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公開番号
2025006795
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107789
出願日
2023-06-30
発明の名称
作業機
出願人
工機ホールディングス株式会社
代理人
個人
主分類
B27B
17/12 20060101AFI20250109BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】利便性を向上する。
【解決手段】チェンソー10は給油警報部50を有しており、チェンソー10において所定の条件が満たされたときには、給油警報部50の報知部52が、ソーチェン40への給油を促す警報を報知する。具体的には、コントローラ66が、ソーチェン40の被加工材Wに対する切断回数を積算値として検知し、切断回数が上限切断回数(積算値閾値)に達するとことで所定の条件が満たされたと判断する。そして、報知部52のインジケータ部56が点灯することで、ソーチェン40への給油を作業者に対して促す。これにより、作業者が、ソーチェン40への給油切れを判断する必要がなくなり、報知部52によって、ソーチェン40への給油時期であることを作業者に自動的に知らせることができる。したがって、ソーチェン40の利便性を向上することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動源と、
前記駆動源の駆動力によって駆動して相手材に切断加工を施すソーチェンと、
報知部を含んで構成され、所定の条件が満たされたときに前記報知部による報知によって前記ソーチェンへの給油を促す給油警報部と、
を備えた作業機。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記給油警報部は、前記ソーチェンの駆動に伴って増加する積算値を検知する警報制御部を有しており、
前記警報制御部は、前記積算値が積算値閾値に達することで前記所定の条件が満たされたと判断する請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記給油警報部は、操作可能に構成された操作部を有しており、
前記操作部が操作されることで、前記警報制御部が前記積算値をリセットする請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記ソーチェンの前記相手材への切断回数を前記積算値とする請求項2に記載の作業機。
【請求項5】
前記ソーチェンの一部が、カバーによって覆われており、
前記カバーは、前記ソーチェンを覆う第1位置と前記ソーチェンを開放する第2位置との間を移動可能に構成され、前記ソーチェンの前記相手材への切断時に前記相手材によって前記第1位置と前記第2位置との間を一往復し、
前記給油警報部は、前記カバーの往復回数を検出する検出部を有しており、
前記警報制御部は、前記検出部による前記カバーの往復回数に基づいて、前記積算値を算出する請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記駆動源の駆動時間を前記積算値とする請求項2に記載の作業機。
【請求項7】
前記駆動源は、モータであり、
所定時間毎に前記モータに流れた電流値を積算した積算電流値を前記積算値とする請求項2に記載の作業機。
【請求項8】
前記駆動源は、モータであり、
前記給油警報部は、前記モータに流れる電流値を検知する警報制御部を有しており、
前記警報制御部は、前記モータに流れた電流値が所定の電流範囲にある状態が所定時間維持されると、前記所定の条件が満たされたと判断する請求項1に記載の作業機。
【請求項9】
前記報知部は、インジケータ部を有しており、前記所定の条件が満たされたときに、前記インジケータ部が点灯又は点滅する請求項1に記載の作業機。
【請求項10】
前記所定の条件が満たされたときには、前記駆動源の駆動が停止される請求項1に記載の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、オイルタンクを備えたチェンソー(作業機)が開示されている。このチェンソーでは、オイルタンクがソーチェンの後端部の近傍に設けられている。また、チェンソーは、照明手段(LED)を有しており、照明手段によって、ソーチェンの周囲及びオイルタンクが照明される。このため、照明手段によって、ソーチェンの周囲を照明しつつ、オイルタンク内のオイルの残量を確認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-163326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、チェンソー等の作業機では、軽量化や構造の簡略化を目的として、オイルタンクの省略が要望されている。オイルタンクを省略したチェンソーでは、作業者によってソーチェンにオイルを給油する必要があるが、チェンソーの使用状況等を踏まえて、作業者がソーチェンへの給油時期を判断することになる。このため、チェンソーの利便性が低下する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、利便性を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、駆動源と、前記駆動源の駆動力によって駆動して相手材に切断加工を施すソーチェンと、報知部を含んで構成され、所定の条件が満たされたときに前記報知部による報知によって前記ソーチェンへの給油を促す給油警報部と、を備えた作業機である。
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記給油警報部は、前記ソーチェンの駆動に伴って増加する積算値を検知する警報制御部を有しており、前記警報制御部は、前記積算値が積算値閾値に達することで前記所定の条件が満たされたと判断する作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記給油警報部は、操作可能に構成された操作部を有しており、前記操作部が操作されることで、前記警報制御部が前記積算値をリセットする作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ソーチェンの前記相手材への切断回数を前記積算値とする作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ソーチェンの一部が、カバーによって覆われており、前記カバーは、前記ソーチェンを覆う第1位置と前記ソーチェンを開放する第2位置との間を移動可能に構成され、前記ソーチェンの前記相手材への切断時に前記相手材によって前記第1位置と前記第2位置との間を一往復し、前記給油警報部は、前記カバーの往復回数を検出する検出部を有しており、前記警報制御部は、前記検出部による前記カバーの往復回数に基づいて、前記積算値を算出する作業機である。
(【0011】以降は省略されています)
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