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公開番号
2024129970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039410
出願日
2023-03-14
発明の名称
テーブルソー
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B27B
5/20 20060101AFI20240920BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】本体をテーブルに対して傾動可能なテーブルソーにおいて、本体とテーブルの干渉を抑制しながら、本体の傾斜角度に応じて刃具の切り込み深さを調整できることが必要とされている。
【解決手段】テーブルソー1は、被切断材が載置されるテーブル4と、テーブル4の下方に配設されテーブル4を貫通する刃具11を回転させる本体10を有する。テーブルソー1は、本体10を基準高さと基準高さより高い制限超高さとの間で移動させて刃具11のテーブル4からの上方突出量を変更する高さ調整機構20と、本体10のテーブル4に直交する平面に対する傾斜角度を変更する角度調整機構30を有する。テーブルソー1は、本体10の傾斜角度が規定角度または規定角度範囲内でない非規定状態の場合に高さ調整機構20を規制して基準高さからの本体10の上動量を制限超高さよりも低い抑制高さH1に抑制する高さ抑制機構46を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
テーブルソーであって、
被切断材が載置されるテーブルと、
前記テーブルの下方に配設され前記テーブルを貫通する刃具を回転させる本体と、
前記本体を基準高さと前記基準高さより高い制限超高さとの間で移動させて前記刃具の前記テーブルからの上方突出量を変更する高さ調整機構と、
前記本体の前記テーブルに直交する平面に対する傾斜角度を変更する角度調整機構と、
前記本体の前記傾斜角度が規定角度または規定角度範囲内でない非規定状態の場合に前記高さ調整機構を規制して前記基準高さからの前記本体の上動量を前記制限超高さよりも低い抑制高さに抑制する高さ抑制機構を有するテーブルソー。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のテーブルソーであって、
前記高さ抑制機構を解除して前記本体が前記抑制高さを超えて前記制限超高さへ移動可能な場合に前記本体の前記傾斜角度を前記規定角度以下または前記規定角度範囲内に抑制する傾動抑制機構を有するテーブルソー。
【請求項3】
請求項1または2に記載のテーブルソーであって、
前記本体が前記非規定状態の場合に前記高さ抑制機構を常に作動させる抑制維持機構を有するテーブルソー。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記高さ抑制機構は、先端に昇降ストッパを具備するストッパシャフトを有し、
前記ストッパシャフトを軸方向に移動させることで前記昇降ストッパが、前記高さ調整機構のストッパ当接部の上方に位置する抑制位置と、前記ストッパ当接部から離間する解除位置との間で移動するテーブルソー。
【請求項5】
請求項4に記載のテーブルソーであって、
前記ストッパシャフトが挿通される長孔が形成されたベース前面を有し、
前記長孔は、弧状のガイド孔と、前記ガイド孔に連通し前記ガイド孔より径が大きい拡張孔を有し、
前記ストッパシャフトは、前記ガイド孔に進入され前記ガイド孔に沿って案内されるシャフト本体と、前記シャフト本体に装着されかつ前記ガイド孔より径が大きくかつ前記拡張孔に挿入可能な径を備える介在部を有し、
前記介在部は、前記拡張孔に進入して、前記本体の前記傾斜角度を前記規定角度または前記規定角度範囲内に規制するテーブルソー。
【請求項6】
請求項5に記載のテーブルソーであって、
前記本体の前記傾斜角度が前記非規定状態の場合に、前記介在部が前記ベース前面に当接して前記ガイド孔に進入することが規制され、前記高さ抑制機構の作動が維持されるテーブルソー。
【請求項7】
請求項4~6のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記ストッパシャフトの軸回りの回転力の一部を前記ストッパシャフトの前記軸方向の移動力に変換する力変換機構を有するテーブルソー。
【請求項8】
請求項7に記載のテーブルソーであって、
前記力変換機構は、前記ストッパシャフトの軸回りに螺旋状に延出するリード面を有するテーブルソー。
【請求項9】
請求項8に記載のテーブルソーであって、
前記力変換機構は、前記リード面と連通しかつ前記リード面と異なる方向に延出する面を含み、前記ストッパシャフトの前記軸方向の移動を規制する位置保持部を有するテーブルソー。
【請求項10】
請求項4~9のいずれか1つに記載のテーブルソーであって、
前記ストッパシャフトを前記軸方向に付勢する付勢部材を有するテーブルソー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられるテーブルソーに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のテーブルソーは、被切断材を載置するテーブルと、テーブルを貫通して上方へ突出する円盤状の刃具(丸鋸刃)を有する。刃具は、テーブルの下方に配設される本体に回転可能に支持される。本体には、刃具を回転させる駆動源としての電動モータと、刃具が一体に取付けられる出力軸が設けられる。電動モータを起動させて出力軸を軸回りに回転させることで、出力軸と一体に設けられた刃具が回転する。テーブルの上方へ突出しかつ回転する刃具に向けて、被切断材をテーブルに沿って送る。これにより刃具が被切断材に切り込まれ、被切断材を切断できる。
