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公開番号2024129973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039413
出願日2023-03-14
発明の名称テーブルソー
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B27B 5/29 20060101AFI20240920BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】テーブルと協働して被切断材を支持する補助載置部をスムーズに移動させることができるテーブルソーが必要とされている。
【解決手段】テーブルソー1は、被切断材が載置されるテーブル4を有する。テーブルソー1は、テーブル4を下方から支持するベース2を有する。テーブルソー1は、テーブル4に隣接して被切断材が載置される補助載置部40を有する。テーブルソー1は、テーブル4とベース2を備えた主載置部5に第1部51a,54aが回転可能に連結され、かつ補助載置部40に第2部51b,54bが回転可能に連結されて補助載置部40をテーブル4に対して接近・離間させるアーム50を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
テーブルソーであって、
被切断材が載置されるテーブルと、
前記テーブルを下方から支持するベースと、
前記テーブルに隣接して前記被切断材が載置される補助載置部と、
前記テーブルと前記ベースを備えた主載置部に第1部が回転可能に連結され、かつ前記補助載置部に第2部が回転可能に連結されて前記補助載置部を前記テーブルに対して接近・離間させるアームを有するテーブルソー。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテーブルソーであって、
前記アームの前記第1部と前記主載置部は、第1軸によって回転可能に連結され、
前記アームの前記第2部と前記補助載置部は、第2軸によって回転可能に連結され、
前記アームと前記主載置部と前記補助載置部のいずれか1つには、前記第1軸または前記第2軸が移動可能に挿通される長孔が設けられるテーブルソー。
【請求項3】
請求項2に記載のテーブルソーであって、
前記長孔は、前記アームに設けられるテーブルソー。
【請求項4】
請求項2または3に記載のテーブルソーであって、
前記アームである第1アームと、前記アームである第2アームを有し、前記第1アームと前記第2アームのいずれか1つに前記長孔が設けられるテーブルソー。
【請求項5】
請求項4に記載のテーブルソーであって、
前記第1アームと前記第2アームは、前記補助載置部が前記テーブルに対して接近・離間する際に前記主載置部に対して相互に反対方向に回転するテーブルソー。
【請求項6】
請求項4または5に記載のテーブルソーであって、
前記アームである第3アームを有し、
前記第3アームは、前記第1アームとともに前記第1軸によって前記主載置部に回転可能に連結、または前記第1アームとともに前記第2軸によって前記補助載置部に回転可能に連結されるテーブルソー。
【請求項7】
請求項6に記載のテーブルソーであって、
前記アームである第4アームを有し、
前記第4アームは、前記第2アームとともに前記第1軸によって前記主載置部に回転可能に連結、または前記第2アームとともに前記第2軸によって前記補助載置部に回転可能に連結され、
前記第3アームは、前記第1アームと連結される側と反対側において前記主載置部または前記補助載置部にピンにて連結され、かつ前記ピンが挿通される第3長孔を有し、
前記第4アームは、前記第2アームと連結される側と反対側において前記主載置部または前記補助載置部に前記ピンにて連結され、かつ前記ピンが挿通される第4長孔を有するテーブルソー。
【請求項8】
請求項7に記載のテーブルソーであって、
前記ピンは、軸方向に移動することで前記第3アームと前記第4アームに係合する係合部を有し、前記係合部によって前記第3アームと前記第4アームの回転を規制するテーブルソー。
【請求項9】
請求項8に記載のテーブルソーであって、
前記第3長孔と前記第4長孔は、前記第3アームまたは前記第4アームの長さ方向に沿って長いガイド孔と、前記ガイド孔に連通し前記ガイド孔より径が大きい拡張孔を有するテーブルソー。
【請求項10】
請求項9に記載のテーブルソーであって、
前記ピンは、前記ガイド孔に挿通される脚と、前記脚から拡径して前記ガイド孔より径が大きくかつ前記拡張孔より径の小さい前記係合部を有するテーブルソー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられるテーブルソーに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
