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公開番号
2025122860
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018565
出願日
2024-02-09
発明の名称
エアコンプレッサ
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
F04B
41/02 20060101AFI20250815BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】フィルタの外面に堆積した粉塵を効率良く除去できるフィルタ清掃機構を備えたエアコンプレッサが必要とされている。
【解決手段】エアコンプレッサ1は、吸気口31bを覆うフィルタ32を有する。エアコンプレッサ1は、フィルタ32を外側から覆うカバー33を有する。エアコンプレッサ1は、圧縮エアを蓄えるタンクから延出する清掃用配管16を有する。エアコンプレッサ1は、清掃用配管16と連結されてフィルタ32とカバー33の間に圧縮エアを導入する清掃用吸気口34cを有する。エアコンプレッサ1は、フィルタ32とカバー33の間から圧縮エアを排出する清掃用排出口33bを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
エアコンプレッサであって、
吸気口を覆うフィルタと、
前記フィルタを外側から覆うカバーと、
圧縮エアを蓄えるタンクから延出する清掃用配管と、
前記清掃用配管と連結されて前記フィルタと前記カバーの間に圧縮エアを導入する清掃用吸気口と、
前記フィルタと前記カバーの間から圧縮エアを排出する清掃用排出口を有するエアコンプレッサ。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエアコンプレッサであって、
前記清掃用排出口は、前記フィルタへ外気を導入する際の導入口を兼ねるエアコンプレッサ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエアコンプレッサであって、
前記カバーは、前記清掃用配管を前記フィルタと前記カバーの間で開口するように連結する連結管部を有するエアコンプレッサ。
【請求項4】
請求項3に記載のエアコンプレッサであって、
前記フィルタと前記カバーの間には、前記連結管部と連通する蓄圧通路が設けられるエアコンプレッサ。
【請求項5】
請求項4に記載のエアコンプレッサであって、
前記蓄圧通路には、流路に沿って前記清掃用吸気口が複数設けられるエアコンプレッサ。
【請求項6】
請求項5に記載のエアコンプレッサであって、
前記フィルタと前記カバーが起立して配置され、
前記カバーの上部に前記清掃用吸気口が設けられ、
前記清掃用吸気口よりも下方に前記清掃用排出口が設けられるエアコンプレッサ。
【請求項7】
請求項5に記載のエアコンプレッサであって、
前記蓄圧通路は、前記カバーの内側面中心領域に設けられ、
前記清掃用吸気口が前記蓄圧通路から前記カバーの外周に向けて開口し、
前記清掃用排出口が前記カバーの前記外周に設けられるエアコンプレッサ。
【請求項8】
請求項7に記載のエアコンプレッサであって、
前記複数の清掃用吸気口は、前記カバーの周方向に均等の間隔で配置されるエアコンプレッサ。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載のエアコンプレッサであって、
前記清掃用排出口は、前記清掃用吸気口の開口延長線上に位置するエアコンプレッサ。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1つに記載のエアコンプレッサであって、
前記清掃用吸気口と前記清掃用排出口は、前記フィルタの外面に沿うように開口するエアコンプレッサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば圧縮エア駆動式の釘打機やエアダスタ等のエアツールに圧縮エアを供給するエアコンプレッサに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来提供されているエアコンプレッサは、例えば圧縮空気を生成するレシプロ式の圧縮機構を有する。圧縮機構は、モータの回転出力をクランク機構によってシリンダ内のピストンの往復動に変換する。外気をピストンで圧縮することで圧縮エアが生成される。圧縮機構で生成された圧縮エアはタンクに貯留される。タンクに貯留された圧縮エアは、例えば圧縮エア駆動式の釘打機やエアダスタ等のエア工具に供給される。