【0003】
特許文献1,2に記載されるように本体は、テーブルに対して上下方向に移動可能である。本体を上下方向に移動させることで、テーブルから上方へ突出する刃具の突出量(切り込み深さ)を変更できる。切り込み深さを深くすることで、例えば厚みの大きい被切断材を切断できる。切り込み深さを浅くすることで、例えば被切断材に溝切り加工をすることができる。本体は、テーブルに対して左右方向に傾動可能である。本体を左右方向に傾動させることで、テーブルに対する刃具の傾斜角度を変更できる。刃具をテーブルに対して直角にすることで、被切断材をいわゆる直角切りで切断できる。刃具をテーブルに対して傾斜させることで、被切断材をいわゆる傾斜切り(英語名:bevel cut)で切断できる。
【0004】
直角切りの姿勢(以下「直角姿勢」とする。)の場合、出力軸は水平方向に延出する。そのため出力軸をテーブルの下面の近傍まで移動させて切り込み深さを深くすることが可能である。一方、傾斜切りの姿勢(以下「傾斜姿勢」とする。)の場合、出力軸はテーブルに対して左右方向に傾斜する。そのため出力軸とテーブルの下面が干渉しないように切り込み深さを抑制する必要がある。特に溝切加工用の左右幅の厚い刃具を出力軸に取付け可能とする場合、出力軸をより長く延出させる必要がある。そのため傾斜姿勢の場合に出力軸とテーブルの下面が干渉しないように、切り込み深さをより抑制する必要がある。切り込み深さを調整するための装置は、通常は直角姿勢と傾斜姿勢の場合を兼ねた1つの装置で構成される。そのため従来のテーブルソーでは、直角姿勢の場合でも切り込み深さを深くすることが難しかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-10606号公報
特開2010-42474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって本体をテーブルに対して傾動可能なテーブルソーにおいて、本体とテーブルの干渉を抑制しながら、本体の傾斜角度に応じて刃具の切り込み深さを調整できることが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によるとテーブルソーは、被切断材が載置されるテーブルを有する。テーブルソーは、テーブルの下方に配設されテーブルを貫通する刃具を回転させる本体を有する。テーブルソーは、本体を基準高さと基準高さより高い制限超高さとの間で移動させて刃具のテーブルからの上方突出量を変更する高さ調整機構を有する。テーブルソーは、本体のテーブルに直交する平面に対する傾斜角度を変更する角度調整機構を有する。テーブルソーは、本体の傾斜角度が規定角度または規定角度範囲内でない非規定状態の場合に高さ調整機構を規制して基準高さからの本体の上動量を制限超高さよりも低い抑制高さに抑制する高さ抑制機構を有する。
【0008】
したがって本体の傾斜角度が規定角度または規定角度範囲内である規定状態(非規定状態ではない場合)の場合には、本体を制限超高さまで上動させることができる。本体が規定状態の場合、例えば刃具を回転可能に支持する出力軸はテーブルに対して略平行である。そのため本体とテーブルが干渉しない状態で刃具の切り込み深さを深くすることができる。本体の傾斜角度が規定角度または規定角度範囲内でない非規定状態の場合には、本体は抑制高さで維持されて上動を抑制される。本体が非規定状態の場合、例えば刃具を回転可能に支持する出力軸はテーブルに対して傾斜する。そのため本体の上動を抑制することで、傾斜した本体がテーブルと干渉することを抑制できる。かくして本体の傾斜角度に依らず本体とテーブルの干渉を抑制しながら、本体の傾斜角度が規定状態の場合のみ刃具の切り込み深さを深くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施例に係るテーブルソーの斜視図であって、直角姿勢かつ高さ抑制機構が作動した状態を示す斜視図である。
直角姿勢かつ高さ抑制機構が作動した状態のテーブルソーの左側面図である。
図2中のIII-III線断面矢視図である。
抑制位置に移動したストッパシャフトの斜視図である。
ストッパシャフトの分解斜視図である。
ベース前面の前面図である。
図2中のVII部分を拡大した左側面図である。
直角姿勢かつ高さ抑制機構が解除された状態のテーブルソーの斜視図である。
直角姿勢かつ高さ抑制機構が解除された状態のテーブルソーの左側面図である。
図9中のX-X線断面矢視図である。
解除位置に移動したストッパシャフトの斜視図である。
図9中のXII部分を拡大した左側面図である。
傾斜姿勢のテーブルソーの斜視図である。
図2中のIII-III線断面に相当する傾斜姿勢のテーブルソーの縦断面図である。
図2中のVII部分に相当する傾斜姿勢のテーブルソーの左側面図である。
図2中のVII部分に相当する傾斜姿勢かつ抑制維持機構が作動した状態のテーブルソーの左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の他の特徴によるとテーブルソーは、高さ抑制機構を解除して本体が抑制高さを超えて制限超高さへ移動可能な場合に本体の傾斜角度を規定角度以下または規定角度範囲内に抑制する傾動抑制機構を有する。したがって本体を制限超高さへ移動させた際、本体を非規定状態の傾斜角度へ傾動させることを抑制できる。そのため本体の傾斜角度が規定状態の場合のみ切り込み深さを深くすることができる。しかも制限超高さの本体がテーブルと干渉することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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