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公開番号2024167152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-03
出願番号2023083549
出願日2023-05-21
発明の名称薪割り台
出願人個人
代理人個人
主分類B27L 1/00 20060101AFI20241126BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】軽量で持ち運びが容易であり、耐久性に優れ、斧からの力が薪に伝わり易くて薪割り作業が容易となる薪割り台を提供すること。
【解決手段】本発明の薪割り台は、斧や鉈を使って薪割りを行うための薪割り台であって、超高分子量ポリエチレンが板状に成形されてなる。超高分子量ポリエチレンの分子量は100万以上であることが好ましい。また、薪割り台の厚さは8mm以上35mm以下であることが好ましく、さらに好ましいのは15mm以上30mm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
斧や鉈を使って薪割りを行うための薪割り台であって、超高分子量ポリエチレンが板状に成形されてなる薪割り台。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記超高分子量ポリエチレンの数平均分子量は100万以上である請求項1記載の薪割り台。
【請求項3】
厚さが8mm~35mmである請求項1又は2に記載の薪割り台。
【請求項4】
厚さが15mm~30mmである請求項1又は2に記載の薪割り台。
【請求項5】
薪割りを行う面は粗面化されている請求項1又は2に記載の薪割り台。
【請求項6】
薪割りを行う面の算術平均粗さ(Ra)が3~20μm、最大高さ粗さ(Rz)が15~90μmである請求項5に記載の薪割り台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、斧や鉈で薪割りを行う場合に用いられる薪割り台に関し、薪を割り易く、軽量で持ち運びができ、堅牢であるためキャンプ等において好適に用いることができる。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、薪割りを行う方法として、薪となる丸太等を縦に置き、その中心に斧を軽く打ち込み、斧を薪とともに薪割り台に打ちつけて割る方法が行われている。薪割り作業は手元が狂うと作業者自身の手足に斧や鉈が当たったり、薪片が思わぬ方向に飛んだりして怪我をする等、危険を伴う。このため、薪割り作業は、安定な水平台の上で行うことが好ましい。
【0003】
しかし、キャンプ等、野外で薪割りを行う場合、安定な水平台をキャンプ地まで運搬することは困難である。このため、持ち運びに便利なように、厚さ20~30mm程度の木の板を丸や四角に切断した薪割り台が市販されている(非特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
検索日:2023年5月4日、Amazon(登録商標)インターネットカタログhttps://www.amazon.co.jp/s?k=%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A%E5%8F%B0&crid=7D4HVHVQU5&sprefix=%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A%2Caps%2C211&ref=nb_sb_ss_ts-doa-p_1_3
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の木の板からなる薪割り台は耐久性に欠け、斧や鉈が当たって薪割り台が割れたり、打撃時に薪割り台が撓んで薪に力が伝わり難く、薪が割り難いという問題があった。また、薪割り台が撓んだ反動で元に戻ろうとする反発力が生まれて薪が飛び跳ね、思わぬ怪我をするおそれもあった。さらには、薪割り台の表面が薪割り作業でササクレたり、経年劣化によって捲れたりして、耐久性に欠けるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、軽量で持ち運びが容易であり、耐久性に優れ、斧からの力が薪に伝わり易くて薪割り作業が容易となる薪割り台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、木の代替としてプラスチックからなる薪割り台を検討し、耐久性や軽量化の観点から、ポリエチレンを素材として用いることとした。ポリエチレンはプラスチックの中でも比重が小さくて水に浮く素材である。また、ポリエチレンは製法によって様々な種類(例えば高密度ポリエチレンHDPE、低密度ポリエチレンLDPE等)が存在する。このため、様々なポリエチレンについて試験研究を行った結果、超高分子量ポリエチレンを用いることにより、上記従来の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の薪割り台は、斧や鉈を使って薪割りを行うための薪割り台であって、超高分子量ポリエチレンが板状に成形されてなることを特徴とする。
特に好ましいのは分子量が100万以上の超高分子量ポリエチレンである。
【0009】
また、薪割り台の板厚は8mm~35mmであることが好ましい。発明者の試験結果によれば、板厚が8mm未満では薪割りを行うときに薪割り台が撓みやすく、元に戻ろうとする力で薪を跳ね返す力が発生するため、薪割り作業が困難になるだけでなく、薪が飛び跳ねて作業者が怪我をするおそれもある。一方、板厚が35mmを超えると薪割り台が重くなり、持ち運びの容易性が損なわれることとなる。さらに好ましいのは、厚さが15mm~30mmである。
【0010】
また、薪割り作業中に薪が滑って思わぬ方向に飛んだり、斧が薪割り台を傷つけたりすることを防止するという観点から、薪割りを行う面は粗面化されていることが好ましい。さらに好ましいのは、薪割りを行う面の算術平均粗さ(Ra)が3~20μm、最大高さ粗さ(Rz)が15~90μmの範囲である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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