【0003】
圧縮エアを生成する際、クランク機構を収容するクランクケース内に外気が導入される。クランクケース内へ外気を導入する吸気部には、クランクケースの内外を連通する吸気口と、吸気口を覆うフィルタが設けられる。フィルタは、導入する外気に含まれる粉塵等が吸気口からクランクケース内へ進入することを防ぐ。また、フィルタは、クランク機構の動作音がクランクケース外へ漏れることを抑制する。そのためフィルタには、例えば所定以上の厚みの羊毛フェルト等が用いられる。
【0004】
エアコンプレッサを繰り返し使用すると、フィルタの外面に粉塵が堆積する。堆積した粉塵によってフィルタが目詰まりすると、フィルタの通気性が損なわれる。フィルタの通気性が損なわれたままエアコンプレッサを使用すると、例えばフィルタの外周縁とクランクケースとの間から外気と粉塵がクランクケース内に進入してしまう場合がある。フィルタの目詰まりを抑制するためのフィルタ清掃機構が従来提案されている。特許文献1に記載のフィルタ清掃機構は、エアコンプレッサの運転停止操作に連動してタンク内に貯留された圧縮空気をフィルタに吹き付ける。運転停止操作は、例えば主電源スイッチをオフにする操作である。そのため電源に接続した状態でないとフィルタ清掃機構を作動させることができず、例えば作業現場から離れた所でフィルタを清掃することができない。また、不意に主電源スイッチを操作してしまった時にもフィルタ清掃機構が作動してしまう。
【0005】
特許文献2に記載のフィルタ清掃機構は、タンク内に貯留された圧縮空気をクランクケース内へ逆噴させる。これによりクランクケースの吸気口を介してフィルタの内面側から外面側へと逆噴流を流して外面に堆積した粉塵を吹き飛ばす。しかしながらフィルタは、音漏れを抑制するために厚い羊毛フェルトで設けられる。そのためフィルタの外面に堆積した粉塵を内面側から吹き飛ばすためには、逆噴流のエア圧を高くしかつ流量を大きくする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7005765号公報
特開2015-127506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがってフィルタの外面に堆積した粉塵を効率良く除去できるフィルタ清掃機構を備えたエアコンプレッサが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの特徴によるとエアコンプレッサは、吸気口を覆うフィルタを有する。エアコンプレッサは、フィルタを外側から覆うカバーを有する。エアコンプレッサは、圧縮エアを蓄えるタンクから延出する清掃用配管を有する。エアコンプレッサは、清掃用配管と連結されてフィルタとカバーの間に圧縮エアを導入する清掃用吸気口を有する。エアコンプレッサは、フィルタとカバーの間から圧縮エアを排出する清掃用排出口を有する。
【0009】
したがってタンクから清掃用配管と清掃用吸気口を介してフィルタとカバーの間の領域に圧縮エアを導入する。これによりフィルタの外面上で圧縮エアを流して堆積した粉塵を吹き飛ばすことができる。吹き飛ばされた粉塵は、清掃用排出口から速やかにフィルタの周囲から除去できる。しかもエアコンプレッサが電源に接続されていない場合でも、例えば清掃用配管にバルブやコック等を連結することで、機械的動作または手動によって圧縮エアをタンクから清掃用吸気口へ導入できる。かくしてフィルタの外面に堆積した粉塵を効率良く除去できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施例に係るエアコンプレッサを右前方から見た斜視図である。
本体カバーを外したエアコンプレッサを左後方から見た斜視図である。
本体カバーと冷却ファンを外したエアコンプレッサの左側面図である。
図3中のIV-IV線断面におけるエアコンプレッサの断面図である。
図4中のV-V線断面矢視図である。
吸気部を左後方から見た分解斜視図である。
吸気部を右前方から見た分解斜視図である。
図3中のVIII-VIII線断面における吸気部の断面図である。
図8中のIX-IX線断面矢視図である。
図8中のX-X線断面矢視図である。
第2実施例に係るエアコンプレッサの本体カバーと冷却ファンを外した左側面図である。
吸気部を右前方から見た分解斜視図である。
図11中のXIII-XIII線断面における吸気部の断面図である。
図13中のXIV-XIV線断面矢視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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