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公開番号2024135648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046436
出願日2023-03-23
発明の名称内装材
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 1/00 20240101AFI20240927BHJP(積層体)
要約【課題】表皮体を安定して基材に取り付けできるとともに、外観性を良好に保つことができる内装材を提供する。
【解決手段】内装材1は、基材本体部10と、基材本体部10の端縁部から基材本体部10の表側とは反対側に折り返された折り返し部11と、を有する基材3と、基材3の表側の少なくとも一部を覆い、端末部が折り返し部11の表面側から裏面側に折り返されて基材3に固定される表皮体4と、を備える。基材3は、少なくとも一部が基材本体部10の裏側に位置し、表皮体4の端末部の折り返し角度を緩和する緩和部30を有する。表皮体4の端末部は、折り返し部11から緩和部30に亘り折り返され、緩和部30にて基材3に溶着されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材本体部と、この基材本体部の端縁部からこの基材本体部の表側とは反対側に折り返された折り返し部と、を有する基材と、
この基材の表側の少なくとも一部を覆い、端末部が前記折り返し部の表面側から裏面側に折り返されて前記基材に固定される表皮体と、を備え、
前記基材は、少なくとも一部が前記基材本体部の裏側に位置し、前記表皮体の前記端末部の折り返し角度を緩和する緩和部を有し、
前記表皮体の前記端末部は、前記折り返し部から前記緩和部に亘り折り返され、前記緩和部にて前記基材に溶着されている
ことを特徴とする内装材。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
緩和部は、表皮体の端末部の折り返し角度を、基材本体部に対する折り返し部の裏側の折り返し角度より小さくする
ことを特徴とする請求項1記載の内装材。
【請求項3】
緩和部は、基材本体部と折り返し部との裏側に亘り突出する複数のリブである
ことを特徴とする請求項1または2記載の内装材。
【請求項4】
緩和部は、表皮体の端末部の折り返し方向に沿って形成され、その交差方向に複数並んで配置されている
ことを特徴とする請求項3記載の内装材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基材の表側の少なくとも一部を表皮体により覆う内装材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基材の表面を表皮体により覆って構成された内装材がある。このような内装材において、基材の端縁部が表面とは反対側へ折り返されており、表皮体の端末部を基材の端縁部の表側から裏側にかけて這わせ、基材の裏側において、折り返された端縁部の基端部近傍で溶着固定し、表皮体の剥がれを防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-272828号公報 (第4-6頁、図1-6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基材の折り返し端縁部の先端から基材の裏側へ折り返す表皮体は必要以上に長くしないので、例えば腰が強いものなど、貼り付ける表皮体の種類によっては、端縁部の表側から裏側に折り返した後の基材の裏面側形状に這わせて貼り付けにくい。その場合、表皮体と基材裏面側との間に浮きが生じてしまったり、表皮体裏面に接着剤が塗布されていても捲れ上がってしまったりする。
【0005】
基材と表皮体とは最終的に溶着を行うため、接着剤による貼り付けはあくまで仮固定ではあるものの、表皮体と基材との間に浮きが生じている状態で溶着を行うと、固着される前に表皮体がずれ動いて、表側にまでその影響が及ぶことも考えられ、また、表皮体が捲れ上がってしまうと安定して溶着作業が行えなくなり、いずれの状態においても外観性や作業性を損なう恐れがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、表皮体を安定して基材に取り付けできるとともに、外観性を良好に保つことができる内装材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の内装材は、基材本体部と、この基材本体部の端縁部からこの基材本体部の表側とは反対側に折り返された折り返し部と、を有する基材と、この基材の表側の少なくとも一部を覆い、端末部が前記折り返し部の表面側から裏面側に折り返されて前記基材に固定される表皮体と、を備え、前記基材は、少なくとも一部が前記基材本体部の裏側に位置し、前記表皮体の前記端末部の折り返し角度を緩和する緩和部を有し、前記表皮体の前記端末部は、前記折り返し部から前記緩和部に亘り折り返され、前記緩和部にて前記基材に溶着されているものである。
【0008】
請求項2記載の内装材は、請求項1記載の内装材において、緩和部は、表皮体の端末部の折り返し角度を、基材本体部に対する折り返し部の裏側の折り返し角度より小さくするものである。
【0009】
請求項3記載の内装材は、請求項1または2記載の内装材において、緩和部は、基材本体部と折り返し部との裏側に亘り突出する複数のリブであるものである。
【0010】
請求項4記載の内装材は、請求項3記載の内装材において、緩和部は、表皮体の端末部の折り返し方向に沿って形成され、その交差方向に並んで配置されているものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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