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公開番号
2025055564
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164917
出願日
2023-09-27
発明の名称
機能性二軸延伸ポリプロピレンシート、その製造方法、及び成形品
出願人
株式会社エフピコ
代理人
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250401BHJP(積層体)
要約
【課題】加飾性に代表される機能性付与層の接着性に優れ、かつ、剛性と靭性に優れた二軸延伸ポリプロピレン積層シート及びその成形品を提供する。
【解決手段】機能発現層(x1)を一方の表面に有する樹脂フィルム(α)と、機能発現層(x2)を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)とを、前記(x1)層及び(x2)層が接するように重ね合わせた多層フィルム(X)を、二軸延伸ポリプロピレンシート(Y)の少なくとも一方の表面に、前記前記(β)中の二軸延伸ポリプロピレンフィルムが接する様に積層した積層体とし、これを加熱融着させてなることを特徴とする機能性二軸延伸ポリプロピレンシート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機能発現層(x1)を一方の表面に有する樹脂フィルム(α)と、
機能発現層(x2)を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)とを、
前記(x1)層及び(x2)層が接するように重ね合わせた多層フィルム(X)を
二軸延伸ポリプロピレンシート(Y)の少なくとも一方の表面に、前記前記(β)中の二軸延伸ポリプロピレンフィルムが接する様に積層した積層体とし、これを加熱融着させてなることを特徴とする機能性二軸延伸ポリプロピレンシート。
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【請求項2】
前記樹脂フィルム(α)が、樹脂フィルムの一方の表面に、機能発現層(x1)として加飾層を有するものであって、かつ、前記二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)が、機能発現層(x2)として加飾層を有するものである請求項1記載の機能性二軸延伸ポリプロピレンシート。
【請求項3】
前記機能発現層(x1)が、ウレタン系インキ又はハロゲン化ポリオレフィン系インキの印刷層であり、かつ、機能発現層(x2)が、ウレタン系インキ又はハロゲン化ポリオレフィン系インキの印刷層である請求項2記載の機能性二軸延伸ポリプロピレンシート。
【請求項4】
前記樹脂フィルム(α)を構成する樹脂フィルムが、ポリプロピレンフィルムである請求項3記載の機能性二軸延伸ポリプロピレンシート。
【請求項5】
前記二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)が、二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなるa層と、融点110~180℃のオレフィン系樹脂からなるb層又は酸基含有ポリオレフィン系樹脂からなるc層とから構成され、かつ、該b層又はc層上に印刷層が形成されている請求項4記載の機能性二軸延伸ポリプロピレンシート。
【請求項6】
二軸延伸ポリプロピレンシート(Y)が、二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなるa層と、融点110~180℃のオレフィン系樹脂からなるb層とが交互に積層された構造を有する多層シート(Y2)である請求項5記載の多層シート。
【請求項7】
前記多層シート(Y2)が、前記a層を構成する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)と、その少なくとも一方の表面に前記b層を構成する二軸延伸オレフィン系樹脂フィルム(B)が積層された多層二軸延伸フィルム(y1)を複数毎重ね熱融着することによって形成されるものであり、かつ、
該多層二軸延伸フィルム(y1)におけるMD方向の延伸倍率が2.8~8倍、TD方向の延伸倍率が2.5~12倍のものである、請求項6記載の多層シート。
【請求項8】
前記多層二軸延伸フィルム(y1)が、前記二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)の両表面に前記二軸延伸オレフィン系樹脂フィルム(B)を含むBAB型フィルムであり、かつ、その厚み30~400μmの2種3層フィルムであり、
前記多層シート(Y2)は、前記多層二軸延伸フィルム(y1)を2~60枚積層してなる、請求項7記載の多層シート。
【請求項9】
機能発現層(x1)を一方の表面に有する樹脂フィルム(α)と、機能発現層(x2)を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)と、二軸延伸ポリプロピレンシート(Y)とを、前記(x1)層及び(x2)層が接するように、かつ、前記二軸延伸ポリプロピレンシート(Y)の少なくとも一方の表面に、前記(β)中の二軸延伸ポリプロピレンフィルムが接する様に積層した積層体とし、これを加熱融着させることを特徴とする機能性二軸延伸ポリプロピレンシートの製造方法。
【請求項10】
前記機能発現層(x1)を一方の表面に有する樹脂フィルム(α)と、前記機能発現層(x2)を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)と、前記二軸延伸ポリプロピレンシート(Y)とを重ね合わせ、多層シート前駆体(pMS)を形成する準備工程と、
前記多層シート前駆体(pMS)を加熱しながら、面で加熱プレスするプレス工程と、
を含む、請求項9記載の機能性二軸延伸ポリプロピレンシートの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性フィルムが貼合された二軸延伸ポリプロピレン積層シート、及びその成形品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、加飾フィルムを用いた塗装レス化の開発が進んでおり、ポリプロピレンを基材としその表面に印刷により加飾層を設けた加飾フィルムが、ポリプロピレンが安価、成形性、軽量、かつリサイクル容易である点から着目されている(例えば特許文献1参照)。かかるポリプロピレン基材を用いた加飾フィルムは、通常、基材層を金型面に設置し、加飾層側にインジェクション方式で樹脂を流し込む所謂インモールド成形品として使用されている。
【0003】
他方、インジェクションによる成形品よりもより剛性が高く、靭性に優れるポリプロピレン成形品を製造する技術として、高融点ポリプロピレンフィルムの両表層に低融点ポリプロピレンフィルムが位置する2種3層の延伸ポリプロピレンフィルムを複数枚積層し、加熱貼合することにより成形可能な積層シートとする技術が開示されている(特許文献2参照)。
【0004】
しかしながら、斯かる二軸延伸ポリプロピレンフィルムを複数積層しそれらを熱融着させた二軸延伸ポリプロピレン積層シートに意匠性を付与すべく、例えば、特許文献1に記載されているような加飾フィルムの印刷面を前記積層シートに接するように配して熱融着させても、印刷層と二軸延伸ポリプロピレン積層シート表面との接着性に劣ることから、塗装レスに寄与する意匠性を付与することが困難なものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第677095号公報
国際公開第2020/75755号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って本発明が解決しようとする課題は、加飾性に代表される機能性付与層の接着性に優れ、かつ、剛性と靭性に優れた二軸延伸ポリプロピレン積層シート及びその成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、加飾性に代表される機能性付与層を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルムの2枚以上を機能性付与層同士が接するように基材を構成する複数枚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムと積層し、熱融着させることにより機能性付与層同士の密着性が改善され、機能性付与層に起因する機能発現と、剛性、靭性とを兼備した二軸延伸ポリプロピレンフィルムが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明は、機能発現層(x1)を一方の表面に有する樹脂フィルム(α)と、機能発現層(x2)を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(β)とを、前記(x1)層及び(x2)層が接するように重ね合わせた多層フィルム(X)を
二軸延伸ポリプロピレンシート又はその前駆体(Y)の少なくとも一方の表面に、前記前記(I-B)中のポリプロピレンフィルムが接する様に積層した積層体とし、これを加熱融着させてなることを特徴とする機能性二軸延伸ポリプロピレンシートに関する。
【0009】
本発明は、更に、前記した機能性二軸延伸ポリプロピレンシートの成形品に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、加飾性に代表される機能性付与層の接着性に優れ、かつ、剛性と靭性に優れた二軸延伸ポリプロピレン積層シート及びその成形品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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