この種のテーブルソーは、被切断材を載置するテーブルと、テーブルを貫通して上方へ突出する円盤状の刃具(丸鋸刃)を有する。刃具は、テーブルの下方に配設される本体に回転可能に支持される。本体には、刃具を回転させる駆動源としての電動モータと、刃具が一体に取付けられる出力軸が設けられる。電動モータを起動させて出力軸を軸回りに回転させることで、出力軸と一体に設けられた刃具が回転する。テーブルの上方へ突出しかつ回転する刃具に向けて、被切断材をテーブルに沿って使用者から見て奥側(後側)へ送る。これにより刃具が被切断材に切り込まれ、被切断材を切断できる。
【0003】
特許文献1に記載されるようにテーブルの後側には、後方へ送った被切断材を下方から支持するための補助テーブルが設けられる。テーブルと補助テーブルは、下方に配設されたベースに支持される。ベースには、2つの角柱状のポールが前後方向に伸縮可能に取付けられる2つのガイドが設けられる。2つのポールは、相互に平行に前後方向に延出する。補助テーブルは、2つのポールの先端において片持ち梁状態で支持される。2つのポールが2つのガイドに対して前後方向に直線的に摺動することで、補助テーブルがテーブルに対して接近または離間する。これにより被切断材の送り方向の長さに対応して補助テーブルの前後位置を変更できる。
【0004】
補助テーブルが前後方向にスムーズに移動するためには、2つのポールを平行に維持することが望ましい。例えば各ガイドと各ポールの軸がずれている場合、2つのポールを平行に維持することができず、スムーズに摺動させることができない。また、補助テーブルを所定の前後位置で位置決めするためには、テーブルの下面側に設けられた摘みねじでポールをガイドに固定する。そのため摘みねじの操作性や視認性が良好でなかった。特許文献1に記載の補助テーブルは、2つのポールの基端部を中心に下方へ回転させることでコンパクトに収納することもできる。しかしながら補助テーブルを支持するためにポールに剛性を持たせると、補助テーブルを上下方向に回転させる動作が重くなってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2005/0217446号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがってテーブルと協働して被切断材を支持する補助載置部をスムーズに移動させることができるテーブルソーが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によるとテーブルソーは、被切断材が載置されるテーブルを有する。テーブルソーは、テーブルを下方から支持するベースを有する。テーブルソーは、テーブルに隣接して被切断材が載置される補助載置部を有する。テーブルソーは、テーブルとベースを備えた主載置部に第1部が回転可能に連結され、かつ補助載置部に第2部が回転可能に連結されて補助載置部をテーブルに対して接近・離間させるアームを有する。
【0008】
したがって補助載置部は、アームの回転によってテーブルに対して接近・離間する。そのため直線的に摺動する部材を介在させることなく補助載置部を移動させることができる。そのため補助載置部を移動させる際の動作不良を抑制できる。これによりテーブルと協働して被切断材を支持する補助載置部をスムーズに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施例に係るテーブルソーを右側後方から見た斜視図である。
テーブルソーを前方から見た斜視図である。
テーブルソーの左側面図である。
図3中のIV-IV線断面矢視図である。
図3中のIV-IV線断面に相当し、刃具を左方へ傾動させた時のテーブルソーの縦断面図である。
第1使用位置の補助載置部と移動機構の上面図である。
第1使用位置の補助載置部を取り外した移動機構の上面図である。
補助載置部と移動機構の分解斜視図である。
図6中のIX部分の拡大斜視図である。
収納位置の補助載置部と移動機構の上面図である。
補助載置部が収納位置に移動した際のテーブルソーの後面図である。
第2使用位置の補助載置部と移動機構の上面図である。
第3使用位置の補助載置部と移動機構の上面図である。
テーブルソーの右側面図である。
補助載置部を下方へ移動させた際のテーブルソーの右側面図である。
第2実施例に係る補助載置部と移動機構の上面図である。
収納位置の補助載置部と移動機構の上面図である。
補助載置部の斜視図である。
左方の使用位置へ移動した際の補助載置部と移動機構の上面図である。
右方の使用位置へ移動した際の補助載置部と移動機構の上面図である。
第3実施例に係るテーブルソーの斜視図である。
補助載置部と移動機構の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の他の特徴によるとアームの第1部と主載置部は、第1軸によって回転可能に連結される。アームの第2部と補助載置部は、第2軸によって回転可能に連結される。アームと主載置部と補助載置部のいずれか1つには、第1軸または第2軸が移動可能に挿通される長孔が設けられる。したがって第1軸と第2軸を設けることで補助載置部の姿勢の自由度を高めることができる。さらに長孔を設けることで補助載置部の移動の自由度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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