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公開番号2025062056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025016695,2023037636
出願日2025-02-04,2018-08-06
発明の名称積層シート
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 3/10 20060101AFI20250404BHJP(積層体)
要約【課題】電線が固定される第1シート部材に第2シート部材を重ね合せてしっかり固定できるようにすることを目的とする。
【解決手段】積層シート30は、第1シート部材32と、前記第1シート部材32の他方主面側に固定された第2シート部材36と、を備え、前記第1シート部材32と前記第2シート部材36との一方に、他方が溶けて充填可能な空間38が形成され、第1シート部材32と第2シート部材との他方が、一方の空間38に溶けて充填されて固化した状態で、第1シート部材32と第2シート部材36とが重ね合されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1シート部材と、
前記第1シート部材の他方主面側に固定された第2シート部材と、
を備え、
前記第1シート部材と前記第2シート部材との一方に、他方が溶けて充填可能な空間が形成され、
前記第1シート部材と前記第2シート部材との前記他方が、前記一方の前記空間に溶けて充填された固化した状態で、前記第1シート部材と前記第2シート部材とが重ね合されている、積層シート。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の積層シートであって、
前記第1シート部材と前記第2シート部材のうち前記一方の融点が、前記他方の融点よりも高い、積層シート。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の積層シートであって、
前記第1シート部材は、内部が一様に埋ったシート状の部材であり、
前記第2シート部材は、複数の繊維を含み、前記複数の繊維の間に前記空間が形成された不織シート部材であり、
前記第1シート部材が溶けて、前記不織シート部材の前記空間に充填されて固化した状態で、前記第1シート部材と前記不織シート部材とが重ね合されている、積層シート。
【請求項4】
請求項3に記載の積層シートであって、
前記不織シート部材のうち前記第1シート部材側の前記空間に前記第1シート部材が溶けて充填されて固化しており、
前記不織シート部材のうち前記第1シート部材から離れた部分では前記空間が残存している、積層シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、線状伝送部材とシート部材とを備える配線部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、被覆電線を軟質樹脂シート上に平行に並べる構成を開示している。被覆電線と軟質樹脂シートとを結合する手段としては、加熱加圧溶着手段等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭58-192408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
軟質樹脂シートとしては、被覆電線との結合に適した材質のものを選定することが好ましい。例えば、被覆電線と軟質樹脂シートとを加熱加圧溶着手段で結合することを想定する。この場合、軟質樹脂シートとしては、被覆電線の被覆が容易に溶着するもの、例えば、被覆の樹脂材料と同じ樹脂を用いることが好ましい。
【0005】
しかしながら、軟質樹脂シートとして、被覆電線との結合に適したものを選定すると、他の性能に劣ることがあり得る。この場合に、軟質樹脂シートに他のシートを重ね合せて、当該他の性能を補うことが考えられる。
【0006】
ところが、軟質樹脂シートと他のシートとの材質の組合せ等によっては、両者を重ね合せてしっかり固定できない場合があり得る。
【0007】
そこで、本発明は、電線が固定される第1シート部材に第2シート部材を重ね合せてしっかり固定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、積層シートは、第1シート部材と、前記第1シート部材の他方主面側に固定された第2シート部材と、を備え、前記第1シート部材と前記第2シート部材との一方に、他方が溶けて充填可能な空間が形成され、前記第1シート部材と前記第2シート部材との前記他方が、前記一方の前記空間に溶けて充填された固化した状態で、前記第1シート部材と前記第2シート部材とが重ね合されているものである。
【発明の効果】
【0009】
第1シート部材と第2シート部材との一方の空間に他方が溶けて充填されて固化した状態で、第1シート部材と第2シート部材とが重ね合されているため、第1シート部材と第2シート部材とをしっかりと重ね合せて固定することができる。また、第1シート部材と第2シート部材とを化学的な相互作用による接着性の良否とは関係無く、重ね合せることができるため、例えば、第1シート部材を他の部材への固定に適した材料とし、第2シート部材を他の機能確保に適した構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る配線部材を示す概略斜視図である。
図1のII-II線における部分断面図である。
配線部材を製造する一工程を示す説明図である。
第1変形例に係る配線部材を示す概略斜視図である。
第2変形例に係る配線部材を示す概略斜視図である。
同上の変形に係る配線部材を示す部分断面図である。
配線部材に熱によって変色する材料を設けた例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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