TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024131358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041571
出願日2023-03-16
発明の名称化粧板の製造方法
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類B27D 5/00 20060101AFI20240920BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】表面の平滑性が非常に優れた鏡面性の化粧板を、生産効率良く得られる製造方法を提供する。
【解決手段】フィルム上に紫外線硬化樹脂組成物を塗布する塗布工程と、基材上に少なくとも着色剤層を有する積層体を用意する工程と、前記フィルムの樹脂塗布面を積層体の着色剤層に当接するラミネート工程と、ラミネートしたフィルムを介して紫外線を照射する樹脂の硬化工程と、フィルムを剥離しながら巻き取る剥離工程と、を備え、前記フィルムの紫外線硬化樹脂塗布面が非易接着層であり、ウェーブスキャン装置におけるショートウェーブ値で1.5以下であることを特徴とする化粧板の製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フィルム上に紫外線硬化樹脂組成物を塗布する塗布工程(A)と、基材上に少なくとも着色剤層を有する積層体を用意する工程(B)と、前記フィルムの樹脂塗布面を積層体の着色剤層に当接するラミネート工程(C)と、ラミネートしたフィルムを介して紫外線を照射する樹脂の硬化工程(D)と、フィルムを剥離しながら巻き取る剥離工程(E)と、を備え、前記フィルムの紫外線硬化樹脂塗布面が非易接着層であり、ウェーブスキャン装置におけるショートウェーブ値で1.5以下であることを特徴とする化粧板の製造方法。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記フィルムがポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項1記載の化粧板の製造方法。
【請求項3】
前記フィルムの紫外線硬化樹脂塗布面が、ウェーブスキャン装置におけるDOI値で80以上であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の化粧板の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鏡面性に優れた化粧板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、石膏ボード、珪酸カルシウム板などの無機質板や合板、MDF、パーチィクルボードなどの木質板を基材とする化粧材が知られている。これらの化粧材は基材のみではデザイン性が劣るため、基材の表面に、印刷紙や化粧シートを貼着するなどして化粧層を設け、美観を向上させている。しかしながら、こうした化粧層は下地の凹凸を拾うため、その上にトップコート層を塗布した場合でも、平滑性や外観面で劣るといった問題があった。
【0003】
そのため、化粧材の表面をより平坦にして外観を向上させる方法として、平滑なフィルム表面を化粧材のトップコート層に転写する方法が知られている。例えば特開2013-202847には、ポリエチレンテレフタレート系フィルムを転写用フィルムとして用いた化粧シートが開示されている。
【0004】
こうした転写手法を用いた化粧シートを基材に貼り合わせることで、平滑性に優れた化粧材を得ることができるようになってきた。しかしながら、高級感を求める消費者に人気が高まっている鏡面仕上げを安定して付与することは非常に難しく、表面平滑性をより向上させ、高い鏡面仕上げを得るには改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-202847
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、表面の平滑性が非常に優れた鏡面性の化粧板を、生産効率良く得られる製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を達成するため、請求項1の発明は、フィルム上に紫外線硬化樹脂組成物を塗布する塗布工程(A)と、基材上に少なくとも着色剤層を有する積層体を用意する工程(B)と、前記フィルムの樹脂塗布面を積層体の着色剤層に当接するラミネート工程(C)と、ラミネートしたフィルムを介して紫外線を照射する樹脂の硬化工程(D)と、フィルムを剥離しながら巻き取る剥離工程(E)と、を備え、前記フィルムの紫外線硬化樹脂塗布面が非易接着層であり、ウェーブスキャン装置におけるショートウェーブ値で1.5以下であることを特徴とする化粧板の製造方法を提供する。
【0008】
また請求項2の発明は、前記フィルムがポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項1記載の化粧板の製造方法を提供する。
【0009】
また請求項3の発明は、前記フィルムの紫外線硬化樹脂塗布面が、ウェーブスキャン装置におけるDOI値で80以上であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の化粧板の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、表面の平滑性が非常に優れた化粧板を生産効率良く得られるため、鏡面性を有する化粧板の製造方法として有用である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
薪割り台
28日前
個人
わら縄針金造形木
2か月前
個人
チェンソーの目立て用具
11か月前
個人
爪楊枝およびその製造方法
10か月前
株式会社日本設計
耐火木材
2か月前
個人
輪切り板材の加工方法
9か月前
株式会社日本設計
耐火木材
2か月前
株式会社大和工務店
構面構造
6か月前
アイカ工業株式会社
化粧板の製造方法
3か月前
恒成株式会社
木製荷受台製造装置
7か月前
株式会社ノダ
木削薄片板および床材
2か月前
宮川工機株式会社
プレカット加工装置
19日前
舛元木工株式会社
フレーム材の端部処理方法
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
3か月前
工機ホールディングス株式会社
切断機
10か月前
太田ベニヤ株式会社
木型用合板の製造方法
11か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
26日前
三商株式会社
難燃処理木質建材及びその製造方法
10か月前
旭興進株式会社
人工木材及びその製造方法
2か月前
株式会社カスタム・クール・センター
ヤスリ工具
8か月前
株式会社ノダ
不燃繊維板およびその製造方法
4か月前
マックス株式会社
リフィル
19日前
ホクシン株式会社
中質繊維板の製造装置および製造方法
9か月前
個人
入隅部用補強具
9か月前
広平凱王圧密科技有限公司
圧密木強制焼入れ装置
3か月前
株式会社ノダ
化粧板の製造方法
12か月前
三菱鉛筆株式会社
再生自然素材
10か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
9か月前
株式会社マキタ
切断工具
12か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
4か月前
デンカ株式会社
敷板
2か月前
株式会社トーアエンジニアリング
プレカット加工方法
3か月前
広平凱王圧密科技有限公司
高周波に基づく定尺圧密板
3か月前
マックス株式会社
ステープラ
5か月前
マックス株式会社
ステープラ
5か月前
マックス株式会社
ステープラ
19日前
続きを見る