TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024172599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090421
出願日2023-05-31
発明の名称ステープラ
出願人マックス株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B27F 7/19 20060101AFI20241205BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】針シートがフェースプレートに接することで発生する音を抑制できるステープラを提供する。
【解決手段】ステープラ1Aは、針10を成型するフォーミングプレート2と、フォーミングプレート2で成型された針10を打ち出すドライバプレート3と、複数の針10が連結された針シート11を送る送り部4と、送り部4で送られる針シート11が接するフェースプレート5とを備え、フォーミングプレート2は、線状に延伸する成型前の針10の長手方向に沿った一方の端部から規定の長さの範囲を第1の方向に向けて曲げる第1成型部21と、針10の長手方向に沿った他方の端部から規定の長さの範囲を第1の方向に向けて曲げる第2成型部22とを備え、第1成型部21と第2成型部22が、針シート11の送り経路から退避するタイミングが異なる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
線状に延伸する複数の針を前記針の軸方向と直交する方向に連結してなる針シートのうちの先頭針を、前記針の連結方向から見てコ字状に成型するフォーミングプレートと、
前記連結方向において前記先頭針と対向する位置に設けられるフェースプレートと、
前記先頭針が成型された後、前記針シートを前記連結方向に送って成型後の前記針の直後に位置する線状の針を前記フェースプレートに当接させる送り部と
を備え、
前記フォーミングプレートは、前記コ字状の一部をなす前記針の一方の脚部を成型する第1成型部と、前記コ字状の他の一部をなす他方の脚部を成型する第2成型部とを有し、
前記第1成型部は、前記フェースプレートと対向する位置に挿抜可能に構成され、前記フェースプレートと対向する位置に挿入されることで前記先頭針の一部を折り曲げて前記一方の脚部を成型し、成型後に前記対向する位置から退避するように構成され、
前記第2成型部は、前記フェースプレートと対向する位置に挿抜可能に構成され、前記フェースプレートと対向する位置に挿入されることで前記先頭針の他の一部を折り曲げて前記他方の脚部を成型し、成型後、前記第1成型部が前記対向する位置から退避した後に前記対向する位置から退避するように構成される
ステープラ。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記第2成型部は、前記挿抜方向に沿った長さが、前記第1成型部の前記挿抜方向における長さよりも長く形成される
請求項1に記載のステープラ。
【請求項3】
前記フォーミングプレートは、前記対向する面に沿って回動可能に支持され、前記脚部を成型した後、前記第1成型部が前記第2成型部よりも先に退避するように回動する
請求項1に記載のステープラ。
【請求項4】
前記第1成型部と前記第2成型部は、先端部がそれぞれ外方に向けて挿入方向に傾斜する傾斜面を有し、
前記第1成型部の前記傾斜面は、前記第2成型部の前記傾斜面とは傾斜角度が異なる
請求項2に記載のステープラ。
【請求項5】
前記第1成型部の前記傾斜面の前記挿抜方向における後端位置は、前記第2成型部の前記傾斜面の前記挿抜方向における後端位置と同じまたは略同じ位置に設定される
請求項4に記載のステープラ。
【請求項6】
前記フォーミングプレートで前記コ字状に成型された針のクラウン部を押し込んで前記針を打ち出すドライバプレートを備え、
前記ドライバプレートは、前記クラウン部を押し込む際の針の送り経路に対して挿抜可能に構成され、前記送り経路に挿入されることで前記クラウン部に当接し前記針を打ち出し、打ち出し後に前記送り経路から退避するように構成され、
前記第1成型部と前記第2成型部は、前記ドライバプレートが前記送り経路から退避した後に、前記対向する位置から退避するように構成される
請求項1に記載のステープラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、針で用紙束を綴じるステープラに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
直線形ステープル(線状の針)が並列に接着された連結形ステープル(針シート)を、前端板(フェースプレート)の方向に押圧するステープルプッシャ(送り部)と、線状の針を門形(コ字状)に成型するフォーミングプレートと、フォーミングプレートと連動して昇降し、フォーミングプレートで成型された針を打ち出すドライバを備えたステープラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなステープラでは、フォーミングプレートが下降することで、針の送り経路にフォーミングプレートが突出し、針を成型する。また、フォーミングプレートが上昇することで、フォーミングプレートにおいて直線状の針の一方の側を成型する部位と他方の側を成型する部位の両側が、針の送り経路から同時に退避し、針シートが送られることで、成型された針がドライバによる打ち出し可能位置に移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-180710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
針を成型したフォーミングプレートが針シートの送り経路から退避すると、送り部で送られる針シートのうち、成型後の針の直後に位置する直線状の針がフェースプレートに当接し衝突音が発生する。このとき、フォーミングプレートにおいて直線状の針の一方の側を成型する部位と他方の側を成型する部位の両側が、針の送り経路から同時に退避し、かつ針シートがステープルプッシャによりフェースプレートの方向に押圧されるので、成型後の針の直後に位置する直線状の針の両端部側、すなわち成型後の針の直後に位置する直線状の針のうち、成型前の針の一方の側と他方の側に相当する部分の両方で衝突音が発生する。
