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公開番号2024173126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091333
出願日2023-06-02
発明の名称プレカット加工装置
出願人宮川工機株式会社
代理人個人
主分類B27M 1/08 20060101AFI20241205BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】 加工部品の梱包に利用可能な仕分け条件を好適に設定可能なプレカット加工装置を提供する。
【解決手段】 プレカット加工装置100は、加工機1によって加工される加工部品PTに対して、仕分け条件に対応する仕分け情報として部屋情報を含む印字情報の印字を行う。またプレカット加工装置100は、制御装置9の制御によって、部屋情報に基づいて、異なる複数の待機位置(水平台24、複数の部品載置部40)に加工部品PTを移送する。これにより、建築物の内部を内壁W2で区画する場合の各部屋空間に対応した部屋情報を、仕分け条件として利用することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
切削加工を行う加工手段と、
その加工手段によって加工される加工部品に対しての印字が可能な印字手段とを備え、
前記印字手段は、予め定められた仕分け条件に対応する仕分け情報として、建築物の内部を内壁で区画する場合の各部屋空間に対応して異なる情報が設定される部屋情報を少なくとも含む印字を、前記部屋情報が設定された前記加工部品に対して行うものであることを特徴とするプレカット加工装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
切削加工を行う加工手段と、
その加工手段によって加工された複数の加工部品を載置可能であって、複数の箇所に設けられる部品載置部に加工部品を移送可能な移送手段と、
その移送手段の動作を制御して、予め定められた仕分け条件に基づいて複数の前記部品載置部に仕分けされた状態となるように加工部品を移送する制御を行う制御手段とを備え、
前記仕分け条件として、建築物の内部を内壁で区画する場合の各部屋空間に対応して異なる情報が設定される部屋情報に基づいた仕分け条件を少なくとも含み、
前記制御手段は、前記部屋情報が異なる複数箇所の前記部屋空間に対応する2以上の加工部品を1の素材から切削加工する設定が可能であり、前記加工手段を制御して、複数箇所の前記部屋空間の配置位置に対応した加工部品が混在する順序にて前記加工部品を加工し、その加工された加工部品を、前記複数の部品載置部のうち前記部屋情報に対応して設定される部品載置部へ移送する制御を実行可能に構成されていることを特徴とする木材加工装置。
【請求項3】
前記部屋情報は、建築物において鉛直方向側に連続するように設置される加工部品が部屋空間の外周の角部分又は外周の複数箇所に位置する部屋空間に対応して設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレカット加工装置。
【請求項4】
前記部屋情報は、建築物の外壁に用いられる加工部品であるか否かを識別可能な外壁識別情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のプレカット加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレカット加工装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅などの建築物に用いられる横架材、柱材、羽柄材や断熱材等の構造材(加工部品)をプレカット加工工場において予め切削加工し、建築現場において必要となる作業を少なくすることで、建築物を効率よく製造することが知られている。プレカット加工工場においては、プレカット加工装置を用いて構造材が製造され、印字装置によって構造材に対して文字や墨線といった各構造材に関する情報の印刷が行われる。
【0003】
また多数の構造材は、建築現場で作業がし易いように利用箇所毎に仕分けするなど、複数個の梱包に仕分けした状態にして建築現場に搬送される。この複数個の梱包に分類する方法として、開口部を単位とした仕分け条件や、壁面を複数に分割した仕分け条件などが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-195019号公報
特開2022-019037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、開口部や壁面を複数に分割した仕分け条件の場合、各梱包に含まれる構造材の数が少なくなる一方、梱包の数が多くなり易い。このため、必要な梱包を探し出すのに手間がかかってしまうなどの問題が生じる可能性がある。すなわち構造材を仕分けて搬送するために利用可能な仕分け条件について、未だ改良の余地がある可能性があった。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、加工部品の梱包に利用可能な仕分け条件を好適に設定可能なプレカット加工装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、請求項1に記載のプレカット加工装置は、
切削加工を行う加工手段と、
その加工手段によって加工される加工部品に対しての印字が可能な印字手段とを備え、
前記印字手段は、予め定められた仕分け条件に対応する仕分け情報として、建築物の内部を内壁で区画する場合の各部屋空間に対応して異なる情報が設定される部屋情報を少なくとも含む印字を、前記部屋情報が設定された前記加工部品に対して行うものであることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載のプレカット加工装置は、
切削加工を行う加工手段と、
その加工手段によって加工された複数の加工部品を載置可能であって、複数の箇所に設けられる部品載置部に加工部品を移送可能な移送手段と、
その移送手段の動作を制御して、予め定められた仕分け条件に基づいて複数の前記部品載置部に仕分けされた状態となるように加工部品を移送する制御を行う制御手段とを備え、
前記仕分け条件として、建築物の内部を内壁で区画する場合の各部屋空間に対応して異なる情報が設定される部屋情報に基づいた仕分け条件を少なくとも含み、
前記制御手段は、前記部屋情報が異なる複数箇所の前記部屋空間に対応する2以上の加工部品を1の素材から切削加工する設定が可能であり、前記加工手段を制御して、複数箇所の前記部屋空間の配置位置に対応した加工部品が混在する順序にて前記加工部品を加工し、その加工された加工部品を、前記複数の部品載置部のうち前記部屋情報に対応して設定される部品載置部へ移送する制御を実行可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載のプレカット加工装置は、請求項1又は2に記載のプレカット加工装置であって、前記部屋情報は、建築物において鉛直方向側に連続するように設置される加工部品が部屋空間の外周の角部分又は外周の複数箇所に位置する部屋空間に対応して設定されることを特徴としている。
【0010】
請求項4に記載のプレカット加工装置は、請求項1又は2に記載のプレカット加工装置であって、前記部屋情報は、建築物の外壁に用いられる加工部品であるか否かを識別可能な外壁識別情報を少なくとも含むことを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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