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公開番号2025144478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024061774
出願日2024-03-19
発明の名称木材の連結構造
出願人株式会社 川上製作所
代理人
主分類B27M 3/00 20060101AFI20250925BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】簡易な構造であっても、一対の木材の端面同士を密接させることにより、連結強度を高くすることができる木材の連結構造を提供する。
【解決手段】木材の連結構造は、一方の木材1と他方の木材2の端部同士を当接して連結する構造であって、端部には延出部1a、2aが形成され、この先端に当接突部を形成するとともに、基端に当接突部を嵌合して当接させる当接凹部を形成し、延出部1a、2aには、ダボ3を挿入するダボ孔1dが板厚方向に形成し、ダボ孔1dは、一方の木材1のダボ孔1dにダボ3を挿入した状態で、他方の木材2のダボ孔を当接凹部側に偏奇させた位置に形成し、一方の木材1と他方の木材2のダボ孔1dにダボ3を挿入したとき、ダボ孔1dの中心が一致するように当接突部を当接凹部の方向に変位させて互いに押圧させるようにしている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方の木材と他方の木材の端部同士を当接して連結する木材の連結構造であって、
前記端部には延出部が形成され、前記延出部の先端に当接突部を形成するとともに、基端に前記当接突部を嵌合して当接させる当接凹部を形成し、
前記延出部には、ダボを挿入するダボ孔が板厚方向に形成し、
前記ダボ孔は、前記一方の木材の前記ダボ孔に前記ダボを挿入した状態で、前記他方の木材の前記ダボ孔を前記当接凹部側に偏奇させた位置に形成し、
前記一方の木材と前記他方の木材の前記ダボ孔に前記ダボを挿入したとき、前記ダボ孔の中心が一致するように前記当接突部を前記当接凹部の方向に変位させて互いに押圧させることを特徴とする木材の連結構造。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記一方の木材と前記他方の木材の各前記延出部は同形状に形成され、前記延出部は内面を平坦に形成するとともに、板厚を前記木材の厚さの2分の1に形成した請求項1に記載の木材の連結構造。
【請求項3】
前記延出部の前記当接突部と前記当接凹部は、両者を当接させたとき、板厚方向の変位を阻止するように角状又は半円状に形成して嵌合させる請求項1に記載の木材の連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一対の木材の端部同士を当接して連結する木材の連結構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
規格化された市販の木材よりも長尺な用材が必要な場合、あるいは、現存する複数の木材を用いて必要な長さの用材を得る場合、従来から、複数の木材を継ぎ合わせるようにしていた。
【0003】
従来から、木材の継ぎ手に関する多種の技法が知られている。一対の木材の端部同士を当接して連結する手段として、例えば、特許第3011692号公報(特許文献1)には、木製ダボの両端を、互いに連結される木材の連結穴に嵌入して、ダボを介して木材を連結することが開示されている。また、特開2003-227182号公報(特許文献2)には、一対の木材の端部にスリットを形成し、このスリットに鋼製のプレートを挿入した後、木材と鋼製のプレートに形成した貫通穴に継手用ボルトを挿入し、継手用ナットにより締結することにより、一対の木材を連結することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3011692号公報
特開2003-227182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1(特許第3011692号公報)に示された木材の連結構造は、一対の木材の端面に各々長手方向に形成された連結穴にダボを入れ、ダボに吸い込ませた接着材により膨張させて連結穴の内面に密着して接着材によって連結させている。この特許文献1に開示された連結構造は、木材の長手方向に入れたダボのみによって連結しているため、長手方向の引っ張り強度が小さく、しかも、一対の木材を屈曲した場合には小径のダボへの負荷が大きくなるために破断してしまう問題が生ずる。さらに、ダボに吸い込ませた接着材が乾燥し固化するまでに長時間が必要であり、作業性が悪化する問題がある。
【0006】
一方、特許文献2(特開2003-227182号公報)に示された木材の連結構造は、一対の木材の端部に形成したスリットに鋼製のプレートを挿入してボルトとナットにより連結している。このように鋼製のプレート及びボルトとナットを使用した場合には、コストが大きくなり、しかも、ボルトとナットの締結作業が必要なために、作業性が悪い問題がある。さらに、木材のスリットに形成した挿入穴の位置と鋼製のプレートに形成した挿入穴の位置に誤差が生じた場合には、一対の木材の両端面の間に隙間が生じてしまう問題がある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構造であっても、一対の木材の端面同士を密接させることにより、連結強度を高くすることができる木材の連結構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明による木材の連結構造は、一方の木材と他方の木材の端部同士を当接して連結する連結構造であって、前記端部には延出部が形成され、前記延出部の先端に当接突部を形成するとともに、基端に前記当接突部を嵌合して当接させる当接凹部を形成し、前記延出部には、ダボを挿入するダボ孔が板厚方向に形成し、前記ダボ孔は、前記一方の木材の前記ダボ孔に前記ダボを挿入した状態で、前記他方の木材の前記ダボ孔を前記当接凹部側に偏奇させた位置に形成し、前記一方の木材と前記他方の木材の前記ダボ孔に前記ダボを挿入したとき、前記ダボ孔の中心が一致するように前記当接突部を前記当接凹部の方向に変位させて互いに押圧させることを要旨としている。
【0009】
また、前記一方の木材と前記他方の木材の各前記延出部は同形状に形成され、前記延出部は内面を平坦に形成するとともに、前記前記延出部の板厚を前記木材の厚さの2分の1に形成することが望ましい。
【0010】
さらに、前記延出部の前記当接突部と前記当接凹部は、両者を当接させたとき、板厚方向の変位を阻止するように角状又は半円状に形成して嵌合させるようにしている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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