【0006】
そこで、針シートがフェースプレートに接することで発生する音を抑制できるステープラを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明は、線状に延伸する複数の針を針の軸方向と直交する方向に連結してなる針シートのうちの先頭針を、針の連結方向から見てコ字状に成型するフォーミングプレートと、連結方向において先頭針と対向する位置に設けられるフェースプレートと、先頭針が成型された後、針シートを連結方向に送って成型後の針の直後に位置する線状の針をフェースプレートに当接させる送り部とを備え、フォーミングプレートは、コ字状の一部をなす針の一方の脚部を成型する第1成型部と、コ字状の他の一部をなす他方の脚部を成型する第2成型部とを有し、第1成型部は、フェースプレートと対向する位置に挿抜可能に構成され、フェースプレートと対向する位置に挿入されることで先頭針の一部を折り曲げて一方の脚部を成型し、成型後に対向する位置から退避するように構成され、第2成型部は、フェースプレートと対向する位置に挿抜可能に構成され、フェースプレートと対向する位置に挿入されることで先頭針の他の一部を折り曲げて他方の脚部を成型し、成型後、第1成型部が対向する位置から退避した後に対向する位置から退避するように構成されるステープラである。
【0008】
第1成型部は、フェースプレートと対向する位置に挿入されることで先頭針の一部を折り曲げて一方の脚部を成型し、成型後にフェースプレートと対向する位置から退避する。第2成型部は、フェースプレートと対向する位置に挿入されることで先頭針の他の一部を折り曲げて他方の脚部を成型し、成型後、第1成型部がフェースプレートと対向する位置から退避した後にフェースプレートと対向する位置から退避する。
【発明の効果】
【0009】
第2成型部は、第1成型部がフェースプレートと対向する位置から退避した後にフェースプレートと対向する位置から退避することで、成型後の針の直後に位置する針の軸方向に沿った一方の端部側がフェースプレートに当接した後、他方の端部側がフェースプレートに当接する。すなわち、フェースプレートに一方の端部側に当接して音が発生するタイミングと、他方の端部側が当接して音が発生するタイミングが異なる。これにより、針の軸方向に沿った一方の端部側と他方の端部側が同じタイミングでフェースプレートに当接して音が発生する場合と比較して、発生する音を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。
第1の実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。
第1の実施の形態のステープラの一例を示す正面図である。
第1の実施の形態のステープラの一例を示す側断面図である。
フォーミングプレートの一例を示す正面図である。
フォーミングプレートの一例を示す側面図である。
フォーミングプレート及びドライバプレートと、針の寸法の関係を示す正面図である。
フォーミングプレート及びドライバプレートと、針の寸法の関係を示す上面図である。
フォーミングプレートと、針の寸法の関係を示す側面図である。
第1の実施の形態のステープラの動作の一例を示す正面図である。
第1の実施の形態のステープラの動作の一例を示す正面図である。
第1の実施の形態のステープラの動作の一例を示す正面図である。
第1の実施の形態のステープラの動作の一例を示す上面断面図である。
第1の実施の形態のステープラの動作の一例を示す上面断面図である。
第1の実施の形態のステープラの動作の一例を示す上面断面図である。
フォーミングプレートの変形例を示す正面図である。
フォーミングプレートの変形例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

マックス株式会社
モータ及び結束機
9日前
個人
薪割り台
1か月前
個人
わら縄針金造形木
2か月前
個人
爪楊枝およびその製造方法
10か月前
個人
輪切り板材の加工方法
9か月前
株式会社日本設計
耐火木材
3か月前
株式会社日本設計
耐火木材
2か月前
株式会社大和工務店
構面構造
6か月前
アイカ工業株式会社
化粧板の製造方法
3か月前
恒成株式会社
木製荷受台製造装置
7か月前
株式会社ノダ
木削薄片板および床材
2か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
3か月前
舛元木工株式会社
フレーム材の端部処理方法
1か月前
宮川工機株式会社
プレカット加工装置
22日前
工機ホールディングス株式会社
切断機
10か月前
旭興進株式会社
人工木材及びその製造方法
2か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
29日前
株式会社カスタム・クール・センター
ヤスリ工具
8か月前
株式会社ノダ
不燃繊維板およびその製造方法
4か月前
マックス株式会社
リフィル
22日前
個人
入隅部用補強具
9か月前
広平凱王圧密科技有限公司
圧密木強制焼入れ装置
3か月前
ホクシン株式会社
中質繊維板の製造装置および製造方法
9か月前
三菱鉛筆株式会社
再生自然素材
10か月前
広平凱王圧密科技有限公司
高周波に基づく定尺圧密板
3か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
4か月前
株式会社トーアエンジニアリング
プレカット加工方法
3か月前
デンカ株式会社
敷板
3か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
9か月前
マックス株式会社
ステープラ
5か月前
DLT株式会社
加工装置
10か月前
株式会社マキタ
テーブルソー
3か月前
株式会社マキタ
テーブルソー
3か月前
マックス株式会社
ステープラ
5か月前
株式会社マキタ
携帯用切断機
6か月前
マックス株式会社
ステープラ
22日前
続きを見る