業台の天板に形成された上下方向に延びる貫通孔に挿通されるように構成された、前記上下方向に延在する棒状部材と、
前記棒状部材を前記天板に固定する固定部と、を備える請求項1に記載の跳ね上げ式ガイドクランプ。
【請求項3】
さらに、前記電動鋸用ガイド定規の前記長手方向の長さと同じ幅、又は、前記電動鋸用ガイド定規の前記長手方向の長さよりも短い幅を有する天板を有する専用作業台を備え、
前記固定機構は、前記専用作業台の前記天板を挟むように構成されたクランプを有する請求項1に記載の跳ね上げ式ガイドクランプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、跳ね上げ式ガイドクランプに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
丸鋸やジグソーなどの電動鋸を用いて木製の板材を切断する際に、板材を作業台に一時的に固定するためにクランプが用いられる。また、板材を直線状に切断する際に、電動鋸を直線に沿って移動させるためのガイドとなるガイド定規が用いられる。
【0003】
特許文献1には、電動鋸の案内となる長手方向の側面を有する定規本体と、定規本体を板材へ固定するための2つの板締め具(固定板締め具、移動板締め具)とを備える切断用の定規が開示されている。被切断部材である板材に定規本体を固定することで、板材に対して定規本体が滑ったりガタついたりすることを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3150561号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の切断用定規では、2つの板締め具が板材の端面を挟み込むようにして、定規本体を板材に固定している。例えば、板材の厚さが薄い場合などには、切断用定規を板材に強固に固定することができず、電動鋸の操作などにより切断用定規がガタついてしまうことがあった。また、特許文献1の切断用定規は、板材に対して固定されるものであった。そのため、板材が動かないように作業台などに固定するためのクランプが別途必要であった。板材が回転することを防ぐため、通常、板材は複数のクランプを用いて固定される。そのため、切断対象となる板材を交換する際には、複数のクランプを取り外して付けなおす必要があり、手間がかかった。
【0006】
本発明の目的は、板材を作業台に容易且つ確実に固定することができ、且つ、電動鋸の操作によって板材がガタつくことが抑制されたガイドクランプを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に従えば、作業台の天板の上に配置された板材に用いられる跳ね上げ式ガイドクランプであって、
長手方向に長尺な板状の形状を有する、電動鋸用ガイド定規と、
上下方向に平行な垂直面内において、前記電動鋸用ガイド定規が、前記長手方向と前記上下方向とのなす角度が90°となる水平位置と、前記長手方向と前記上下方向とのなす角度が90°未満となる跳ね上げ位置との間で回動するように、前記電動鋸用ガイド定規の前記長手方向の一端に連結された回転部と、
前記回転部に連結されており、前記回転部を前記天板に固定する固定機構と、を備える跳ね上げ式ガイドクランプが提供される。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、跳ね上げ式ガイドクランプは固定機構を備えているので、電動鋸用ガイド定規が連結された回転部を、容易に、且つ、確実に天板に固定することができる。また、電動鋸用ガイド定規を水平位置に倒すことができるので、電動鋸用ガイド定規の下面全体と板材の上面とを密着させることができる。この場合には、電動鋸用ガイド定規の先端(長手方向における棒状部材と反対側の端部)をクランプなどで作業台の天板に固定することにより容易に板材を作業台の天板に固定することができる。このとき、電動鋸用ガイド定規の下面全体が板材の上面と密着するので、電動鋸用ガイド定規の下面と板材の上面との接触面積を大きくすることができる。それに応じて電動鋸用ガイド定規の下面と板材の上面との間の摩擦力を大きくすることができる。そのため、電動鋸を用いて板材の切断を行う際に、電動鋸の操作によって板材が電動鋸用ガイド定規に対してガタつくことが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1はガイドクランプ10を側方から見た概略図である。
図2はガイドクランプ10をガイド130の長手方向の基端側から見た概略図である。
図3はガイドクランプ10を上方から見た概略図である。
図4はガイドクランプ10を作業台20に取り付けた状態を示す概略説明図である。
図5はアクリルガイド400の概略説明図である。
図6はアクリルガイド400の使用状態を説明するための概略説明図である。
図7は丸鋸300の概略説明図である。
図8はクランプ式の固定機構を有するガイドクランプ210を説明するための概略説明図である。
図9はネジ式の固定機構を有するガイドクランプ310を説明するための概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
丸鋸は、円盤状の超硬チップの付いたのこ刃(チップソー)を回転させて材料を切断する電動工具であり、電動鋸の一例である。切断する材料に応じてのこ刃を取り換えることで、木材、プラスチック、金属などの種々の材料を切断することができる。以下では、電動鋸として丸鋸を用いて木材を切断する場合を例に挙げて説明する。なお、本発明はそのような態様には限られず、電動鋸として、例えばジグソーを用いることができる。図7に示されるように、丸鋸300は、円板状ののこ刃(チップソー)310と、安全カバー320と、ハンドル330と、ベース340とを主に備えている。ハンドル330は、丸鋸300の持ち手である。ハンドル330には不図示のトリガーボタンが設けられている。ハンドル330を握った状態でトリガーボタンを押している間だけ、のこ刃310が回転し、材料を切断することができる。なお、作業時以外には、のこ刃310は安全用の安全カバー320で覆われており、のこ刃310が露出しないようになっているが、材料にのこ刃310が当たり進むにつれて、自然と安全カバー320が開くように構成されている。ベース340は、のこ刃310を取り囲むように設けられた四角形状の金属製の枠材である。切断する材料にベース340を押し当てた状態で丸鋸300を前進させることにより、材料を切断する。
(【0011】以降は省略されています)

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