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公開番号2025110444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004272
出願日2024-01-16
発明の名称ヤニ取り装置および木材切断用鋸盤
出願人有限会社太悦鉄工
代理人個人
主分類B27B 13/16 20060101AFI20250722BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】帯鋸を含む木材切断用鋸の汚損を抑制することができるヤニ取り装置を提供する。
【解決手段】ヤニ取り装置100は、回転駆動する木材切断用鋸10における一方の側面に接触してヤニを取るヤニ取り具122と、木材切断用鋸10の他方の側面に接触するヤニ取り具対向体124と、ヤニ取り具122およびヤニ取り具対向体124をそれぞれ木材切断用鋸10に接近または離隔させるヤニ取り具可動機構110とを備えている。ヤニ取り具122は、金属製のブラシで構成されている。ヤニ取り具対向体124は、金属製のブロック体で構成されている。ヤニ取り具可動機構110は、エアシリンダによって構成されており、操作子113の操作に応じてヤニ取り具122およびヤニ取り具対向体124をそれぞれ木材切断用鋸10に接近または離隔させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
往復駆動または回転駆動する木材切断用鋸に対して設置されて前記木材切断用鋸に付着したヤニを取り除くヤニ取り装置であって、
前記木材切断用鋸に接触して前記ヤニを取る第1ヤニ取り具と、
前記木材切断用鋸の両側面のうちの一方側の側面に対して前記第1ヤニ取り具を接近または離隔させるヤニ取り具可動機構とを備えることを特徴とするヤニ取り装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載したヤニ取り装置において、さらに、
前記第1ヤニ取り具に前記木材切断用鋸を介して対向配置されて前記木材切断用鋸の両側面のうちの他方側の側面に接触するヤニ取り具対向体を備えることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項3】
請求項2に記載したヤニ取り装置において、
前記ヤニ取り具対向体は、
前記木材切断用鋸の刃部には非接触であることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項4】
請求項2に記載したヤニ取り装置において、
前記ヤニ取り具対向体は、
前記木材切断用鋸の両側面のうちの他方側の側面に接触して前記ヤニを取る第2ヤニ取り具であることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項5】
請求項2に記載したヤニ取り装置において、さらに、
前記木材切断用鋸の両側面のうちの前記他方側の側面に対して前記ヤニ取り具対向体を接近または離隔させる対向体可動機構を備えることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項6】
請求項1に記載したヤニ取り装置において、
前記ヤニ取り具可動機構は、
エアシリンダの駆動によって前記第1ヤニ取り具を変位させることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項7】
請求項1に記載したヤニ取り装置において、さらに、
前記木材切断用鋸に対して前記ヤニの除去を補助する液体または気体を出力する補助材出力具を備えることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項8】
請求項1に記載したヤニ取り装置において、さらに、
前記木材切断用鋸に対する前記第1ヤニ取り具の位置および向きのうちの少なくとも一方を調整するヤニ取り具調整機構を備えることを特徴とするヤニ取り装置。
【請求項9】
往復駆動または回転駆動する木材切断用鋸によって木材を切断する木材切断用鋸盤であって、
請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載したヤニ取り装置を備えることを特徴とする木材切断用鋸盤。
【請求項10】
請求項9に記載した木材切断用鋸盤において、
前記ヤニ取り装置は、
前記木材切断用鋸の往復駆動または回転駆動に連動して前記ヤニ取り具可動機構が作動することを特徴とする木材切断用鋸盤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、往復駆動または回転駆動する木材切断用鋸に対して設置されて木材切断用鋸に付着したヤニを取り除くヤニ取り装置およびこのヤニ取り装置を備える木材切断用鋸盤に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、木材を切断する木材切断用鋸に付着したヤニを取り除くためのヤニ取り装置がある。例えば、下記特許文献1には、互いに対向し合う金属ブラシの間で帯鋸を相対変位させることで帯鋸の鋸刃に付着したヤニを除去するようにした帯鋸刃ヤニとり研磨装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭48-94492号公報
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された帯鋸刃ヤニとり研磨装置においては、帯鋸にヤニが付着していても付着していなくても金属ブラシが帯鋸に接触するため帯鋸を汚損するという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、帯鋸を含む木材切断用鋸の汚損を抑制することができるヤニ取り装置および木材切断用鋸盤を提供することにある。
【発明の概要】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、往復駆動または回転駆動する木材切断用鋸に対して設置されて木材切断用鋸に付着したヤニを取り除くヤニ取り装置であって、木材切断用鋸に接触してヤニを取る第1ヤニ取り具と、木材切断用鋸の両側面のうちの一方側の側面に対して第1ヤニ取り具を接近または離隔させるヤニ取り具可動機構とを備えることにある。
【0007】
これによれば、ヤニ取り装置は、木材切断用鋸の両側面のうちの一方側の側面に対して第1ヤニ取り具を接近または離隔させるヤニ取り具可動機構を備えているため、木材切断用鋸に対してヤニ取り作業が不要の場合には第1ヤニ取り具を木材切断用鋸から離隔させておくことができ木材切断用鋸の汚損を抑制することができる。
【0008】
ここで、第1ヤニ取り具は、木材切断用鋸の盤面に対して線接触または面接触するヘラ状またはブロック状に構成できるほか、線材を束ねたブラシで構成することもできる。
【0009】
また、本発明の他の特徴は、前記ヤニ取り装置において、さらに、第1ヤニ取り具に木材切断用鋸を介して対向配置されて木材切断用鋸の両側面のうちの他方側の側面に接触するヤニ取り具対向体を備えることにある。
【0010】
これによれば、ヤニ取り装置は、第1ヤニ取り具に木材切断用鋸を介して対向配置されて木材切断用鋸の両側面のうちの他方側の側面に接触するヤニ取り具対向体を備えているため、第1ヤニ取り具の接触による木材切断用鋸の撓み変形を押えて精度良くヤニ取りを行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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