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公開番号2024159364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023083485
出願日2023-04-28
発明の名称フレーム材の端部処理方法
出願人舛元木工株式会社
代理人
主分類B27M 3/00 20060101AFI20241031BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】化粧板等の板状基材を形成し、曲面加工するには、生産コスト工程が複雑で、木縁の貼り付け精度や強度の品質要求も高く不良率も高く発生している為、ネック工程とされていた。化粧合板、基材とも規格サイズより指定の寸法に裁断するため、廃棄部材が多く、材料損失を生じていた。
【解決手段】板状の木質材からなるベースプレートと、このベースプレートに張り付けられている表面化粧板と裏面化粧板とからなるフレーム材の端部の処理方法であって、前記フレーム材の長手方向の少なくとも一方側の表面化粧板を残してベースプレートを所定幅切除する切除工程と、前記表面化粧板との境目の前記切除されたベースプレートの端面部分に円弧状の湾曲面を形成する湾曲面成形工程と、前記湾曲面に前記表面化粧板を押圧して接着させる表面化粧板接着工程とからなるフレーム材の端部処理方法を特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
板状の木質材からなるベースプレートと、このベースプレートに張り付けられている表面化粧板と裏面化粧板からなるフレーム材の端部の処理方法であって、前記フレーム材の長手方向の少なくとも一方側の表面化粧板を残してベースプレートを所定幅切除する切除工程と、前記表面化粧板との境目の前記切除されたベースプレートの端面部分に円弧状の湾曲面を形成する湾曲面成形工程と、前記湾曲面に前記表面化粧板を押圧して接着させる表面化粧板接着工程とからなるフレーム材の端部処理方法。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記切除工程と前記湾曲面成形工程は、略円錐形状の切削刃によって所定幅の切除する切除工程と円弧状の湾曲面を形成する湾曲面成形工程とを同時成形することを特徴とする請求項1記載のフレーム材の端部処理方法。
【請求項3】
前記表面化粧板接着工程は、前記表面化粧板を押圧する押圧機器との間に柔軟性を有する補助板を介助させて押圧接着することを特徴とする請求項1または2記載のフレーム材の端部処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はベッドのフットボードなどのフレーム材の端部の処理方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
〔従来の工法〕
化粧板等の板状基材を形成し、曲面加工するにはフラッシュ構造体か
または板状基材の端面を円弧状に切削加工し、加工部分に化粧シートを貼り付けるか、または基材の切断部分に別加工された無垢材の面材に塗装仕上げを施した木縁面材を貼り付けることが一般的である。
しかしながら、別加工の木縁面材の加工工程は多く、複雑であり、
製材から裁断、成形加工、塗装工程と小さな部品ではあるが
生産コスト工程は複雑で、木縁の貼り付け精度や強度の品質要求も高く不良率も高く発生している為、ネック工程とされていた。
また、化粧合板、基材とも規格サイズより指定の寸法に裁断するため
廃棄部材が多く、材料損失を生じていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述のような従来技術の欠点を解決するもので従来の工法の化粧板と芯材とを別々に加工し、その後にその端部を無垢材である木縁面材を接合接着する方法に比べ、はるかに精度がよく不良率の低減化を図り、コストを削減させることを目的とする。
【0006】
また、別加工の無垢材である木縁面材の加工工程は多く複雑であり、
製材から裁断、成形加工、塗装工程と小さな部品ではあるが、
生産コスト及び工程は複雑で、品質要求も高く不良発生率も高いため。
このネック工程の削減を目的とする。
【0007】
さらに、化粧合板、基材とも規格サイズより指定の寸法に裁断するため廃棄部材が多く発生していた、切断廃棄部分を木口面に延長して
一体的に成形することで損失の削減を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、板状の木質材からなるベースプレートと、このベースプレートに張り付けられている表面化粧板と裏面化粧板とからなるフレーム材の端部の処理方法であって、前記フレーム材の長手方向の少なくとも一方側の表面化粧板を残してベースプレートを所定幅切除する切除工程と、前記表面化粧板との境目の前記切除されたベースプレートの端面部分に円弧状の湾曲面を形成する湾曲面成形工程と、前記湾曲面に前記表面化粧板を押圧して接着させる表面化粧板接着工程とからなるフレーム材の端部処理方法を特徴とする。
【0009】
また、前記切除工程と前記湾曲面成形工程は、略円錐形状の切削刃の円弧状の刃によって所定幅切除する切除工程と円弧状の湾曲面を形成する湾曲面成形工程 及び切削刃底部の切削により表面を薄く切削した単板状の部分を残す切削工程を同時成形することを特徴とする。
【0010】
また、前記表面化粧板接着工程は、前記表面化粧版を押圧する押圧機器との間に柔軟性を有する補助版(例えばゴム板)を介助させて押圧接着する事を特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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